王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

麻生外相 「アルツハイマー」発言 撤回

2007-07-21 06:55:37 | 政治
麻生外相、「不適切発言」と撤回し陳謝(朝日新聞) - goo ニュース

爺は19日の夜TVのニュース番組で麻生外相が、気持ちよさそうに講演している場面を見ました。

「日本の米は一俵1万6千円」それが「中国では7万8千円で売られる」どちらが高いかは「アルツハイマーの人でも判る」と語った。

話の主旨は「(中国の方が高いのに)中国は正式に輸入を認めなかった。」との様だが、全体の話としてはそれだからどうであったのであろうか

さて、爺はこれは不適切な発言だと思った。
これは「馬(ば)と鹿(か)でも判る」という表現が近頃では禁句になったので言い換えをしたのだが変えた言葉を間違えた。
この「アルツハイマー」発言を聞いた多くの人は「アルツハイマー=馬(馬)と鹿(しか)」と聞き取ったに違いない。

もう少し考えてみた:
「幼稚園児でもわかる」と言ったらそれは表現がオーバーであろう。
「大学生でもわかる」と言ったらそれは失礼に当たる。

「主婦でもわかる」と言ったら大臣更迭間違いなし。
「小学生でもわかる」と言ったら5-6年生には失礼であろうし1-2年生では無理かも知れない。「小学生も4桁の引き算が出来ればとか」「簡単な算数の問題です」或いは「単純な引き算でわかる」といえばPOLITICAL CORRECT(政治的に正しい発言--差別なし)であったろう。

「アルツハイマー」でも例えば(爺は全く不勉強です)軽度ならその大小はわかる。とか症状により判る人とわからぬ人が居るのだから一般論では言えないとか
病状に対する認識の間違えを指摘する議論は出なかった様だ。つまりそういう学術的な問題では無いと聞いた人はみな思ったのであろう。

昨日午後麻生外相は「発言を撤回し謝罪した」。当然の事であろう。

民社党共産党は次期総裁候補として不適格と責めているが、早や塩崎官房長官の事務所費問題が出てきた。
麻生外相逃げ切りであろう


朝日新聞:
麻麻生外相は20日、富山県高岡市で前日に講演した際に「アルツハイマーの人でも分かる」と発言したことについて「不適切なものがあった。発言を撤回し、不快な念を持たれた方々と関係者の方々におわび申し上げたい」と陳謝した。外務省内で記者団の質問に答えた。

 また、塩崎官房長官は20日午前の記者会見で麻生氏の発言について「的確性を欠いていた」と述べた。(引用終わり)
コメント (8)
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