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視覚障害:全盲の中学教諭・新井さん「見えないからこそ、できる教育もある」-

2009-04-23 10:39:00 | Weblog
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”視覚障害:全盲の中学教諭・新井さん「見えないからこそ、できる教育もある」--埼玉”

休み時間、生徒たちと廊下を歩く新井さん=埼玉県長瀞町の長瀞中で2009年3月19日午前10時47分、町田結子撮影 ◇子供たちの声に支えられ、子供たちも変化した1年
 埼玉県長瀞町立長瀞中学校教諭、新井淑則(よしのり)さん(47)は、網膜はく離で視力を失いながら普通中学の教壇に復帰し1年となった。全国視覚障害教師の会(兵庫県)によると、普通中で教える全盲や視野狭窄(きょうさく)の教師は全国にわずか12人。新井さんは「手探りでしたが、子供たちの声に支えられた1年でした」と振り返る。

 教師になって5年目の89年、右目が網膜はく離を起こし、やがて全盲に。「足までなくなったような気になった」。95年から休職し、自室に閉じこもり、布団の中で毎日泣いた。「生きていても仕方がない」と思え、両親や妻子との会話もなくなった。

 こんな夫を、同じ中学教諭の妻真弓さん(45)は、外に連れ出しては社会で働く視覚障害者らに引き合わせた。95%の視野を欠きながら高校教師を続ける男性(60)は、何度も励ましの電話をくれた。新井さんは全盲でも教師を続ける人がいることを知り、再び教壇に立とうと決意した。歩行や点字を訓練し、99年に養護学校に復帰。盲学校を経て1年前、夢をかなえた。

 専門は国語。授業は別の教師とペアで進める。新井さんが点字教科書を使いながら教え、別の教師が挙手した生徒の人数を伝えたり、ノートをのぞいたりして理解度を確かめる。盲導犬は教室の机の下で待っている。

 最初の授業で「私には皆さんの声だけが頼りです」とあいさつした新井さんは、1年で「生徒の変化を感じた」と言う。教室を歩いていると、つまずかないよう荷物を動かしてくれたり、「そこ」「あれ」などの視覚に頼る言葉を使わなくなった。

 高田忠一校長は「生徒と触れ合いながら、働くことや生きることの大切さを身をもって教え、やさしさや思いやりの心を育てている。見えないからこそできる教育」。全国の視覚障害者から「勇気付けられた」という手紙や電話も絶えない。新井さんは「私も先輩の障害者に助けられた。恩返しできたのでしょうか」と話している。(全国紙)

夢を叶えた新井先生。素晴らしい
たくさん学ぶべき事がある。働く事や生きる事、やさしさ、思いやり・・・、いつの時代にも大切なことを教えてくれる。頑張れ

コメント (2)
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