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あけぼの園:生活保護費が園長の口座に 茨城県が改善指導!

2009-06-10 10:21:06 | 長寿?高齢者医療制度・社会保障関係?
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「あけぼの園:生活保護費が園長の口座に 茨城県が改善指導」

 水戸市内の無料低額宿泊所「あけぼの園」が入所者約40人分の生活保護費を受け取っていた問題で、生活保護費は園長の個人名義の銀行口座に入れられていたことが茨城県などの調査で分かった。県は施設側に専用口座を新設するよう指導した。

 県などによると、あけぼの園では07年5月の開所から今年4月までの2年間、園長が水戸市役所の窓口に毎月出向き、入所者約40人分の生活保護費(1人当たり約11万円)を現金で受け取っていた。

 園によると、食事代や施設利用料として約8万円を徴収し、残りの3万円は「入居者がすぐ使ってしまわないよう」本人の同意を得て保管していたという。しかし県などの調べでは、保護費は園長の個人口座に入れられ、公私が区分できない状態になっていたという。県の指導を受け、同園は新設した定期預金の口座に約250万円分の保護費を移したという。(毎日新聞 2009年6月6日) 

障害者施設や特養ホーム等で「金銭管理」の事務をやっている事業所がある。
措置費から契約の時代になっても相変わらず継続している。当時は無料が普通だったが「有料」になった。年金収入の管理、行政との連絡、支払い、施設利用料の請求書作成などの事務手続きを主として行っている。
本人様に2ヶ月に1回入る厚生年金・国民年金収入等から施設利用や生活に係る支出を差し引けば、お互いに安心だ。生活保護費も同様だ。安心感を得る担保のようなもので、善意で行うことが建前であろう。事業所も何のメリットがあって有料にしたり、高額の預貯金を財産管理しているのか?意味不明になってきた。リスク管理の方が大変ではないか?
上記の事件は、「金銭管理は当然だ!」という上から目線の発想から、他人のお金を勝手に流用して不正に及ぶ寸前だった印象がある。生活保護費や年金等は個々人に給付される金銭であり、個人名義で管理するのが普通の感覚である。
やっぱり、施設、事業所が金銭管理することをやめる検討からはじめ、根本的に改めないと良くならない。この種の事件は終わらない気がする。
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