「地上を旅する信仰者」
イエス・キリストを救い主として信じ救われたクリスチャンは、天の都(神の国)を目指す旅人であり、今は、ひとときのこの地上を旅しています。ヘブル書11章13~には、「これらの人はみな、信仰をいだいて死んだ。まだ約束のものは受けていなかったが、はるかにそれを望み見て喜び、そして、地上では旅人であり寄留者であることを、自ら言いあらわした」(13)、「しかし実際、彼らが望んでいたのは、もっと良い、天にあるふるさとであった。だから神は、彼らの神と呼ばれても、それを恥とはされなかった。事実、神は彼らのために、都を用意されていたのである」(16)とあります。
私たち人間は、時々、目に見えるものを無常に欲しがります。それはこの地上で得ることができるかも知れませんが、この地上の見えるものは一時的なものです。旅人である私たちはそんなに多くを持ったら旅が出来ず進めません。そのうち一時的な世のものに目が奪われ歩くのを止め、ついには根を下ろし、永遠なる天の都がかすみ、見えなくなるでしょう。だから、この地上で一時的に得ようとしないで、天の都で永遠に得るという楽しみをとっておきたいのです。「さすが私の子だ」と神に喜び続けていただけるためにも。
2014/3/23