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介護職員の暴行事件!学びは?

2006-12-22 10:08:50 | 介護保険制度って!なに?
宮本、三都主も海外へ
盛岡の特養ホームで職員暴行、けがさせる
 ”盛岡市乙部の特別養護老人ホーム「希望の里」(竹沢哲三施設長)で、男性職員が女性入所者の顔を殴り、けがを負わせていたことが21日、わかった。職員は依願退職し、被害者とは示談が成立している。

 施設を運営する社会福祉法人「希望会」の佐々木達人理事長が同日、会見して明らかにした。それによると、12月2日午前7時20分ごろ、施設内の一室で90歳代の女性入所者が朝食のおかゆを吐き出した際、食事の介助をしていた30歳代の男性職員が手で額を殴った。女性は1週間のけが。

 職員は直後、他の職員に「入所者を殴ってしまった」と自ら名乗り出た。施設側が事情を聞いたところ、「イライラして瞬間的に手を出してしまった」と話したという。職員は施設側の勧告で今月4日、退職願を提出し、受理された。希望会は21日付で竹沢施設長を訓告処分とした。”(2006年12月22日 読売新聞)

「介護サービス情報公表制度」や「福祉サービス第三者評価事業」が始まっているのに残念もっとも、調査等で訪問してお会いするのは幹部職員の方々が主であり、直接、介護現場に携わっている職員達とお話できない点が悔やまれます。限られた時間内で、努力はしていますが。
確かに、介護の現場は余裕、ゆとりがない、1人1人に向き合って、要望を聞き、対処する基本が揺らいでいる事も事実。今後はどうなっていくのだろうと心配ばかりです。この事件を、単なる1施設や1個人の問題とせず、経営の中味、理念、運営姿勢、サービスの質・量、提供体制、介護保険制度の根幹に関わって、問題点や課題を明らかにして、公正・中立、情報公開できるような仕組みにして欲しいと思います。関係職員は解雇・退職、施設は被害者と示談成立・・これで終結ではなく、新たな試練の始まりにして頂きたい。と期待します。
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12 コメント

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社会福祉施設職員による事件 (渡辺明)
2006-12-22 13:51:11
初めてコメント致します。当地でも、こんな事件が起こりました。社会福祉施設職員として出入りしていた一人暮らしの高齢者宅に侵入し定額郵便貯金証書を盗んだとして、県警いわき南署は21日、住居侵入と窃盗の疑い、社会福祉施設職員O容疑者(31)を逮捕した。余罪を自供しており、盗んだ証書は5通、合わせて約600万円を引き出したようだ。(福島民報ネット版より)それにしても、郵便局では、定期解約の際、必ず本人確認するのですが、記事によると、被害者の知人の女性に窓口に出向いてもらったとのこと。よほど、周囲に、容疑者はソーシャルネットワーク?を築いていたのでしょう。

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Unknown (きむら社会福祉士事務所)
2006-12-23 10:31:22
コメントありがとうございます。
貴重な情報も頂きました。
私も、今後、「本人確認」は重要である。と議論したばかりです。「本人確認法」なるものも平成19年1月より施行されるようです。
知的障害者の施設によって、財産管理方法は色々ですが、岩手の主要な施設ですが、障害基礎年金関係は、保護者・家族が、本人名義の預貯金通帳で管理しており、一方、施設側にも「預かり金」小遣い銭専用の本人名義の通帳があります。不足の場合は、家族に連絡をして持参・送金してもらいます。家族が使い込まなければ問題ないと思いますが、もし・・?の場合は、地域生活移行や外出、施設利用料など支払えず、滞納になることも心配です。元もと、障害基礎年金は、本人に支給されているものであり、本人のいる場所に、本人の元に帰属すべきである。と強調してきました。「今時、何だ!」と思われるかも知れませんが、これからそんな議論が始まっていくのかな。そのために、成年後見制度を活用しても難題続きですが、一応、セフティーネットの利用の1つであるとPRしています。大きな事件にならないように願って!。今後も宜しくお願いします。
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社会福祉士による事件でした (渡辺明)
2006-12-26 11:46:50
先に、コメントした職員は社会福祉士でした。日本社会福祉士会の会員ではないですが、極めて著しい信用失墜行為です。早急に、県社会福祉士会でコメントを出すことになるようです。本当に、地域で活動されている社会福祉士の方々に対して、当地から、こうした輩を出したことに対して、大変申し訳ないと感じております。
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Unknown (きむら社会福祉士事務所)
2006-12-26 20:35:16
そんな事があったのですか?残念な事ですね。
いろいろな方面で、社会福祉士が注目されようとする矢先に悲しい出来事です。心が痛みますね。
私は、何度か苦渋をなめ、苦労して合格しましたので大切な資格と思っています。また、業務独占的な資格にしないと進歩がないとも思います。会にしっかり結束し、自己研鑽していかないと、ぬるま湯に漬かり切った、どうしようもない専門屋が出来るような気がします。各県支部は法人化を目指していますが、大変重要な事です。が、それぞれの主体性を尊重して、ソーシャルワーカーとして地域で活動できるような環境を作り出していきたいものです。そのうち独立開業者の出番があるのかな。それまで頑張りましょう。
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Unknown (Unknown)
2007-01-07 19:46:25
暴力事件の某施設の施設長さんが亡くなったようです。
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Unknown (きむら社会福祉士事務所)
2007-01-08 10:15:55
残念ですね。
部下としても、組織としても相当な信頼をしていたのでしょうか。
有資格者が、まさかの事件を起こすとは信じがたい事だったのでしょうか。
施設長1人の責任とせず、法人役員で責任を負うべき内容だと思いますが。
私も、障害者の施設を訪問する機会がありますが、どこの施設でも共通して、法人組織、職員スタッフ、サービス体系、家族との関係、行政の施策・支援策等々、全面的に改善・改革が、早急に、必要だと思っています。障害者自立支援法を無視したような態度の施設もあります。改革・改善のご努力の中で、提言して頂きたい期待があります。その気構えも、意欲もない施設には、「税金返して」と言いたくなります。利用者ため、障害者のための施設である原点に立ち返って考えて欲しいものです。
心が痛む事件ですが、関係者には再生・復活的な改革を期待したいですね。
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死亡した施設長 (OJT)
2007-02-16 00:22:02
自宅の物置で自殺しました。
法人はすべての責任を押し付けたようです。副理事、と事務長は降格したので、責任はないと逃げの一手をきめたとのこと、この事務長は女性で悪の権化、副理事長はさらに・・・。
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Unknown (きむら社会福祉士事務所)
2007-02-17 09:31:36
本当に残念な事件です。
巨大な社会福祉法人等の法人内部組織には、ほとほと嫌気が差しております。社会福祉基礎構造改革や障害者自立支援法の改革の流れの中でも、社会福祉法人への指摘・指導・改善策への提案はかなり手厳しいものがあるなあ。と感じながらその実態に驚嘆し、反面、改善策にご期待しているのですが。全く・・音なしですね。改革する意欲すらない。緊張感がない。談合みたい・・・!一部の法人だけかも知れませんが。一生懸命やっているところは、それなりに伝わってきます。
今後も、常に利用者本位で、地域のニーズにも応えた活動・経営をしていくためにも、勇気を出して果敢に改善・改革に取り組んで欲しいと思います。その中心となるべき、理事長、理事、役員、事務長の資質向上にも期待しているのですが、「措置制度」の最大の悪弊だと思っています。情報ありがとうございます。
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Unknown (Unknown)
2007-03-12 22:04:11
この施設の役員、現場のトップのほとんどが親会社からの天下りやコネクションで、施設長は外部の人間だそうで、開設時から何人も施設長が代わってるみたいです。 こういう事態のためにあらかじめ計算して施設の最高責任者である施設長を、外部の人間にしているのでしょうね。 
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Unknown (きむら社会福祉士事務所)
2007-03-13 09:49:00
福島・白河学園事件を思い出しました。
旧態依然とした運営がなされているのですね。残念。
岩手県でも「福祉サービス第三者評価」などやっていると、そうした体質の経営・運営がなされている施設があると聞きます。表面的には立派そうでも、実態は古い体質・体制を引きずっている。と。私は「措置制度」の悪弊と思っています。第三者機関を入れて評価なり、改善策を「義務化」していかないと変わらない気がします。そのためにも、社会福祉士が「評価者や実施機関」などなればいいのですが。社会福祉士の資質も高めなければなりません。県支部が財団法人となり、実施機関に名乗りを上げながら、「第三者評価」などやっていくこと。気の長い話しです。
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