静岡ホーリネス教会グレースチャペルBlog

(日本ホーリネス教団静岡教会)

主日礼拝説教要約

2008年09月21日 | 説教要約
「主の御心」 使徒行伝12章1~17節

 ヘロデ王のエルサレムにある教会の迫害によって、ヤコブは殉教し、ペテロも捕らえられました。この箇所から、主イエスの御心を知りたいのです。

Ⅰ 祈りにおける勝利を得なさい
 ユダヤ人の支持を得たくて、ヤコブを剣で切り殺し殉教させたヘロデ王は、ペテロをも捕らえ牢獄に入れました。国家権力による迫害によって教会が潰されようとしていました。
 教会はそれに対してどうしたでしょうか。デモ行進をしたり、有力な弁護士や権力者によって、あるいは力によって対抗したでしょうか。いいえしませんでした。教会は、最大の武器である「忍耐強く熱心に神に祈る」ことをしたのです。教会の武器は、信仰と希望と愛における祈りです。
 その祈りに応え、主なる神は神の使いを遣わし、ペテロを牢獄から救い出したのでした。不思議な神のわざです。

Ⅱ 信仰による勝利を得なさい
 なぜヤコブは殉教し、なぜペテロは救い出されたのでしょうか。ペテロには信仰があり、ヤコブには信仰がなかったのでしょうか。教会はヤコブのためには祈らなかったのでしょうか。いいえ、ヤコブにもペテロと同じような信仰があり、教会はヤコブのためにも祈ってました。ヘブル11章34と37節には、ある者は信仰よって剣を逃れ、ある者は信仰によって剣で切り殺されたとあるのです。剣から救われた者は力ある信仰があり、殺された者はもっと忍耐強い信仰の勇者でありました。
 命は神の御手にあり、神の深い御摂理の内にあります。ヤコブはこの世での使命を終えたからであり、ペテロはまだ使命が残されていたからであります。「わたしにとっては、生きることはキリストであり、死ぬことは益である」ピリピ1:21
それぞれに神の栄光を帰しつつ生き、死んだのであります。

 祈りと信仰により勝利を得なさいという主の御心を知るのです。

2008/9/21 説教者 杉本守
 
 
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