「救いを成した主イエス」 ルカによる福音書24章44~52節、使徒行伝1章6~11節
40日間、復活された主イエスは弟子達に自分を現しなさいました。そして、エルサレム近くのオリーブ山で彼らの見ている前で昇天されました。なぜ、主イエスは天に帰られたのでしょうか。
Ⅰ 地上での使命を果たした主イエス
「なぜ天に帰られたか」の答えは、「なぜ地に来られたか」との主の地上での使命を見なければなりません。主イエスが地上に来られたその使命は、「救いを成すため」でありました。この使命を主イエスはいのちを掛けて十字架においてなされ、また復活されてすでに果たされたのでした。主イエスは、地上での使命を終えらたのでした。天に帰られた理由の一つの答えは、使命を果たされたからであります。
Ⅱ 天での使命を果たす主イエス
もう一つの答えは、天での使命を果たすために主イエスは、天に帰られたのであります。天での使命、父なる神の右の座で主イエスは何をなしておられるのでしょうか。特に四つのことをあげます。①「わたしは父から約束されたものを、あなたがたに贈る」(49)とあるように、またヨハネ14:16にもあるように、父なる神に別の助け主(聖霊)を送ってもらように願うことでした。②ヨハネ14:2にあるように、私達の天の家を用意することです。③ヘブル7:25にあるように、私達のとりなしするためにです。④使徒行伝1:11にあるように再臨される準備をなさるためにです。
主イエスは、すでに救いを成してくださいました。そして今も救いのわざを進めておられるのです。救われた者として聖霊に満たされ、この主イエスの証人として遣わされていきましょう。
2013/5/5 説教者 杉本守