「人間にとってすべて」
有名な哲学者であったフランシス・ベーコンは、次のように言いました。「浅薄な哲学は人
の心を無神論に傾け、深遠なる哲学は人の心を神へと導いて行く」。
祈祷会で、伝道の書から神の言葉をいただいています。伝道の書の著者であるこの世の
栄華を極めたソロモン王は、事の真相を探求した結果、この世のすべては空しいと語りました。しかし、そこで終わってしまうのではなしに、神に見出され、神を畏れ信じ従うことによって、空しさから解放され、この世のすべてに意味があることを知ったのです。まさしくベーコンの言葉です。神を信じ、神の言葉によって生きる、これが、人間にとって最も肝要なことなのであります。むなしい人生を、真のいのちに満ちた人生、永遠のいのちに至る人生へと転じる道は、神に立ち返り神と共に歩むことです。
「神を恐れよ。神の命令を守れ。これが人間にとってすべてである。」(伝道の書12:13)
2011/2/20