静岡ホーリネス教会グレースチャペルBlog

(日本ホーリネス教団静岡教会)

天のマナ

2009年05月26日 | 天のマナ
 「ただただ神のあわれみにすがる」

 司法において裁判員制度がスタートしました。今までは裁判官が裁いていましたが、これからは一般人から裁判員が選ばれ、裁判官と共に協議し判決をくだします。

 私達人間はこの社会に生きています。幸いな豊かな社会にするためには秩序が必要であり、法やルールに沿って歩むことが大切であります。そして、法を犯した者への裁判も必要であります。

 けれども、その裁判の目的は、「裁きそのもの」で終わってはいけないのではないかと考えるのです。本来の裁判の目的は、「罪責を深く思わせ、償いをさせ、真の人間の姿に回復させること」ではないでしょうか。限界を持つ人間による裁判(司法)は、完全ではなく不十分であり、時には誤審もします。また、「法を作る(立法)人間も、作られる法」もパーフェクトではく、今後も人間は成熟する必要があるし、法は改正されていく必要があるのです。

 だから、その事を自覚した上で、それらが神の御心の中でなされるようにと祈るのです。神の前にへりくだり、神のあわれみの内になされるようにと願います。

「みこころが天に行われるとおり、地にも行われますように」
                    (マタイによる福音書6章10節)

2009/5/24
コメント (2)
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