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4歳児虐待死:通報2回 児童相談所見抜けず!

2009-04-11 12:01:10 | 児童福祉に関する日記
涌井(西)2勝、金本(神)又3連続ホームラン
本日、介護保険制度改正及び利用者負担金に関する説明会に参加してきます。

「4歳児虐待死:通報2回 児童相談所見抜けず」

対馬博臣容疑者宅を現場検証する捜査員=稚内市で2009年3月30日午後1時20分、横田信行撮影 北海道稚内市で4歳男児が母親と内縁の夫から虐待を受けて殺害されたとされる事件で、北海道旭川児童相談所稚内分室が龍生ちゃんの通う保育園から「あざがあり、虐待ではないか」との通報を受けていたことが分かった。同分室は母親らから事情を聴いたが、虐待を確認できなかったという。

 同分室によると、通報は1月中旬と今月初めにあり、10回近くにわたり、母親の本望哉恵(ほんもうかなえ)容疑者(25)と内縁の夫の対馬(つしま)博臣(ひろおみ)容疑者(38)=ともに殺人容疑で逮捕=や、死亡した本望容疑者の長男龍生(りゅうせい)ちゃんらから話を聞いた。龍生ちゃんら子供4人のうち、長女(6)を除く下の3人の体も調べ、全員にあざがあったことも確認したが、比較的軽微で虐待の事実が認められる程度ではないと判断したという。渡辺邦芳・分室長は「虐待を疑って対応したが、防げなかったことは申し訳ない」と話している。(毎日新聞)

子どもの権利擁護にあたる児童相談所において、児童虐待の事実を見落としてしまい、結果的に死亡に至った悲しい事件である。
児童が通う保育所の園長等も、児童虐待の事実を把握して、何度も児童相談所へ通報・相談を持ちかけていたという。
児童福祉の中核、専門職集団の機能を持つ機関として、その役割・任務が疑われ、信頼を失墜させるような対応である。
確かに困難さ、大変さもあろうが、様々な対策の方法を検討して児童の権利擁護のために奮闘して頂きたかった。
児童相談所がリーダーシップを発揮して、率先した対策を講じなければ、いったい誰がやるのだろうか?
児童虐待の深刻さ、複雑さ、緊急性等が十分に理解されていないのではないか?
もし、児童相談所で対応できないのであれば、早急に別機関、組織を作って対応して頂きたいものである。
コメント (5)
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