「神の栄光のために」 詩篇79篇1~13節
この詩篇は、エルサレムの荒廃を嘆く民の祈りであります。
Ⅰ 神の怒りと裁き
BC586年のバビロン軍によるエルサレムの破壊(Ⅱ列王25章8~21節)が、この詩の歴史的背景です。神の都なるエルサレムは滅ぼされ、廃墟となり、神の民は多数殺害され、神の民は屈辱にあうのです。この原因は、神の民の罪に対しての神の裁きであります。神の民であろうと神に反し続け悔い改めないならば、神はその罪を罰するのであります。
Ⅱ 悔い改めと助けを求める祈り
詩人は、悔い改めをします。先祖達の罪をも自分のこととして告白するのです。「神の民がこのままでは、神の御名が汚されたままになってしまう。神の御名の栄光のために神の民を顧み赦し回復してください」と願うのです。
私達はいかがでしょうか。悔い改める罪人に、回復と感謝の機会を得させて下さる神を覚え、積極的に神に立ち返り、神を求めて歩ませていただこうではありませんか。
2013/9/8 説教者 杉本守