王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

参院選 民主党 第一党に躍進

2007-07-30 06:06:03 | 政治
自民、歴史的大敗 民主躍進、初の参院第1党(朝日新聞) - goo ニュース

この春「都知事選の開票速報」を8時数分過ぎに見たら既に「石原氏の当確が出ていた」という魂消た速報を経験しました。
出口調査の正確さが証明された一幕でした。

今回はその反省を踏まえ8時前からTVのTBSの開票速報に注目していました。
冒頭鳥越さんの語りの最中に、画面下に「当選議席予想のテロップ」が入りました。
民主党圧勝、自民党ボロ負け、公明党も議席減の予想です。
その1分後自民党舛添氏の当確が流れました。 彼は比例区の立候補者ですがどうしてこんなに早くわかるのでしょう?

10時半まで付き合っていましたが大勢は変わりそうも無いので寝ました。

朝5時半にTVを点けると一議席が未定ですが党派別議席が決まっていました。
出口調査に基づく予想と自民・民主党で1-2議席ほどでした。
素晴らしいー!

「みのさんの朝ズバッ!」を見ていましたら、ゲストの「高木美也子さん」が選挙結果を振り返って一言で:
「本当に民主党を選んだのか」と言い切りました。心は「民主党が良くて賛成票を投じたのでなく自民党の失政に批判票を投じた」という事でしょう。
爺も歴史を一歩進めるため今回は選挙区も比例区も民主党に入れました。どちらも当選でしたよ。

民主党も改憲派から護憲派まで幅広い人士の集まりですから政策の一本化は難しい事は分かっています。党首の小沢氏は昨夜はTVに顔を見せませんでしたが,恐らく
「健康不安」です。
しかし「不安は不安として」参議院において安定多数を占めたのです。自民党は政権政党として政策を進めるには衆参両院でのねじれ減少を解決するため、いずれ早い時期に衆議院の解散が必要でしょう。その戦いに小沢氏の健康は保ちますかね?
参院選勝利の実績を得て政界引退は選択の一つ、壊れた身体に鞭打って参院選の最中に急死するのも自分の人生でしょう。
中庸を知らないと後者の気配濃厚ですね。弔い選挙なんてーー効きますよ!

仮に自と民により政権交代が可能になるには、25万人の自衛隊が「今日は合憲、明日は違憲」とか「今日は原子力発電、明日は停電」或いはもっと切実に「今日は増税、明日も増税」では国民は困ってしまうのです

その意味では自民党と民主党とその他で「中道右派と中道左派」の2派に整理されないと「民生が安定しないので」政権交代が出来ません。
今回の参院選が引き金となって世論がそうなると良いのですが。地方の一人区でも民主党が競り勝ちましたからその芽は出ています。
そうなるとやはり衆議院の勢力の見直しをして、国民の審判を仰ぐのが王道に思えます。
安倍総理は続投を強調されていました。
赤城農相を率いてまだやれますかね?
しばらく政局から目が離せません。

朝日新聞:
安倍政権の信任が問われた第21回参院議員選挙は29日投開票された。自民党は改選の64議席から37議席に減らし、89年に宇野首相が退陣した過去最低の36議席に匹敵する歴史的大敗となった。公明党も選挙区で擁立した5人中3人が落選する惨敗で、非改選を含む与党の議席は過半数を割り込んだ。しかし、安倍首相は同日夜、続投を表明した。一方、民主党は改選議席の32議席から60議席に躍進し、自民党が55年に結党してから参院で占めてきた第1党の座が初めて入れ替わった。
 今回の当選者と非改選議席を合わせた新勢力は、野党側が134議席、与党側は105議席。(引用終わり)
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする