王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

米原万理さん 逝去

2006-05-30 12:31:37 | 社会
ロシア語通訳の米原万里さん死去 エッセーなどでも活躍 (朝日新聞) - goo ニュース

朝日新聞の報道によればロシア語通訳として知られ、近頃では作家と紹介される米原万理さんが25日逝去されていた 死因はがんとの事 享年56歳 ご冥福を祈ります

爺は米原さんを知ったのは10年位前かエリツィン来日する前後通訳という事で顔をとお名前を知り彼女がロシア関連の通約業をされていた頃の話をエッセーに纏めたものを読んだことがある その中にアネクドートが出てくる

アネクドートとは小話とでも訳すのであろうか 機知とユーモアに溢れる
実物を一つ

先生 : 坊や、こないだのテスト、お隣の子と同じ間違えばっかりだったわね

     いったいどうして?

坊や : だって、僕らには同じ先生が教えるからだよ!

政治的アネクドートはもう少しブラックユーモアっぽい
通訳として活躍されていた経験談から「通訳は正しく通訳すればそれで良いという事でもない」と実話を一つ ソ連邦の時代日本の政府高官がアルメニア共和国とアゼルバイジャン共和国を表敬訪問した 両共和国はご多分にもれず競争意識が強い
そんな所で高官がアゼルバイジャンでアルメニアのコニャックは美味であると(アゼルバイジャンのコニャックを掲げ)誉めてしまった 言葉は判らぬがアルメニアは聞き取れるので接待側は顔が厳しくなる! そこで万理さんがアルメニアのコニュックは美味と聞いていましたが御地のコニャックはそれを上回りますなーと通訳
高官がアルメニアーと脳天気に叫ぶたびに御地はそれを上回るーとやったものだから接待側は大ニコニコ という話

そうだよなー そういう配慮は要るよなー それから万理さんの語り口と物の見方が好きになり週刊誌のエッセーなんかは読んだもんだ

通訳業のかたわら、ユーモアあふれる文章を発表 95年、「不実な美女か貞淑な醜女か」で読売文学賞を受賞とあるから爺の読んだエッセーはこれかもしれない
本棚をさがして政治的アネクドートのご紹介と先ほどの地名などの勘違いがあれば追加あるいは訂正版を出します
惜しい人は早死にしますね 重ねてご冥福を祈ります    合掌

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1 コメント

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TBありがとうございました (ふじ)
2006-05-31 11:34:50
TBありがとうございました。

こちらかもTB張らせていただきました。

米原さん、岡田真澄さん、今村昌平監督と訃報が続きますね。ご冥福を祈りつつ。
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