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宮古の救護施設刺殺:被告に懲役18年求刑 盛岡地裁で結審 /岩手!

2009-08-28 10:41:21 | 障害者自立支援法って!なに?
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「宮古の救護施設刺殺:被告に懲役18年求刑 盛岡地裁で結審 /岩手」
 宮古市松山の救護施設「県立松山荘」で08年7月、入所者の男性を刺殺したとして、殺人罪に問われた同施設入所者で無職、内村泰幸被告(60)に対する論告求刑公判が26日、盛岡地裁(佐々木直人裁判長)であった。検察側が懲役18年を求刑し、結審した。判決は9月14日。

 検察側は論告で、内村被告が急所を狙って何度も包丁で刺し、「殺そうと思って刺した」と法廷で述べたことから殺意が認められ、責任能力にも問題がないと改めて主張した。「反省の態度もなく、できる限り重い刑罰が必要だ」と求刑の理由を説明した。

 弁護側は改めて殺意を否定し、傷害致死罪の適用を主張した。さらに事件の2日前に内村被告を診察した精神科医の診断に基づき、統合失調症の悪化を指摘し、「被告は当時、心神耗弱の状態にあり、矯正教育よりも治療が必要だ」と刑の減軽を求めた。

 起訴状によると、内村被告は08年7月5日午後7時25分ごろ、二つ隣の部屋に住んでいた田鎖三男さん(当時64歳)の胸や首を自室にあった包丁(刃渡り約12センチ)で数回刺すなどして出血性ショックで死亡させたとされる。
(毎日新聞 2009年8月27日 地方版)

検察側は、「懲役18年を求刑」。
弁護側は、「当時、心神耗弱の状態にあり、矯正教育よりも治療が必要だ」と減刑を求めた。
障がい者施設内で、お互いに障がいを持つ利用者同士のトラブルから発生した事件で、こんなに重い刑はあっただろうか?
普通に考えれば、妥当な量刑かも知れない。むしろ、「責任能力がないので無罪」といった審判が出るのを想定されていた方々が多かったのではないか?

私の勝手な想像になるが、被告は、おそらくお身内や帰るあてもなく救護施設「松山荘」で生涯を過ごす予定だったと思う。
今後は、刑務所で罪を償いながら生きるか、治療をしながら何処で暮らすにしても60歳の年齢からすると大変な人生となる。慣れない環境での暮らしが心配である。
一方、尊い生命を奪われた側の人生は一瞬にして途絶えたわけである。これは悲しい。64歳でまだまだ楽しい人生があったと思う。
どちらの命も重いもので軽々しく言えない
身近な所で関わりを持っている施設職員、行政関係者、親族に頼るしかない。
できることなら、人一人の情報を集約し、人・物の関係を整理し、円滑にしてトラブルを未然に防ぐこと。医療や心理関係者など専門家の協力を得ること。可能な事柄は情報収集などしておく。・・・学ぶことが多い。
無力感を抱きながら、現状への不安感が広がる。このままで良いわけない
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