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来春、自立のうどん店を 盛岡の障害者事業所!

2007-12-22 11:30:04 | 障害者自立支援法って!なに?
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「来春、自立のうどん店を 盛岡の障害者事業所」
 盛岡市下飯岡の障害福祉サービス事業所あすなろ園(成田甲子夫園長、利用者56人)は来春、同市羽場の産直施設サン・フレッシュ羽場店内に手打ちうどん店をオープンする。運営形態は障害者自立支援法の新サービス体系で、県内では数少ない「就労継続支援A型」を申請する。県最低賃金(時給619円)を保証し、就労する障害者と雇用契約を結ぶ―という内容。採算性は問われるが、障害者の自立に向けて挑戦する。

 うどん店は、産直施設を改装し開店する。店内には20人ほどが座れるスペースを設け、地元産の南部小麦を使ったうどんを提供。食材には産直の野菜を使用する。運営にあたる新事業所の定員は、知的障害のある利用者ら10人。職員2人、パート3人も運営に携わる。

 あすなろ園は、今春からサン・フレッシュ羽場店を岩手中央農協から業務委託を受け、職員とパート、利用者計7人で運営している。来春からは同農協が施設を賃貸し、新事業所がうどん店と産直を運営する予定。
 食の安全が叫ばれる中、産直施設と、手打ちうどん店を組み合わせた運営で、安定した売り上げを目指す。

 県内の障害者の雇用状況(6月1日時点)は、民間企業の実雇用率で1・72%。年々微増しているが、いまだ法定雇用率1・80%を下回る厳しい状況が続く。
 こうした中、福祉施設が運営し、一般企業に近い形態の「就労継続支援A型」事業所の広がりが期待されており、県内では二戸市、矢巾町、一戸町の3事業所がこの形態でクリーニング事業などに取り組んでいる。

 厚生労働省によると、2006年度の全国の月額平均工賃(賃金)は「A型」事業所が約10万円、「B型」事業所は約1万1000円。「A型」事業所の取り組みについて、県障害保健福祉課の小林繁春総括課長は「自立と工賃アップにつながる取り組みだ。福祉サービスだけでなく経営感覚が必要となるため頑張ってほしい」と評価する。
 あすなろ園の石川明博事務長は「環境をつくることで、経済的自立へのチャンスを広げたい。地域住民とも触れ合いが深まる憩いの場にしたい」と意欲をみせる。

 [就労継続支援A型]:障害者自立支援法の新サービス体系の一つ。一般企業などでの就労が困難な人に働く場を提供し、知識と能力向上のために必要な訓練を行う。雇用型のA型と非雇用型のB型がある。B型は生産活動の場を提供するという意味合いが強い。岩手労働局がまとめた県内障害者の民間企業の実雇用率(各年6月1日現在)は03年1・60%、04年1・62%、05年1・69%、06年1・67%、07年1・72%。年々わずかに増加しているが法定雇用率(1・8%)は下回る。(地元紙より2007/12/17)

こうした取組みには素直にエールを送りたい
障害者自立支援法の中で、確かに現状は大変だけれども、職員や関係者の皆様で、障害者・利用者の幸せのために利用者本位にもっと真摯に考えることがあるような気がする。そして、具体的に実践してみて、見直したり、評価していく。そんなアクションが期待されている。盛岡の「自立のうどん店」は、地域の方々にも元気を与える素晴らしい企画であり、是非成功してもらいたいと願う。
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