「神のことばの広まり」 使徒行伝6章1~7節
Ⅰ 問題の中で
弟子の数が増えていくにつれ、日々の配給がおろそがになるという問題が起こってきました。使徒たちだけでは手が回らない状態で、物理的組織的な問題です。また、ギリシャ語を話すユダヤ人とヘブル語を話すユダヤ人がいてコミュニケーション的な問題もありました。これらの問題は表面的な問題であり、根底にある問題は、使徒たちが祈りとみ言葉を十分にできなくなるという本質の問題でありました。
Ⅱ 問題を逆手にとる神のわざ
その問題の中で、共に祈る時に神から知恵を頂き、彼らは7人の奉仕に携わる人を選び、配給などの奉仕を任せたのであります。選ばれた7人は次のような人達でした。「御霊と知恵に満ちた人」とは、神との交わりを豊かにしている者であり、「評判のよさ」とは、人々と健全な交わりをしている者でありました。このことにより問題は解決し、より宣教が進んだのでありました。
問題が怒ろうとも、それを逆手に取り神のわざをなされる方に信頼して、神の栄光を体験させていただきましょう。
2013/9/15 説教者 杉本守