台風6号が沖縄周辺で東走(と言うか迷走)し、沖縄周辺から本州に帰国できない観光客が昨日あたりまでTVニュースで話題になっていました。
中国の福建省では台風5号が上陸し省内に大被害を与えたのは知っていました。
この報道は6日ですが河北省では7月下旬からの豪雨により、100万人近くが避難を余儀なくされたと有ります。河北省は北京の外周ですから「保 北京 棄 河北」戦術を取らざるを得なかったのかも知れません。
中國で大水と言えば、ここをクリック⇒「保 南京 放棄 安徽」で揚子江の溢水を大規模な(住人の居る地区に)放水する作戦が取られています。
そうかと思うと揚子江の異常渇水では、ここをクリック⇒江西省の鄱阳湖(中国第1の湖)が面積を減らし小さくなり、底が見えている地域が増えるなど異常気候の変動に襲われています。
余るか不足か? どちらにしても一般市民と言うか農民は難儀な事です。
写真:避難民
ロイター:
[北京 6日 ロイター] - 中国河北省では7月下旬からの豪雨により、100万人近くが避難を余儀なくされた。あふれかえった河川の水を多くの住民が暮らしている幾つかの「保水地区」に誘導せざるを得なくなったからだが、首都北京を守るためのこうした措置の犠牲になって家を失った人々がインターネットで怒りの声を上げている。
豪雨で氾濫したのは海河。流域面積は河北省の大部分と北京市、天津市など、ポーランドに匹敵する広大さがあり、特に河北省では洪水被害が大きい。
中国の法律では、大規模洪水で貯水ダムの容量オーバーとなった場合、一時的に指定された低地の保水地区に水を放流することが定められている。
こうした中で7月31日に河北省は13の保水地区のうち7カ所に水を放流。対象にはタク州市や、習近平国家主席が打ち出した国家プロジェクトの一環として設置された雄安新区なども含まれた。
河北省共産党トップは8月1日、北京の洪水対策を巡る重圧を和らげる上で、これらの措置が必要だと強調した。
ただネットには、自分の住んでいた場所が保水地区に指定され、いざという場合に犠牲にされるとは知らなかったとの投稿も寄せられている。
(引用終わり)
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