ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

朝の善龍院

2013年10月27日 06時22分55秒 | Weblog
 写真は加東市社の市街地にある善龍院の庚申堂と本堂です。善龍院の由来は、10世紀中ごろ、藤原敏行が霊夢によって彫った青面金剛を弁恵僧都が背負ってこの地に持ち来たって寺院を建立したと伝えられています。
 庚申堂にはこの青面金剛大明王、すなわち庚申さまが安置され、開運、厄除け、五穀豊穣、無病の守り本尊として信仰を集めています。
 善龍院は、涌羅野山慈眼寺善龍院の寺号をもち真言宗のお寺として、また、庚申寺として初庚申には多くの人々が参詣するほか、赤穂藩の浅野氏の分家である家原浅野氏の菩提所として代々の領主の位牌が納められていることでも知られています。寺の西の山の斜面には四国八十八ヶ所霊場巡りが出来ます。
 まだ人気のない早朝の善龍院の境内は静寂そのものでした。
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