ジェニ、ジュノ

JENNY, JUNO／０５年／韓国／１０８分／劇場公開
監督：キム・ホジュン
出演：パク・ミンジ、キム・ヘソン、キム・ジャオク、イム・ドンジン、ソ・ミンジョン

＜ストーリー＞
学園随一の人気者カップルが、突然の妊娠で周囲から赤ちゃんを守ろうと奮闘する。
＜感想＞
レヴューはこちらを参照して下さい。

オフィシャル・サイト　韓流シネマ・フェスティバル2008春

評価：★★★
０８／１２／０７ＤＶＤ鑑賞
青春ロマンス・コメディ　未成年の妊娠　ＤＶＤ新作

コールドプレイ

FRITT VILT／０６年／ノルウェー／９０分／劇場未公開
監督：ロアー・ウートハウグ
出演：イングリッド・ボルゾ・ベルダル、ロルフ・クリスチャン・ラーセン、トーマス・アルフ・ラーセン

＜ストーリー＞
雪山で遭難し、廃墟と化したホテルに避難した５人の若者が何者かに襲われる。
＜感想＞
これも観るまではどのような映画なのか全く予想できなかった一本。
サスペンス風か、オカルト的なものかと思っていたら、ありきたりなスラッシャー・ホラーでした。
外は猛吹雪で、閉じ込められた若者たちが廃墟となったホテルの中で得体の知れない何者かに次々と惨殺されていくってだけの内容。
いわゆる密室ホラーなのだが、スラッシャーものとしてはちょっと大人しい目かな。
誰が何の目的で若者たちなどを殺しまくっているのか、というのが一番の注目点なのだが、犯人は大体予想が付きます。
目的も、過去に味わった苦しみからの反動で、狂った挙句に只殺しているだけなんだな、と。

派手なスプラッタもないので、恐怖さはあまり感じられませんが、隠れながら反撃を伺う終盤辺りは少しばかりハラハラ感を味わえるかと思います。

関連作：『ザ・コールデスト』（第2作）

評価：★★
０８／１２／０６ＤＶＤ鑑賞
スラッシャー・ホラー　雪山　遭難　廃墟ホテル　戦利品部屋　真犯人　ＤＶＤ新作

ゾンビ・ソルジャー

OUTPOST／０７年／米／９０分／劇場未公開
監督：スティーヴ・バーカー
出演：レイ・スティーヴンソン、リチャード・ブレイク、ジュリアン・ワダム

＜ストーリー＞
東欧の古い塹壕にやって来た傭兵部隊が、ナチスドイツが開発した不死身のゾンビ軍団と対決。
＜感想＞
今年観たゾンビ映画の中でも最強のゾンビじゃないか？
何せ、頭を吹っ飛ばしても死にません！！

「これじゃ、映画と違う！！」

と叫びたくもなります。

まぁ正確に書くと、腐乱したゾンビだけれど、それだけじゃないんです。
現われては消え、現われては消えを繰り返す、神出鬼没なゴースト・ゾンビなんですよ。
何でもナチが開発したらしいのですが、このゴースト・ゾンビの軍隊でホワイトハウスにまで前進し、総攻撃を加える作戦まであったそうです。

実際いたら圧勝だろうな。

こんな不死身軍団に幾ら鍛えられた傭兵たちでも、そりゃあ太刀打ち出来ませんって。
一人、また一人と静かに殺されていく所はかなり不気味です。

まぁ、とりあえずゾンビファンは必見ですし、ミリタリー・ファンは尚更観るべき作品。
戦争とゾンビという一本で２ジャンルも楽しめる野心作！！

オフィシャル・サイト(英語)

関連作：
『ゾンビ・ソルジャー(2007)』（第1作）
『アウトポスト　BLACK SUN(2012)』（第2作）

評価：★★★
０８／１２／０６ＤＶＤ鑑賞
ゾンビ・アクション・ホラー　傭兵　ナチスドイツ　塹壕　ゴースト・ゾンビ　ＤＶＤ新作

ブレス

BREATH／０７年／韓国／８４分／劇場公開
監督：キム・ギドク
出演：チャン・チェン、チア、ハ・ジョンウ、カン・イニョン

＜ストーリー＞
自殺を図ろうとノドを突き声を失った死刑囚。そのニュースを見た平凡な主婦が許されぬ愛に落ちていく。
＜感想＞
レヴューはこちらを参照して下さい。

オフィシャル・サイト（日本語）

評価：★★★☆
０８／１２／０５ＤＶＤ鑑賞
キム・ギドク　ドラマ　死刑囚　自殺未遂　浮気　四季　R-15　ＤＶＤ新作

ゾンビ２００９

ZOMBI:LA CREAZIONE／０７年／伊／劇場未公開
監督：ビンセント・ドーン
出演：イベット・イゾン

＜ストーリー＞
孤島で研究用ゾンビに襲われ、生還した女性が、仲間を救うため再び島に向かう。
＜感想＞
やたらと先走った邦題だが、これは監督からの最後の贈り物であり、来年生まれるであろうゾンビ映画に対する挑戦なのかもしれない。

なんて、大袈裟に書いてしまったが、実際内容を観てみて、何かがおかしいという事に直ぐ気づいた。
というよりも誰でも気づくはずだ！
気付かない奴の方が間抜け。

そう！まんま『エイリアン２』のパクリなんです。
流石、『食人族３　～食人族ＶＳコマンドー』で、『プレデター』のモロパクリをやっただけの男ですね。
セリフも構図も一緒。
エイリアンをゾンビに変えた以外はな～んにもアレンジがされていない。
なんとも安上がりな脚本だこと(笑)。

まぁマーティン・ミラーだからこそ、いやボブ・ハンターだからこそ、いやいやウェルナー・ノックスだからこそ、いやいやいや（何個偽名持ってるねん！）低能監督ブルーノ・マッティだからこそ出来る荒業なのかもしれない。
これぞ、イタリアのエド・ウッドと呼ばれている監督の名に恥じぬオリジナリティの欠片もない
ヴィンセント・ドーン・オブ・ザ・デッド誕生の瞬間であり、彼の人生の集大成だったのかもね。

エンディングで監督自ら登場し、「私もゾンビとなって甦ってくるよ」と言い残していたが、いやもう・・・安らかに眠って下さい。
その方が、監督としても、映画界としても伝説の人となって我々の記憶の片隅に残るはずですから。

評価：★☆
０８／１２／０４ＤＶＤ鑑賞
ヴィンセント・ドーン　ゾンビ・ホラー　実験　海兵隊員　『エイリアン２』　パクリ　遺作　ＤＶＤ新作