王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

1日 ビッグモーター承継の新会社「ウィーカーズ」発足 社長は伊藤忠出身の田中氏

2024-05-02 07:39:12 | ビジネス
【1日伊藤忠商事は、保険金不正請求問題を起こした中古車販売大手ビッグモーター(BM、東京)の主要事業を承継した新会社の社名を「ウィーカーズ」に決定した】とマスコミ各紙が報じました。
別紙の情報と合わせると:
「ウィーカーズ」は伊藤忠商事、祈祷中エネクスと企業生成ファンド(JWP)三社で400億円を出資し、出資比率は伊藤忠グループが49,9%、JWPが51.1%で伊藤忠側は債権を軌道に乗せたうえで2~3年後をめどに全株式を取得し完全子会社にする構想との事。
伊藤忠から見れば驚く様な出資ではなさそうです。
自動車保険、整備、販売などは関係子会社を通じてBM時代の「ワンストップサービス」を補完してゆくにしても、旧社員一同上から下まで「違法、無法、恐喝などの社風に染まった従業員を真っ当な商売に向かわせる教育が大変でしょうね!」。
恐らく中古車の販売は旧来3~4割、買取も8割程度と聞きますから、厳しい状態で新体制発足です。
今はやりの「コンプライアンス」の順守とそれに関する教育を短期に起用に浸透させ、業績を上げるという難しいかじ取りが伊藤忠には求められています。
外野の庶民は静かに見守る所から始まります。

写真:ウィーカーズ発足の会見に臨む(左から)山内務副社長、田中慎二郎社長=1日午前、東京都港区(松井英幸撮影) 

産経新聞:
伊藤忠商事は1日、保険金不正請求問題を起こした中古車販売大手ビッグモーター(BM、東京)の主要事業を承継した新会社の社名を「ウィーカーズ」に決定したと発表した。会社分割方式で、伊藤忠はBMの主要事業を承継した新会社を1日付で発足させた。法令を順守する企業への再生を目指す。
新会社には伊藤忠と同社子会社、投資ファンドのジェイ・ウィル・パートナーズの計3社が出資する。中古車販売や整備などの主要事業、店舗や従業員を引き継いだ。新会社の社長兼最高経営責任者(CEO)には田中慎二郎元伊藤忠商事執行役員が就任した。
不正を引き起こした社内体質を作ったBMの創業家は新会社の経営に関与しない形にした。旧会社は一連の問題の訴訟対応などにあたる。
伊藤忠はニッポンレンタカーサービスを傘下に持つ東京センチュリーの筆頭株主。高級輸入車販売のヤナセ(東京)も抱えており、自動車事業を強化する。
BMが金融庁から代理店登録を取り消された保険業務は来店型保険ショップを運営する子会社のほけんの窓口グループと連携させることで補完する方針だ。
BMは密接な関係にあった損害保険ジャパンをはじめ、損保各社からあっせんされた事故車両を修理時に故意に傷つけて、保険金を水増し請求していた。店舗周辺の街路樹を伐採するなど法令を軽視する社内体質が大きな批判を浴びた。
(引用終わり)
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