「万事は神に告げられたとおりに成る」 使徒行伝27章13~44節
ローマに向けて出発した船は、クレネ島のラサヤ港に着きます。
Ⅰ 己を優先する失敗
航海に危険な季節となり、パウロは三度難船した経験から地中海の恐ろしさを知っていて、港に留まるように述べたが、百卒長は、船主や船長の意見に従い、ピニクス港へ向かいました。世の中の常識や専門家の経験に聞き、神に聞こうとしない、己を優先することを選びました。その結果、北風の暴風に遭い難破し、幾日もの間太陽も星も見えず方向も自分の位置もわからなくなり、船具や積み荷も捨て助かる最後の望みもなくなったのです。
Ⅱ 失敗の中でもあらわされる神のあわれみ
このような己を優先した結果の失敗も、神はパウロを用いてあわれみ、神の栄光に変えるののであります。パウロは神の前に出て聞き、必ず神の言葉のとおり、ローマに立つことを確信し、周りの者たちに「元気を出しなさい」と励ましました。船は陸に近づき、浅瀬に乗り上げ、全員のものは守られ島に上陸したのでした。
クリスチャンは、どんな状況でも神の約束を信じ、隣人を励まし最善に生きる役を受けているのであります。
2015/3/1 説教者 杉本守
ローマに向けて出発した船は、クレネ島のラサヤ港に着きます。
Ⅰ 己を優先する失敗
航海に危険な季節となり、パウロは三度難船した経験から地中海の恐ろしさを知っていて、港に留まるように述べたが、百卒長は、船主や船長の意見に従い、ピニクス港へ向かいました。世の中の常識や専門家の経験に聞き、神に聞こうとしない、己を優先することを選びました。その結果、北風の暴風に遭い難破し、幾日もの間太陽も星も見えず方向も自分の位置もわからなくなり、船具や積み荷も捨て助かる最後の望みもなくなったのです。
Ⅱ 失敗の中でもあらわされる神のあわれみ
このような己を優先した結果の失敗も、神はパウロを用いてあわれみ、神の栄光に変えるののであります。パウロは神の前に出て聞き、必ず神の言葉のとおり、ローマに立つことを確信し、周りの者たちに「元気を出しなさい」と励ましました。船は陸に近づき、浅瀬に乗り上げ、全員のものは守られ島に上陸したのでした。
クリスチャンは、どんな状況でも神の約束を信じ、隣人を励まし最善に生きる役を受けているのであります。
2015/3/1 説教者 杉本守