悠々人生

気が多すぎて「時間破産」状態。もっとゆっくりとした人生が目標です。

Gさんのお参り

2018-05-14 19:06:24 | Weblog
 すでに家族葬を済まされたGさん宅へスクールガード仲間で伺い、お参りさせて貰いました。笑顔の優しい遺影でしたが享年73歳ですからまちを守る会では若手です。病気が見つかってから半年の短い命でした。

 奥さんが気丈に応対してくれましたが、ご主人を尊敬する素敵なご夫婦だったのが良く分かりました。2月に私が伺った時は寝間着姿ではなくリビングでお話したのでまだまだ元気だと思っていました。

 3月の終わりごろ車いすで花見に行きませんかと誘ったのですが、そのころは相当進んでいたようです。最後はリビングにベッドを入れてご家族と一緒に過ごし、話をし、歌も歌ったそうですから、短い時間だったでしょうが幸せに過ごしたと言えるのではないでしょうか。

 奥さんは東邦大学病院やその後自宅診療を受け持ってくれたお医者さんにも感謝しているのです。私が手術したときも先生に全幅の信頼を置いていました。患者にもいろいろな方がいますが、闘病生活で先生を信頼できたことは幸せだったと思います。

 痛みのきつい病気だと聞いていたのですが先生も驚くほどで、最後までモルヒネなどの痛み止めは使わなかったそうです。ほとんど苦しまずに家族に見守られて家で最期を迎えられたのです。奥さんも自宅療養でいい時間を過ごすことができて良かった、と言われているのでホッとします。

 スクールガードを続けてくれていたので亡くなったことを回覧板で知った地域の方が、今は高校生になったお嬢さんを連れてお悔やみに見えたそうです。Gさんは喜んでいることでしょう。5月5日の子どもの日に亡くなるというのも何か因縁があるように思います。
コメント
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