「主イエスの御名のために」 使徒行伝5章33~42節
使徒たちが聖霊で満たされ、福音を伝えれば伝えるほど、祭司やサドカイ派から嫉妬され、迫害を受けていきます。
Ⅰ 使徒たちへの迫害
4章に続いて、使徒達は留置場に入れられます。そして、議会の中に立たされたのです。福音を伝えれば伝えるほど、妨害や迫害はあり、どの時代にも同じであります。逆に迫害を受けない時は、福音を伝えているのか、世と妥協しているのではないかを自問しなければいけません。
Ⅱ 使徒たちの喜び
「主イエスの名によって語ってはいけない」と再度脅され、鞭打たれた使徒たちでしたが、彼らは、なんと喜んで議会を出てきたのです。彼らの内からなぜ喜びが溢れたのでしょうか。それは、自らの信仰を明確にあらわし、福音を伝えられたからであります。主イエスに託された福音を語りキリストの証人としての使命を果たせているからであります。また、主イエスのみ名のために恥を加えられるに足る者とされたことを喜んだのです。福音宣教の働きの一端を担っているメンバーとして認められたということであります。お客さんではない。主イエスの福音を伝える同労者としてのメンバーであります。主の恵みを受けるだければなく、宣教における苦しみ、教会形成における苦しみをも賜っているのであります。
わたしたちもキリストの証人として、自らの信仰をあらわし、福音を伝えていこう。
2013/9/1 説教者 杉本守