工藤(横)3勝、久保田(神)2勝、黒田(広)10勝、斉藤和(ソ)2勝、平野佳(オ)6勝、グラマン(西)4勝アジア杯準決勝サウジアラビアと対戦
「知的障害者に賃金未払い 長時間労働も 岩手の会社」
岩手県花巻市内のクリーニング会社で知的障害者の従業員に長期間、賃金が支払われず、花巻労働基準監督署が労働基準法違反の疑いで調査に乗り出したことがわかった。また、岩手県は人道上問題が生じるほどの長時間労働を強いられているとして、同じ会社で働く別の知的障害者5人を保護し、社会福祉施設に移した。
この会社は有限会社「藤原クリーニング」。91年度には障害者雇用優良事業所として大臣表彰を受けたが、近年、経営が悪化している。藤原勝治社長は朝日新聞の取材に対し、賃金未払いや長時間労働の事実を認め、「何とか改善しようと努力したが、毎日の仕事に追われていた。本人や保護者に謝りたい」と話した。昨年施行された障害者自立支援法は障害者の社会参加を促している一方、障害者の雇用をめぐる状況は厳しいことを示すケースと言えそうだ。
同社は66年設立。二十数人の従業員のうち9人が23~46歳の知的障害者で、このうち女性6人が会社の寮に入寮し、男性3人が自宅から通っていた。
県によると、確認できただけで知的障害者計3人の賃金が5カ月~1年8カ月分未払いとなっている。花巻市に住む小瀬川佳弘さん(23)の場合、05年10月分の給料7万4646円が1年後の06年10月に支払われた後、05年11月分から今年6月まで1年8カ月分の支払いが途絶えている。
母親の清子さんによると、この間、仕事は午前8時半から、途中に1時間の昼休みをはさんで午後11時ごろまで続いた。佳弘さんは体がもたず、6月末に退職した。未払い賃金は時間外を除いた分だけで計約140万円に上っている。清子さんは「我慢を重ねてきたがもう限界です。悩んだ末、子どものために新しい職場を探すことにしました」と話した。
障害者を雇用すると開始から一定の期間、国から雇用主に特定求職者雇用開発助成金が給付されるが、小瀬川さんらの助成期間はすでに終わっていた。花巻労働基準監督署は「賃金の未払いを是正するよう指導を重ねてきたが、指導は限界に来ている」としている。
また、岩手県は今月17日と21日に、入寮していた知的障害者6人のうち、先に退寮した1人を除く計5人を保護し、花巻市内の社会福祉施設に移した。県によると、長時間労働に加え、残業代を含む賃金の未払いが疑われることなどを総合的に判断したという。赤羽卓朗・県保健福祉部長は「弱い立場の障害者の権利を守るために保護した。再就職については全面的にバックアップしたい」と話している。
民間の信用調査機関によると、同社は年間売上高が1億2000万円(06年10月決算)。最近は受注が落ち込む一方、原油高の影響を受けて経営が悪化しているという
全国版で報道されました。残念無念の事件であります。
数年前に、岩手県某市の「鋳物工場」で、社長等によって、従業員である知的障害者「賃金を流用する」事件がありました。
会社の作った社員寮で生活していると第三者の目が入りにくい、そのために起き得る人権侵害であります。賃金不払いや長時間労働・・、知的障害者であることを知っていて行った悪質極まりない手口で、違法行為です。この事件を機会に、雇用関係や実態調査も実施して頂きたいと思います。社会的に弱い立場にある障害者の現状を把握して、改善していくことが大切。人権擁護と意識改革につながる元になると考えます。
行政、特に岩手県は、過去の「事件の教訓」から、何も学び、生かしていない事になります。残念です。当面は、「成年後見制度」の活用を促進して、第三者の目を注入する取組みからすすめないと、この種類の事件も根絶しないと思います。
「知的障害者に賃金未払い 長時間労働も 岩手の会社」
岩手県花巻市内のクリーニング会社で知的障害者の従業員に長期間、賃金が支払われず、花巻労働基準監督署が労働基準法違反の疑いで調査に乗り出したことがわかった。また、岩手県は人道上問題が生じるほどの長時間労働を強いられているとして、同じ会社で働く別の知的障害者5人を保護し、社会福祉施設に移した。
この会社は有限会社「藤原クリーニング」。91年度には障害者雇用優良事業所として大臣表彰を受けたが、近年、経営が悪化している。藤原勝治社長は朝日新聞の取材に対し、賃金未払いや長時間労働の事実を認め、「何とか改善しようと努力したが、毎日の仕事に追われていた。本人や保護者に謝りたい」と話した。昨年施行された障害者自立支援法は障害者の社会参加を促している一方、障害者の雇用をめぐる状況は厳しいことを示すケースと言えそうだ。
同社は66年設立。二十数人の従業員のうち9人が23~46歳の知的障害者で、このうち女性6人が会社の寮に入寮し、男性3人が自宅から通っていた。
県によると、確認できただけで知的障害者計3人の賃金が5カ月~1年8カ月分未払いとなっている。花巻市に住む小瀬川佳弘さん(23)の場合、05年10月分の給料7万4646円が1年後の06年10月に支払われた後、05年11月分から今年6月まで1年8カ月分の支払いが途絶えている。
母親の清子さんによると、この間、仕事は午前8時半から、途中に1時間の昼休みをはさんで午後11時ごろまで続いた。佳弘さんは体がもたず、6月末に退職した。未払い賃金は時間外を除いた分だけで計約140万円に上っている。清子さんは「我慢を重ねてきたがもう限界です。悩んだ末、子どものために新しい職場を探すことにしました」と話した。
障害者を雇用すると開始から一定の期間、国から雇用主に特定求職者雇用開発助成金が給付されるが、小瀬川さんらの助成期間はすでに終わっていた。花巻労働基準監督署は「賃金の未払いを是正するよう指導を重ねてきたが、指導は限界に来ている」としている。
また、岩手県は今月17日と21日に、入寮していた知的障害者6人のうち、先に退寮した1人を除く計5人を保護し、花巻市内の社会福祉施設に移した。県によると、長時間労働に加え、残業代を含む賃金の未払いが疑われることなどを総合的に判断したという。赤羽卓朗・県保健福祉部長は「弱い立場の障害者の権利を守るために保護した。再就職については全面的にバックアップしたい」と話している。
民間の信用調査機関によると、同社は年間売上高が1億2000万円(06年10月決算)。最近は受注が落ち込む一方、原油高の影響を受けて経営が悪化しているという
全国版で報道されました。残念無念の事件であります。
数年前に、岩手県某市の「鋳物工場」で、社長等によって、従業員である知的障害者「賃金を流用する」事件がありました。
会社の作った社員寮で生活していると第三者の目が入りにくい、そのために起き得る人権侵害であります。賃金不払いや長時間労働・・、知的障害者であることを知っていて行った悪質極まりない手口で、違法行為です。この事件を機会に、雇用関係や実態調査も実施して頂きたいと思います。社会的に弱い立場にある障害者の現状を把握して、改善していくことが大切。人権擁護と意識改革につながる元になると考えます。
行政、特に岩手県は、過去の「事件の教訓」から、何も学び、生かしていない事になります。残念です。当面は、「成年後見制度」の活用を促進して、第三者の目を注入する取組みからすすめないと、この種類の事件も根絶しないと思います。