悠々人生

気が多すぎて「時間破産」状態。もっとゆっくりとした人生が目標です。

バスの横転事故ニュースに思う

2009-07-11 20:07:45 | Weblog
 全国高校野球大会の地区予選開会式に出場する選手を乗せたバスが横転し、生徒が1名死亡、23人が重軽傷という事故があった。亡くなった生徒の死因はバスから外に投げ出されて首の骨を折ったためだという。

 讀賣新聞やNHKの報道は肝心なことが抜けている。今はバスも乗客全員がシートベルトを着用しなければならない。外に投げ出されて亡くなったのなら、シートベルトはしていたのか? との質問は一番肝心なことではないか。新聞もテレビもこのことには触れていない。亡くなった生徒はお気の毒だが、なぜ投げ出されたのかは読者、視聴者の一番の関心事だろう。

 特にNHKは乗っていた生徒にインタビューしているのに、バスが倒れる状況を聞くだけで、ベルトについては聞いていない。警察の取り調べ前に、死亡の重要な原因と思われることに触れるのを、避けているとしか思えない。

 バス旅行をしている人なら分かるが、二点式のシートベルトを着用することはさほど苦ではない。面倒だ、と言う人もいるが、事故の時にベルトをしていないことが原因で死亡したら保険金が出ないかも分からないよ、と言う会話になり、ほとんどの人がベルトを着用している。

 保険金が出ないかどうかは保険会社に確かめたわけではないので分からない。多分、日本の場合は運転者以外の同乗者に甘いので、そんな厳しいことはないだろう。大体、営業用のバスで乗客がベルトをしていなかったら運転手が罰せられるなどと言うおかしなことは、日本だけの制度ではないだろうか。

 ニュージーランドやヨーロッパを旅行した時に注意されたのだが、乗客がベルトをしていない時にはその乗客が罰せられるという。保険金の支払いにも影響するだろう。当然のことだと思う。高速道路の横転事故で悲惨な死亡者を出さないためには、ベルトの着用を徹底させた方が良い。
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