百聞百見

ふじもと百男の政治活動日記

加東で質問準備の一日、立志式を思い出す

2021年02月05日 05時17分56秒 | 日記
 4日(木)、朝の登校見守りに立ったあと、事務所と自宅で一日を過ごした。2月議会の代表質問の準備。緊急事態延長、特措法改正、ワクチン接種など、コロナをめぐる状況が日々変化しており、関連資料に目を通す。在宅ということもあってか、朝からひっきりなしに電話が続いた。議会事務局、県民局からの日程調整や同僚議員からの情報提供、地元区長さんからの相談、友人からの問い合わせ等々。
 兵庫教育大学の附属中学校に勤務していた頃、立春の節目に合わせ、2年生が昔の武士の元服を模して、大人への成長の自覚を持つための儀式として、「立志式」を行っていた。最初は「立春式」と呼んでいたが、より趣旨を明確にする意味で改称した。子供から大人への自覚をもち、責任ある生き方をしていく契機となるように、式とともに記念講演を行っていた。講師には、各分野で活躍されていた方々をお招きし、生き方を語っていただいた。また、立志式に合わせて道徳や特別活動の時間に事前学習を行い生徒に立志式を迎える心構えを持たせるように工夫した。その一つに幕末の英傑、橋本左内の「啓発録」を資料とし、「稚心を去る」を読みながら自覚を促した。
 立春の頃になると、立志式を思い出す。学校教育では、児童生徒の成長発達の各段階でこうした節目の行事が工夫されており、子供も親もこうした行事を通して成長を実感する機会となる。しかし、このコロナ禍でそうした機会も減ったり、無くなったりしていると思うと残念だ。行事には、オンラインでは味わえない実体験による効果がある。早くコロナが収束することを願うばかりだ。
 今日は県下で111人の新規感染者があった。明日は、県議会コロナ対策調整会議が開かれる。

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