26日(日)、今日は陸上自衛隊青野原駐屯地創設48周年記念行事、加東市家庭バレーボール連盟会長杯争奪大会が行われ、出席した。
8時30分には加東市河高の滝野総合運動公園体育館スカイピアに。連盟ができてから37年が経ち、選手の高齢化が進み、年々参加チームが減少。今日は2チームだった。それでも長谷川会長の明るく楽しい挨拶で開幕した。
9時30分頃には小野市桜台の陸上自衛隊青野原駐屯地に。10時から記念行事が始まった。栗田司令による観閲、車輌部隊の観閲行進、音楽隊の演奏、挌闘演技、訓練展示が行われた。格闘展示では、今年、女性隊員も訓練の成果を披露した。また、訓練展示では、ドローンによる偵察に始まり、地対空誘導弾部隊、化学防護車、機動戦闘車、榴弾砲々が等が出動し、青野原に侵入してきた敵を掃討した。榴弾砲や戦闘車の射撃では、轟音、空気振動で全身が圧倒された。また、初めて化学防護車、除染車が登場した。これらは伊丹市の千僧駐屯地の特殊武器防護隊の車輌だ。
実は、その隊長が教師時代の教え子、橋本知尚2等陸佐だった。式が始まる前、来賓控室で懐かしい出会いがあった。兵庫教育大学附属中学校に勤務していた時の教え子で、3年生の社会科公民の時間の自衛力に関する授業の思い出を語ってくれた。立派な自衛官、幹部になって活躍している姿に感激した。あの当時、青野原駐屯地の広報室から自衛隊関係のビデオテープや資料を借りて、授業をしたことを思い出した。教師から県会議員となった今も、自衛隊の応援団として活動していることに不思議な縁を感じた。
今回も、第3音楽隊が素晴らしい演奏を披露した。観閲行進の演奏は、神宮外苑での学徒出陣壮行会の行進曲、「抜刀隊」で始まった。「我は官軍我わが敵は 天地容いれざる朝󠄁敵ぞ 敵の大將たる者󠄁は 古今無雙󠄁の英雄で これに從ふつはものは 共に慓悍決死の士 ・・・」の歌詞を口ずさんでしまうほど、好きな曲だ。西南の役の時のもので、古今無双の英雄とは西郷隆盛のこと。
訓練展示終了後、屋内で行われた祝賀会では、栗田司令が明るい駐屯地づくりを心掛けていると挨拶し、また、第19代司令が、青野原駐屯地は、全国の駐屯地で初めて、米軍基地などの跡地ではなく、陸軍、自衛隊の演習場に自衛隊員によって建設された駐屯地であり、駐屯地の地名の桜台も自衛隊員が名付けたものであると、その由来を語った。今、日本の安全保障環境は戦後一番厳しいものであり、国防の本務はもちろん、頻発する自然災害の救援活動にも自衛隊は活躍し、高い信頼を得ている。県議会でも自民党は防衛議員連盟を組織し、自衛隊を応援している。今日は、観閲時、新入隊員の紹介もあった。自衛官募集が難しい昨今だが、入隊して短期間の訓練できびきびとした動作ができるようになっていた。これからも応援していきたい。