「神の子なるキリスト」 マタイによる福音書26章57~68節
レントの日々を祈り心をもって、主イエスを礼拝しましょう。
Ⅰ 不義な裁判にかけられたイエス
ゲッセマネの祈りの後、イエスは捕らえられ不義な二種類の裁判にかけられました。それらは、宗教裁判と政治裁判です。大祭司であったアンナス、そして大祭司であるカヤパ、全議会とによるものであります。政治裁判は、ローマの総督ピラトによるものであります。どの裁判も偽証がなされ、矛盾した訴えがあり、不義な裁判でありました。人間の罪深さをみるのです。
Ⅱ 十字架に進まれるイエス
主イエスは、ほとんどのことに黙していましたが、神としての自らを証言するときは、「生ける神の子キリストであり、再臨時には、神の右に座して天の雲に乗ってくると明言されました。そして、人を救うのは十字架に進み行くしかないことをあらわしたのです。
主イエスが十字架に進まれたのは、あなたのためであり、わたしのためであります。
2013/3/17 説教者 杉本守