美女と野獣(ディズニーミュージカル 劇団四季)
7月21日(金) 舞浜アンフィシアター
劇団四季のミュージカル、久しぶりに見た。20年前の「マンマ・ミーア!」以来である。
どうもディズニーは苦手で、大人になってからはあまり積極的に近づかなくなっている。
ただ「美女と野獣」のアニメは以前ビデオで見てなかなかよかったということもあり、観にいってみた。
やはり四季の上演はすばらしく、音はきわめて大きくなっても歪まない優れたPA技術、照明と連動してよくもこれだか早く変わることができると驚く舞台装置(オペラでもこれやった方がいい?)にも感銘をうける。
そして出演者の歌も感情の表出が適切またよく聴き取れ、ダンスも快調、四季は観客が受け取りやすく、その結果入りもよく営業的にも成功しなくては、という浅利慶太の方針を今も継続しているのだろう。
「美女と野獣」の話は言うのも恥ずかしいが、人と人との真実というか、それを劇の変化の中で飽きないようにみせていく。
この話、フランスの昔話かと思っていたら、原形はなにかあったのだろうが、1700年代に女性の作家が書いたもののようだ。特に気がつくのは、主人公で田舎の娘ベルが本が好きだといううこと、城の中で野獣が見せる本の山に感激することなど。
これは、フランスでのルネッサンス、啓蒙主義と続く流れを反映したものだろう。特に女性のということもあるだろうか。となりのイギリスの方が先んじたが、1800年前後、優れた女性作家が輩出される流れに通じるのかもしれない。
コクトーによるものをはじめいくつも映画が作られたようで、モーリス・ラベル(マメールロア)など、フランスのインテリも題材としている(ということにいま気がついた)。
7月21日(金) 舞浜アンフィシアター
劇団四季のミュージカル、久しぶりに見た。20年前の「マンマ・ミーア!」以来である。
どうもディズニーは苦手で、大人になってからはあまり積極的に近づかなくなっている。
ただ「美女と野獣」のアニメは以前ビデオで見てなかなかよかったということもあり、観にいってみた。
やはり四季の上演はすばらしく、音はきわめて大きくなっても歪まない優れたPA技術、照明と連動してよくもこれだか早く変わることができると驚く舞台装置(オペラでもこれやった方がいい?)にも感銘をうける。
そして出演者の歌も感情の表出が適切またよく聴き取れ、ダンスも快調、四季は観客が受け取りやすく、その結果入りもよく営業的にも成功しなくては、という浅利慶太の方針を今も継続しているのだろう。
「美女と野獣」の話は言うのも恥ずかしいが、人と人との真実というか、それを劇の変化の中で飽きないようにみせていく。
この話、フランスの昔話かと思っていたら、原形はなにかあったのだろうが、1700年代に女性の作家が書いたもののようだ。特に気がつくのは、主人公で田舎の娘ベルが本が好きだといううこと、城の中で野獣が見せる本の山に感激することなど。
これは、フランスでのルネッサンス、啓蒙主義と続く流れを反映したものだろう。特に女性のということもあるだろうか。となりのイギリスの方が先んじたが、1800年前後、優れた女性作家が輩出される流れに通じるのかもしれない。
コクトーによるものをはじめいくつも映画が作られたようで、モーリス・ラベル(マメールロア)など、フランスのインテリも題材としている(ということにいま気がついた)。