Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

台湾総統選雑感

2020-01-12 14:07:09 | 国際・政治

昨日、今年序盤の海外国政選挙として注目されていた 台湾総統選挙の投票が行われ、現職の蔡 英文(つぁい・いんうぇん)さんが過去最多得票を以て再選を果たした。かねて共産政権下の中国大陸と治政、経済、軍事などあらゆる面で厳しい対峙を強いられ、これからの政権運営も大変だろう事は分かるが、まずはそれらを踏まえながら 一言の祝意を申したい。

民意は示された。台湾の民衆各位は、中国・香港に近い民主制の堅持を望み、図られたという事だろう。もうご理解の事と思うが、蔡総統にはそうした民意を十分に汲み、中国大陸との向き合いも、活かせる所を活かしながら 台湾の自治と尊厳に関わる所は決して譲らない姿勢が大切という事だろう。実質的な自治権の確立を求め 大変な状況下の香港の動向も、これからの台湾の方向性を固める良き教科書として 活きた利用をして頂ければとも思う所だ。

我国もそうだが、台湾も経済面の大変さは一定分かる。昨今の米・中貿易戦のあおりもあり、中台経済接近が頓挫気味なのも痛いのは事実だが、対応を誤れば、無理筋の海洋政策やウィグル、チベット両地域の芳しからぬ少数民族問題などを抱える中国大陸の共産政権に併呑されてしまう隙を作りかねない。本当は国としての認知をしたい所だが「一つの中国」問題の壁もあり、ままならないのは歯がゆい限りだ。台湾の内政問題もあり これ以上立ち入った言及は控えるが、どうか此度の民意が大いに尊重される進路を取られる事を、切に望みたい。

その様な中、東日本大震災を初め 折々の大規模災害時の積極的な義捐と支援の尊い姿勢には、頭が下がる。改めて「台湾に感謝を!」の想いを、ここに表しておきたい。我々日本及び日本人も「困った時はお互い様」。台湾の被災時には 政府を通じ相当な各種の援護を行っているのは聞いているが、こうした良き繋がりは 永きに亘って保持する様努めるのが、我々の責務でもあると心得る。まぁ特定野党とそのシンパ勢力については、媚中国大陸派が殆どだからアテにならないのも事実だが。

中国大陸・習 近平(しー・じんぴん)共産政権は、香港に対し行ったのと類似の「一国二制度」的手法で、行く行くは台湾編入(実態は併合だろう)を画策すると言われる。前述もしたが、中国大陸と色んな面で厳しく対峙し続けなければならない悲壮な立場だ。そしてその地勢は、我国の国防安保の問題とも密接に関連している事実も 日本人として忘れてはならない事共だろう。そうした所にも思いを致しながら、我々は 台湾の主権者各位が選んだ民主制をどう守り抜いて行くか 常に注目し、遠巻きでも良いから声援を送り続ける必要があるのではないか。今回画像は、台湾でも同僚が頑張る 浜名湖傍を行く JR東海道・山陽新幹線の様子を。以下に、関連記事をリンク致します。(日経新聞電子版 1/12付) https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54327820R10C20A1EA2000/?n_cid=NMAIL007_20200112_K

  

コメント (4)
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