「聖霊なる神の降臨」 使徒行伝2章1~4節
聖書の語る神は、「三位一体の神」であります。唯一の神であると同時に、その内に三位格をもっておられる方です。数学的物理的な概念からは把握できないので人間は戸惑いますが、霊なる神を人間的な表現であらわすと、こういう表現になってしまうのです。神の偉大さにただ頭を垂れるだけです。永遠で偉大な神を人間の小さい頭脳では、把握しきれないのです。
私達の救いの為に、父なる神は救いを計画し、子なる神イエスは救いを実行し、聖霊なる神は信じる者に救いを付与されるのです。今日はペンテコステですので、聖霊が降臨した箇所を共に見ていきましょう。
Ⅰ聖霊なる神の降臨
クリスマスは、救い主イエスのご降誕であります。それは、処女マリヤの胎内に聖霊によって主イエスは宿られ、ユダヤのベツレヘムの馬小屋でお生まれになったことでした。ペンテコステは、聖霊なる神が、エルサレムの二階座敷、聖霊を待ち望み、心を一致させ熱心な祈りをささげていた者達の内に臨んだことであります。
Ⅱ聖霊に満たされた者達
聖霊は、「風」や「火」にたとえられます。「風」は「息」とも訳され、聖書には「神の息」はまさしく、「命」を与えることとして語られています。「火」は焼き尽くし聖別するものとして語られています。彼らは聖霊を受けたとき、まさしくあふれる霊的な命を与えられ、きよめられたのです。そうしてもう一つ、「他国の言葉で語りだした」とあるように、特別な賜物(多くの言葉)を宣教のためにいただいたのでありました。
今は聖霊の時代であります。聖霊はすでに降臨されています。私達も弟子達のように、聖霊に満たされて歩もうではありませんか。
2008/5/11 説教者 杉本守