静岡ホーリネス教会グレースチャペルBlog

(日本ホーリネス教団静岡教会)

主日礼拝説教要約

2007年09月16日 | 説教要約
「一心同体なる夫婦の幸い」 マルコによる福音書10章1~12節

 主イエスが、群集に神の国のメッセージをしていた時に、パリサイ人が近づいてきて、主イエスを試みる質問(離婚について)をしました。それに対する主イエスの応答から、幸いなる結婚、夫婦についてみていきます。

Ⅰ 人間の罪と弱さによる離婚
 男性優位な当時において、離婚は夫の権利とされ、些細なことからも妻は離婚に追い込まれていました。モーセの律法の「何か恥ずべきことを妻に発見した時には、離縁状を書いて離別しなさい」という言葉を、当時の夫達は自分勝手に乱用していたのです。モーセは、肯定的に積極的に離婚を許したのではなく、人の心の堅くなさ、罪深さや弱さのゆえに、神が人間に与えたくださった夫婦関係を尊重しないことのゆえに、やむを得ず許しただけのことでした。神の願いは、夫婦関係に問題が生じた時は、お互い悔い改めて和解し、神が与えてくださっている夫婦の祝福を受けることです。

Ⅱ 神の祝福としての結婚と夫婦
 主イエスは、この問いに対し、「結婚」という根本的な応えをまずいたします。
①結婚は天地創造、この世の始めに神が人間に祝福として与えられ制定された、聖なる祝福の秩序である。②結婚によって男性と女性は夫婦となり、精神的にも肉体的にも一つ、一心同体となる。お互いの足りないところを補い合い、一つとなり、一つを作り上げていく。③結婚は神の意思により、重んじるべきもの。④「二人の者が一体となる」とあるように、一夫一婦制でなければならない。

 神が備えてくださった妻、あるいは夫として、この聖なる祝福の関係にあずかり続けたい。夫婦の関係には他の誰もが入ることはできない。

2007/9/16 説教者 杉本守
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