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ハンセン病:各療養所の将来構想案公表 福祉施設併設も!

2009-04-22 10:28:27 | ハンセン病ってなに?
岸(西)3勝、グライ(巨)3勝、朝倉(中)2勝、神内(ソ)2勝松中(ソ)4号

「ハンセン病:各療養所の将来構想案公表 福祉施設併設も」
 全国13カ所の国立ハンセン病療養所を地域住民に開放し、公共施設の併設も可能にする「ハンセン病問題基本法」が今月施行されたのを受け、「全国ハンセン病療養所入所者協議会」(全療協)は16日、各療養所の入所者自治会がまとめた将来構想案を公表した。高齢者や障害者向け福祉施設の併設など、今の療養所の医療内容を生かしたプランが出された一方、半数以上の自治会で案が決まっていなかった。

 全療協は各自治会に3月までに将来構想案をまとめるよう指示。15、16日開いた会議で、各自治会代表から報告を受けた。老人保健施設やリハビリ施設の併設を打ち出した沖縄の2園など5療養所が具体案を決定。しかし、大島青松園(香川県)は「離島の施設で条件が悪く構想づくりは難しい」として、逆に厚生労働省側に案を提示させることを決めた。残る7施設では案がまとまっていない。このうち奄美和光園(鹿児島県)は、健康・長寿を研究する国の施設の併設案を決めたが、厚労省が「国立施設の新設は困難」との見解を示し、案を練り直している。

 全療協は「へき地など悪条件の療養所が多く、入所者主導でこれ以上の案をまとめるのは難しい」と判断。6月から厚労省と本格的な協議を始め、可能な案から具体化する方針。

 ◇ハンセン病療養所の将来構想案◇
 療養所名(所在地) 入所者数と将来構想案

東北新生園(宮城県)137人 入所者居住棟の新設による集約化と園内遊休地の活用

栗生楽泉園(群馬県)161人 園内の温泉を活用したアトピー性皮膚炎治療施設併設

多磨全生園(東京都)303人 園内の3万本の木と旧居住者棟など歴史的建造物を生かした「人権の森」づくり

大島青松園(香川県)121人 離島で施設の併設などが困難であり、国の責任で将来構想を作るよう求める

沖縄愛楽園(沖縄県)274人 園内の自然海浜を生かした長期滞在型健康保養施設の併設など

宮古南静園(沖縄県) 88人 リハビリ部門の障害者・高齢者への一般開放や老人保健施設の併設など

 全国計  2609人 (平均年齢80.3歳)

 ※その他の施設は検討中(2月1日現在)(全国紙より)

全国13ヶ所にある各療養所の機能を生かし、地域の住民に開放、有効活用し、交流を深め、入所者の健康や生活の安心を守りながら、差別・偏見をなくする取組みがスタートする
「将来構想案が絵に描いた餅」にならないように真摯に、着実に実践して頂きたい。時間との闘いのような気もする。入所者の方々の「願い」に一歩でも近づく誠実な実施を期待したい
コメント (2)
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