<すべて人をさばく者よ。あなたには弁解の余地がない。あなたは、他人をさばくことによって、自分自身を罪に定めている。さばくあなたも、同じことを行っているからである。 --「ローマ人への手紙」2章1節
ここでパウロが呼びかけている対象は、自分たちは神に選ばれた民で律法に通暁していると自負しているユダヤ人たちだ。この人たちは、律法の基準に従って、自分が他人を裁くことができると勘違いしている。しかし、自分が神の意志を知っていると考えること自体が傲慢で間違っている。律法に通暁した自分が裁かれるはずはないと勝手に安全圏に身を置き、他者を裁くような増長した姿勢をパウロは激しく批判する。
こういう人は、会社や役所でも少なからずいる。キリスト教的には、自分が罪人であるという現実を自覚せずに、他者を裁くような姿勢は悪行である。自分を棚に上げて他者を裁くような人は、主観的には正義の告発者であっても、神の視座からすれば、罪に深くとらわれた人なのである。>
□佐藤優『人生の役に立つ聖書の名言』(講談社、2017)の「悪と向きあう言葉」の「他人を裁くな」を引用
【参考】
「【佐藤優】木はその実でわかる」
「【佐藤優】人を汚すもの」
「【佐藤優】舌という火」
「【佐藤優】怒りを持ち越すな」
「【佐藤優】怒るに遅くあれ」
「【佐藤優】体の欲に従うな」
「【佐藤優】内面の悪」
「【佐藤優】欲望が罪を生む」
「【佐藤優】罪の誘惑」
「【佐藤優】豚に真珠を与えるな」
「【佐藤優】右目を捨てなさい」
「【佐藤優】復讐してはならない」
「【佐藤優】荒野の誘惑」
「【佐藤優】受けるよりは与える方が幸い」
「【佐藤優】秤(はかり)のたとえ」
「【佐藤優】愚かな者になれ」
「【佐藤優】汚れたものとは」
「【佐藤優】劣った部分を尊ぶ」
「【佐藤優】知恵を誇るな」
「【佐藤優】偉くなりたい者は」
「【佐藤優】天国でいちばん偉い者」
「【佐藤優】どこまで罪を赦すか」
「【佐藤優】命を得るために」
「【佐藤優】預言者を敬わない人」
「【佐藤優】サマリヤの女」
「【佐藤優】新しいぶどう酒は」
「【佐藤優】返礼を求めるな」
「【佐藤優】金持ちへの警告」
「【佐藤優】ふたりの主人」
「【佐藤優】宝は天に蓄えよ」
「【佐藤優】罪のない者は誰か」
「【佐藤優】医者を必要とするのは」
「【佐藤優】施しをするときは」
「【佐藤優】呪ってはならない」
「【佐藤優】敵を愛しなさい」
「【佐藤優】目標をめざして」
「【佐藤優】試練を喜ぶ」
「【佐藤優】永遠の命のために」
「【佐藤優】立っていると思う者」
「【佐藤優】重荷を背負うのは」
「【佐藤優】苦難と希望」
「【佐藤優】弱さを誇ろう」
「【佐藤優】一粒の麦」
「【佐藤優】平和ではなく剣を」
「【佐藤優】恐れるな」
「【佐藤優】迫害される人」
「【佐藤優】平和をつくる人」
「【佐藤優】心の清い人」
「【佐藤優】あわれみ深い人」
「【佐藤優】正しさを望む人」
「【佐藤優】柔和な人」
「【佐藤優】悲しんでいる人」
「【佐藤優】心の貧しい人」
「【佐藤優】地の塩となれ」
「【佐藤優】狭い門を選べ」
「【佐藤優】求めれば与えられる」
「【佐藤優】明日を思い悩むな」
「【佐藤優】思い悩むな」
「【佐藤優】まえがき ~『人生の役に立つ聖書の名言』~」
ここでパウロが呼びかけている対象は、自分たちは神に選ばれた民で律法に通暁していると自負しているユダヤ人たちだ。この人たちは、律法の基準に従って、自分が他人を裁くことができると勘違いしている。しかし、自分が神の意志を知っていると考えること自体が傲慢で間違っている。律法に通暁した自分が裁かれるはずはないと勝手に安全圏に身を置き、他者を裁くような増長した姿勢をパウロは激しく批判する。
こういう人は、会社や役所でも少なからずいる。キリスト教的には、自分が罪人であるという現実を自覚せずに、他者を裁くような姿勢は悪行である。自分を棚に上げて他者を裁くような人は、主観的には正義の告発者であっても、神の視座からすれば、罪に深くとらわれた人なのである。>
□佐藤優『人生の役に立つ聖書の名言』(講談社、2017)の「悪と向きあう言葉」の「他人を裁くな」を引用
【参考】
「【佐藤優】木はその実でわかる」
「【佐藤優】人を汚すもの」
「【佐藤優】舌という火」
「【佐藤優】怒りを持ち越すな」
「【佐藤優】怒るに遅くあれ」
「【佐藤優】体の欲に従うな」
「【佐藤優】内面の悪」
「【佐藤優】欲望が罪を生む」
「【佐藤優】罪の誘惑」
「【佐藤優】豚に真珠を与えるな」
「【佐藤優】右目を捨てなさい」
「【佐藤優】復讐してはならない」
「【佐藤優】荒野の誘惑」
「【佐藤優】受けるよりは与える方が幸い」
「【佐藤優】秤(はかり)のたとえ」
「【佐藤優】愚かな者になれ」
「【佐藤優】汚れたものとは」
「【佐藤優】劣った部分を尊ぶ」
「【佐藤優】知恵を誇るな」
「【佐藤優】偉くなりたい者は」
「【佐藤優】天国でいちばん偉い者」
「【佐藤優】どこまで罪を赦すか」
「【佐藤優】命を得るために」
「【佐藤優】預言者を敬わない人」
「【佐藤優】サマリヤの女」
「【佐藤優】新しいぶどう酒は」
「【佐藤優】返礼を求めるな」
「【佐藤優】金持ちへの警告」
「【佐藤優】ふたりの主人」
「【佐藤優】宝は天に蓄えよ」
「【佐藤優】罪のない者は誰か」
「【佐藤優】医者を必要とするのは」
「【佐藤優】施しをするときは」
「【佐藤優】呪ってはならない」
「【佐藤優】敵を愛しなさい」
「【佐藤優】目標をめざして」
「【佐藤優】試練を喜ぶ」
「【佐藤優】永遠の命のために」
「【佐藤優】立っていると思う者」
「【佐藤優】重荷を背負うのは」
「【佐藤優】苦難と希望」
「【佐藤優】弱さを誇ろう」
「【佐藤優】一粒の麦」
「【佐藤優】平和ではなく剣を」
「【佐藤優】恐れるな」
「【佐藤優】迫害される人」
「【佐藤優】平和をつくる人」
「【佐藤優】心の清い人」
「【佐藤優】あわれみ深い人」
「【佐藤優】正しさを望む人」
「【佐藤優】柔和な人」
「【佐藤優】悲しんでいる人」
「【佐藤優】心の貧しい人」
「【佐藤優】地の塩となれ」
「【佐藤優】狭い門を選べ」
「【佐藤優】求めれば与えられる」
「【佐藤優】明日を思い悩むな」
「【佐藤優】思い悩むな」
「【佐藤優】まえがき ~『人生の役に立つ聖書の名言』~」