ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

昭和8年-郷土出身兵の町葬 ①

2013年03月31日 05時15分31秒 | Weblog
 昭和8年(1933)、郷土出身兵の戦死に際し、町葬が執行されました。その始終を当時の文書綴から見てみたいと思います。
 遺骨が帰還するのは5月10日、そして町葬は13日に執り行われています。5月3日に役場で協議が行われ、出迎え、葬儀の段取りが整えられていきます。
 まず、協議会開催通知を紹介します。


昭和八年五月三日
              社町長 石井市太郎
社区長 殿

   町葬施行ニ関シ協議会ノ件通知

先般山東省安ニ於テ名誉ノ戦死セラレタル末永忠男氏ノ遺骨モ近々中ニ帰還スル様其ノ筋ヨリ通牒有之候ニ付ハ茲ニ本人ノ英霊ヲ弔フ為メ町葬相営ミ度又完全ニ終了スルニハ諸士ノ協力援助得度ク存シ候間御多要中ニハ候ヘ共モ左記日時ニ御参集相煩度
此段及御案内申上候也

   左記

一、日時場所  五月五日午後一時 社町役場会議室
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