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横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

ノーベル文学賞 カズオ・イシグロ氏に!!

2017-10-06 07:26:10 | 海外
カズオ・イシグロ氏にノーベル文学賞=日系英国人「日の名残り」

今日6日の新聞の一面はイシグロ氏のノーベル文学賞受賞の話が大きく扱われていました。
今朝のTVニュースショーも冒頭はイシグロ氏の受賞話と出身地の長崎の方の反応に加え大手本屋さんがイシグロ作品コーナーを早速設けた話で始まりました。

インタビューに応じるイシグロ氏のお顔を見ると「福耳の長寿そうで優しい感じ」を受けました。
昨日速報で日系英人イシグロ氏がノーベル賞受賞と聞いた途端、父上か母上が日本人で俗に言うハーフだとばかり思い込んでいました。

その後あれこれ見聞きしたら長崎県出身の100%日本人で5歳の時父上の仕事の都合で英国に渡りのちに英国籍(日本風に言うと帰化)を取得し英国人になった様です。
数年前に日系米国人でノーベル賞に輝いいた科学者と同じですね。
何にしてもおめでたい事です。

イシグロ氏の作品について何を知っているわけでもありません。これから市の図書館に行ってまだ残っている作品があれば借りるつもりです(多分半年後の予約でしょうけど)

さて別紙では女優の綾瀬はるかさんがイシグロ氏を称えている記事をちらと見ました。
なんの事とかと思いましたら昨年3月TBS TVでドラマ化された「私を話さないで」の主演を務め原作者のイシグロ氏と対談までしていたのですね。ちーとも知りませんでした。まあ夜の10時過ぎのTV番組なんか(寝ているので)見ませんものね。

そして今回も村上春樹先生は選に漏れました。イシグロ氏とは個人的な交流もあるようです。
次の機会で100%日本人の受賞で日本中を沸かせてください。


写真:イシグロ氏

時事通信:
ロンドン時事】スウェーデン・アカデミーは5日、2017年のノーベル文学賞を日本生まれの英国人作家で「日の名残(なご)り」などのベストセラーで知られるカズオ・イシグロ氏(62)に授与すると発表した。授賞理由は「壮大な感情の力を持つ作品で、世界と結び付いているという幻想的感覚の下の深淵(しんえん)を暴いた」。村上春樹氏は受賞を逃した。

 1954年、長崎市で日本人の両親の元に生まれ、5歳で海洋学者の父らと英国に移住。後に英国籍を取得した。一時ミュージシャンを目指した後、執筆を始めた。

 幼時の日本の記憶を描いた長編デビュー作「遠い山なみの光」(82年)で王立文学協会賞、「浮世の画家」(86年)でウィットブレッド賞を受賞。続く「日の名残り」(89年)は第2次世界大戦の前後を舞台に英国貴族に仕えた執事の半生を描き、英文学界最高の栄誉とされるブッカー賞を受賞、アンソニー・ホプキンス主演で映画化もされた。他の作品に日本でテレビドラマ化された「わたしを離さないで」(2005年)、短編集「夜想曲集」など。

 今も階級社会的な色彩を多く残す一方、多民族化が進む英国で、民族的少数派に属しつつ、伝統的な英文学の基盤に立脚した作風を打ち出し、大きな反響を生んだ。

 15年には10年ぶりの長編「忘れられた巨人」を発表。同年6月には来日し、慶応大での講演会では、小説家として「フィクションを通して人々の感情を動かし、そして共有したい」と学生たちに語り掛けた。

 授賞式は12月10日にストックホルムで行われ、賞金900万スウェーデンクローナ(約1億2500万円)が贈られる。
(引用終わり)

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