王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

22日 「完全受注漁」市場通さず…注文された分だけ魚をとる 漁師も“働き方改革”

2023-09-23 10:12:56 | ビジネス
今朝も「中国による”福島原発の処理水放出”を理由に日本の海産物が輸入禁止」になりはや一ヶ月過ぎ、北海道のホタテが千トン単位で国内の冷凍庫に山積となり生産者が悲鳴を上げているとの記事を見ました。「大量の商品を一か国に限り輸出に頼るのは本当に怖いな」と他人事ながら先行きが心配です。
さてそんな思いを抱きながらネットを見てましたら、表題の「完全受注漁」をやる漁師さんの記事を目にしました。
参考記事は動画で紹介されています。動画をコピペする技術が無いので。ネットからその漁師さん富永邦彦さん夫妻の写真を探し載せました。
「ビジネス」と呼ぶほど確立した商法では無く、注文主は東村山市の寿司(すし)店、大将は田中清英さん。タブレット端末に予算を入力。魚の種類を指定することができますが、大将は「おまかせ」で注文します。種類は様々ですが、タイが届くこともあるそうです。
その仕入れ先の一つが岡山県の漁船、邦美丸です。漁師は富永邦彦さん。
どちらが考案したか判りませんが、すし店は「中間を通さないので早くて安い。捕り手の顔が見える」、撮る側の漁師は「出漁時間が半分になり売り上げは2倍、注文外の漁獲はリリース(で資源保護)。家族との時間も生まれた」と「売って良し、買って良し、世間良し」の商いの見本見たいです。対象の話では仕入れ先の一つとして富永邦彦さんを上げていますから他にも同様の漁師さんが居るようです。
EUでは船ごとに漁獲割り当てをし「資源保護と漁師の働き方改革併せて収入の安定」を図っている国が有る様ですから、そうなる迄の一つの方法として定着すると良いですね! 頑張って下さい。

写真:完全受注量の漁師さん(ネットから)

テレ朝News:
岡山県の漁師が、「受注分しか魚をとらない」という新たな漁法に取り組んでいます。売り上げが増えたほか、操業時間も短くなり、家族と過ごす時間も生まれました。
■漁師から直接仕入れ「アピールポイントになる」
 東京・東村山市の寿司(すし)店。大将が握っているのは、脂がのった中トロ、高級魚のクエ、そしてマダイの寿司です。通常1貫1000円してもおかしくないクエが、こちらでは440円で提供されています。
 大将は市場を通さず直接、漁師から仕入れています。
 ダイヤ寿司 大将 田中清英さん:「中間手数料が少ないので、割安になると思います。(水揚げしてから)一晩で来るので、普通の市場経由よりコンディションがいいです」
その仕入れ先の一つが岡山県の漁船、邦美丸です。タブレット端末に予算を入力。魚の種類を指定することができますが、大将は「おまかせ」で注文します。種類は様々ですが、タイが届くこともあるといいます。
 田中さん:「タイは間違いないという感じで、身が引き締まっておいしいタイが送ってもらえる。普通に市場から仕入れるのとは違って、どこの誰がどういう漁をしているのか分かる。お客さんにオススメする時もアピールポイントになる」
■「完全受注漁」売上2倍に…漁の時間は半分以下
 この邦美丸の漁師・富永邦彦さんは、少し変わった漁の仕方をします。
 富永さん:「(Q.とった魚を海に?)注文以上にとれたお魚はリリースします」
 SNSなどで事前に注文された分だけ魚をとる「完全受注漁」。注文されていない魚は海へ戻します。
 富永さん:「年々、水揚げが減っているのを肌で感じているので、これから水産資源を守りながら持続可能な漁業にしていくには、必要以上にとらない方法かな」
 この「完全受注漁」を始めてから、とる魚の量は半分以下になったということですが、売り上げは2倍になったそうです。
 買い手と直接取引ができるため、変動する市場価格の影響を受けず、安定した価格で売ることができるといいます。
 また、通常、漁にかかる時間は14時間ほどでしたが、こちらも半分以下にまで減らすことができました。
 小学6年生 富永竜空くん:「(Q.お父さんはどう?)公園に連れていってくれる。楽しい」
 富永さん:「漁業界って働く環境が厳しくて、夢がない、もうからない事業だが、こういう活動を通して漁業の世界も夢ある職業にしていきたい」
(「グッド!モーニング」2023年9月22日放送分より)
(引用終わり)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

22日【日本市況】円が下落、日銀は大規模緩和維持-総裁会見中に下げ拡大 

2023-09-23 08:04:18 | 経済
22日日銀は金融政策決定会合で長短金利操作(イールドカーブコントロール、YCC)を含む大規模金融緩和の維持を22日決定した。「0%程度としている長期金利の誘導水準とマイナス0.1%の短期政策金利を据え置いた」。
以上が会合後、植田総裁は会見で述べた骨子で「事実上これまでと何も変わらない」と言う事でした。その為、会合中に「円・ドル相場は148円26銭まで売られました。
この会合前には「日銀が年内金融引き締めに動くか?」との見方もありましたが、結論は「金利低下と円安」でした。
今朝の朝刊には「エコノミストの賛否意見が載っています」
素人の浜爺が思うに「アベノミクス」を発動する為、安倍首相と黒田前日銀総裁が組んで(と穏やかに表現しておきます)進めた「2%の物価上昇を実現するため、大規模な金融緩和と債券の買い入れ」の後始末ですから大変なのは判ります。しかし、ロシアのウクライナ侵攻、物流・商流の混乱、原油代・穀物大の価格上昇」その複合に寄る国際価格の上昇と円安による為替差損で輸入価格は国民生活を一様に圧迫しています。
一方、岸田政権は「放漫財政、援助金のバラマキ、更なる国家予算増」と「入りを図りでを制する」気配は見られません。
当時の大蔵官僚が、ここをクリック⇒日銀の高官と「ノーパンしゃぶしゃぶで遊んでいた時代と違う」のですから、「物価の2%増」なんて夢物語から醒めて命がけで現状改革に取り組んで欲しいものです。
ジャニーズ事務所事件と同様で国民の英知を集める事態と思います。

写真:Federal Reserve Jackson Hole Economic Symposium 

ブルムバーク:
 日銀は金融政策決定会合で長短金利操作(イールドカーブコントロール、YCC)を含む大規模金融緩和の維持を22日決定した。0%程度としている長期金利の誘導水準とマイナス0.1%の短期政策金利を据え置いた。先行き政策指針のフォワードガイダンスの表現にも変更はなかった。
  今回会合の事前予想は政策維持が大勢だったが、植田総裁インタビュー報道以降は市場ではマイナス金利の早期解除観測が広がっている。米長期金利上昇も受けて日本でも金利上昇、円下落が続いていた。全国消費者物価指数(コアCPI)は8月も高止まりした。
  みずほ証券の丹治倫敦チーフ債券ストラテジストは日銀の金融政策決定会合の結果について、ハト派的トーンが声明文には強かったとし、金利の正常化が規定路線と捉えられるのを避けたいようだと話した。今回の声明文のインパクトは「金利低下と円安」とした。
日銀の植田総裁は会見で、物価目標実現見通せればマイナス金利解除は視野に入ると述べると同時に、マイナス金利解除の距離感がすごく動いたわけではないとも語った。
 植田総裁会見中に一時前日比0.6%安の148円42銭まで下落。21日に付けた昨年11月以来の安値148円46銭に接近した。
(以下省略)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

22日 NYダウ平均 4日続落、終値106ドル安の3万3963ドル…大手自動車スト長期化に警戒感

2023-09-23 08:02:16 | 為替 ドル 株式
【ニューヨーク=小林泰裕】22日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)の終値はここをクリック⇒前日比106・58ドル安の3万3963・84ドルだった。値下がりは4営業日連続。
今朝早朝閉まったNY株はダウ平均が106ドル安・ナスダック総合は12ポイント安と共に値を下げ引けました。
「FRBの金融引き締めが長期化するとの懸念」に加え、「大手自動車メーカーに対するストライキが長引くとの警戒感」が加わり売り注文が優勢とコメントされています。

読売新聞オンライン:
【ニューヨーク=小林泰裕】22日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価(30種)の終値は前日比106・58ドル安の3万3963・84ドルだった。値下がりは4営業日連続。
7月以来、約2か月ぶりに3万4000ドル台を割り込んだ。
 娯楽大手ウォルト・ディズニーや半導体大手インテルなどの銘柄が値下がりした。米連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締めが長期化するとの懸念や、米大手自動車メーカーに対するストライキが長引くとの警戒感から売り注文が優勢だった。
 IT企業の銘柄が多いナスダック市場の総合指数の終値は12・18ポイント安の1万3211・81だった。
(引用終わり)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする