「神を待ち望みます」 詩篇38篇1~22節
7つの悔い改めの詩篇の一つであるこの詩篇から主の言葉に耳を傾けましょう。
Ⅰ 打ちひしがれている中で
この詩人は、自らの罪、不義、愚かさに痛くうなだれています。また、周囲の者もこの詩人に対して離れて立ち欺くことをするのです。まさしく私たち人間は自分の罪深さとその結果を知るときに、ただため息をつき、うなだれるしかありません。
Ⅱ 助けを求める叫び
しかし、この詩人は、打ちひしがれる中にも、周囲の声に耳をかさず、自己弁護せずに、主なる神の前に出て祈り叫ぶのです。ありのままの自分をさらけだし悔い改め、主なる神が赦しと救いをもって応えられることを信じて、主なる神を待ち望んでいるのです。
主なる神の前に自らの姿を認め、主なる神の前に出ようではありませんか。「しかし、主よ、わたしはあなたを待ち望みます。」(15節)
2011/2/6 説教者 杉本守