「救い主を喜ぶ」 ルカによる福音書2章8~20節
第三アドベントの礼拝です。神が人となられるという驚くべきことが実現しました。
Ⅰ 救い主を求め見出した者たち
ベツレヘムの近郊に羊を飼う羊飼い達がいました。羊飼い達は仕事の性質上、律法を守れず、また人々から見下げられ、裁判でも証言することが許されず、冷遇されていた人達でした。人々が見る見方とは違い、その羊飼い達にあらわみの目をとめていた神は、その羊飼い達に最初に救い主の降誕が告げられ、救い主を一番最初に拝することを神は望み許し与えているのであります。また、特に彼らは、エルサレムの神殿でささげられる羊を飼っていたのではないかと言われます。「世の罪を取り除く神の小羊」である主イエスの降誕により、もう羊はささげられなくてよいという意味も含められて告げられたのではないでしょうか。
Ⅱ 救い主を拝し喜んだ者たち
告知を受けた羊飼い達は、すぐに救い主を拝しにでかけたのです。そして捜し当て拝し、神の言葉の成就を見、喜び、体験し神をほめたたえながら帰っていきました。
神は、あなたに目をとめ、この救い主の降誕を知らせたいと語られ招かれているのです。救い主イエスを受け入れる時、拝する時、私達人間の内に本当の喜びがわきあがるのです。
2012/12/16 説教者 杉本守