王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

シーシェパード船長が捕鯨船に侵入

2010-02-15 21:04:20 | 海外
反捕鯨団体船長が日本船侵入=水上バイクで接近、2億7000万円要求(時事通信) - goo ニュース

爺は思い込みが激しいので15日シー・シェパードのメンバーが侵入した捕鯨船は大型船の日新丸(8000トン)だとばかり思っていた。
そこで良く記事を読んでみると本件の捕鯨船は第2昭南丸(712トン)で1月にアディ・ギル(26トン)に体当たりされたのもこの船だったとか。

しかも侵入犯はその後沈没したアディ・ギルの船長だった。
彼は捕鯨調査船の船員に「船の代替建造費300万ドル(2億7千万円)を要求する書面」を手渡した。

船はそれ自体が「国或いは領土の延長」の様で男は「日本の国内法で対処する様だがこの様な例で刑事手続きになった例はない」そうで鯨の問題と別に悩ましい。
グリーン・ピース側も「訴訟になるなら鯨保護に良い結果になる」とシー・シェパードの代表が表明しているそうだから「悪いのは承知で大なる結果を得る為、喧嘩を売って様に見える」

この手の原理主義者と言うか確信犯を相手にすると日本人側は対処に困る。現に困っている。せいぜい放水したり第2昭南丸の様に侵入防止様のネットを張る程度の穏やかな対応である。
ネットに電流なんか流したら乗組員も危ないし侵入者も死んだりしたらそれこそSSの思う壺かも知れない。 何とも悩ましいが南氷洋まで出掛ける以上、この手の国内法を整備して粛々と処理できる様にしないといけない段階になってしまった。

さて爺は「鯨の肉をステーキやベーコンにしてご馳走と思って育った世代」だから捕鯨には違和感は無い。
ただし先にも書いたが「巨額の費用を掛け調査捕鯨として捕鯨船団を南氷洋にまで出し取った肉は豚肉より高く国内で処分しきれない(食べきれないで在庫が積みあがる)状態である。捕鯨を守れと言う綺麗ごと(従来の立場)を主張が意味有るのか(SSの執拗な反対とは別にして)考える時点と思う」
「鯨が増えると魚を食べ過ぎて漁業資源が激減する」との説がある。そうかどうかも含めて別の方法があるのかも知れない。

話は飛んで爺が店番する近くの弘明寺商店街に未だに「露天」が二軒店を張っていて「七味唐辛子」と「昆布」の類を売っている。
70歳をとうに過ぎたじい様が店番しているが熱いに付け寒いに付け店番している。
恐らく道交法の施行などで数が減り最後に一代限り「一種の利権」の様な形で認められているか目こぼしされているのであろう。
利益から考えても年から考えてもあと5年かそこいらで終わるのでないか?!

「捕鯨死守派」の方に怒られるかも知れないが何だか「南氷洋捕鯨が露天のじい様」とダブってしまった。
SSの原理主義と「南氷洋捕鯨死守」の間の溝を日本の努力で狭める方法は有ると思うが
どちらも譲れば「軟弱者」と双方の応援団から石が飛んできそうな現状に見える。
当分は死人が出ないようハラハラしながら見守りましょう。


時事通信:
水産庁は15日、米国の反捕鯨団体「シー・シェパード(SS)」のメンバー1人が日本時間同日午前9時ごろ、南極海で調査捕鯨中の日本の調査船「第2昭南丸」に乗り込んだと発表した。SSによると、侵入したのは第2昭南丸と1月に衝突、大破した妨害船「アディ・ギル(AG)号」のニュージーランド人船長で、夜陰に乗じ水上バイクで接近。AG号に代わる船の建造費として300万ドル(約2億7000万円)を要求している。

 今年の調査捕鯨で、反捕鯨団体の人間が日本の船舶に乗り込んで妨害に及んだのは初めて。水産庁によれば、侵入した船長は、1月の衝突事故は日本側に責任があるとして建造費のほか、AG号の船籍国であるニュージーランドへの航行を求める書簡を第2昭南丸に提出した。侵入の際に指に軽いけがをしたという。日本側の船体や乗組員に被害はない。 
(引用終り)

写真:放水するシーシェパードのメンバー
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「リアル鳩カフェ」初開催

2010-02-15 08:37:14 | 政治
「リアル鳩カフェ」初開催=お茶飲みながら国民と懇談-鳩山首相(時事通信) - goo ニュース

鳩山首相は14日午後官邸の「リアル鳩カフェ」で80分間一般人の応募者10名と歓談したそうです。
既にネット上にブログ「鳩カフェ」をお持ちなので「バーチャルならぬリアル」となったようです。

「子育て中の男女」が選ばれましたので当然「子育て手当て」に話が及んだと思います。
その中で鳩山総理は:
1:子ども手当てのため借金を残すような事はしたくない
2:子ども手当ての財源は予算の無駄を削減する中、余裕のできた分でやろう
との主旨の話をしたとか。

これについては11年度の子ども手当ては財源不足の場合は満額出ない可能性を示唆したと推測された。
そこで今朝の「みのさんの朝ズバッ!」ではみのさん始めゲストが「マニフェスト違反だ」と怒っていた。

まあそうだよな。
同じ事言うにしても「11年度の子ども手当ては財源確保のため特別会計での無駄遣い削減、一般会計の更なる見直しを通して確保したい。この為政府と党が一丸となって当る」と表現しなければ迫力無い。

更に「将来の借金を減らす為、発行済みの国債の償還(買戻し)等、方法を考えている」と
国の借金処理の方向性を示す良い機会であったのに残念。

一般人に国債処理の具体論を話す時間もなかろうし話す場でもないけど首相が子持ちの父母に「国債処理に断固たる決意がある事を示す」必要があった。
一般家庭なら日本国の財政は「自己破産して整理するしか方法がない状態なのだ」
国と地方の借金併せて1000兆円で民間の資産は(大分減ったが)1300兆円ほどあるからまだ大丈夫との暴論がある。
戦後間もなく預金封鎖して新円に換えたように今全ての金を預金させ「一部を除いて取上げなければ(例えば100分の1の価値の新円を渡す)国の借金はチャラにならない」

国は息を吹き返すが個人は着の身着のままの生活になってしまう。

噂では5月までの政治生命だとの話も有るのだから「もう少し日本国の根本に関わる哲学を易しく話して見せて欲しかった」
また開催するそうですから是非「リアル(生々しい)話をさらっと語って見せてください」
次回を見守っています。


時事通信:
鳩山由紀夫首相は14日午後、首相官邸に国民を直接招いて懇談する官邸茶房「リアル鳩カフェ」を初開催した。今回のテーマは「子育て」で、メールで応募者を募り、子育て中の男女10人を選定。参加者は首相とお茶を飲みながら、約80分間話し合った。

 首相はノーネクタイのカジュアルなシャツ姿。懇談では、参加者から東京の狭い住宅事情が少子化につながっているという意見や、子ども手当の財源を心配する声などが出た。

 首相は国民と接する機会を増やそうと、昨年末からネット上で公式ブログ「鳩cafe」や会員制登録サイト「ツイッター」を開始。今回は直接、国民と意見交換する場を設けることにした。同席した平田オリザ内閣官房参与によると、首相は「大変有意義だった。ぜひ続けてやりたい」と述べていたという。 
(引用終わり)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする