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懐かしのあの名作をBlu-rayで観よう♪『セブン』♪

2020年10月25日 19時39分21秒 | 洋画サスペンス
SEVEN/SE7EN
1995年
アメリカ
127分
サスペンス/ミステリー
劇場公開(1996/01/27)



監督:
デヴィッド・フィンチャー
特殊メイク:
ロブ・ボッティン
タイトルデザイン:
カイル・クーパー
出演:
ブラッド・ピットデヴィッド・ミルズ刑事
モーガン・フリーマンウィリアム・サマセット部長刑事
グウィネス・パルトロートレイシー・ミルズ
ジョン・C・マッギンレーカリフォルニア
リチャード・ラウンドトゥリーマーティン・タルボット地方検事
R・リー・アーメイ警部
マーク・ブーン・JrFBIの男
ダニエル・ザカパテイラー刑事
エミリー・ワグナーサラ刑事
ケヴィン・スペイシージョン・ドゥ



<ストーリー>
キリスト教の“七つの大罪”になぞらえた奇怪な連続殺人事件を追う、ベテラン刑事と新人刑事の姿を描く。

―感想―

改めて観て思った事。

ラストていうか犯人のジョン・ドゥを帯同させてミルズとサマセットの両刑事が指定された場所へと行くシーン。
あの時の車内でのジョン・ドゥって内心、すっげえワクワクしてたんだろうなあて。
「どんな反応見せるかな?泣くかな?怒るかな?想像しただけでもう・・・イヒヒヒヒ♪」
みたいなね。
決してそういう感情を顔には出していないけど、何か態度的に見てもこの後に起きる出来事に対して子供心に近い感じで楽しんでいる様にしか思えない。
サイコキラー特有のオーラていうのかな、人の気持ちを弄ぶ事が生き甲斐だからこその目に見えない「いやらしさ」がずっと滲み出ていた。
そういう形にしない表現を強く観客の目に感じさせる上手さ、ケヴィン・スペイシーのその高い演技力には流石だなと。

確か、公開日まで犯人役の俳優は誰なのか伏せられてたはず。
だから、エンドロールの初めに出た名前がケヴィン・スペイシーだった訳で、期待以上の演技で監督のラブコールに応えてくれて観客にとっては大きなサプライズともなった事への敬意を表し、一番初めに持ってきたのかなと。
1人の犯人としては強烈なインパクトは残していたし、再見しても、こういう奴には絶対関わっちゃいけない、そんな風な触れたら危険な男をケヴィン・スペイシーは見事に完成させていた。

ブラピの表情作りも絶品で、あの時の「顔」は多くの映画ファンの脳裏に焼き付いたことだろう。

無理矢理食わされて死んでいたデブ男は特殊メイクアーティスト・ロブ・ボッティンによるものとか、上から落ちて腕を怪我するミルズだが本当にブラピは重傷を負っていてそのまま撮影に挑んだとか、そういう裏話も今では有名。
独特なタイトルデザインを考えたカイル・クーパーも本作の成功で一時期売れっ子になったりも。
「セブン」とは七つの大罪の事でもあり、1週間の出来事でもあり、サマセットの退職までの日数でもあり、色んな意味が込められているんだね。

私はこの事件の捜査から降りると言っておきながら、結局最後まで自らの意志でミルズの相棒を務めるサマセット刑事の人柄の良さも印象深い。
そしてグウィネス・パルトローのか弱き美しさに見惚れ、絶望への犠牲者となる過程に胸を締め付けられるのである。

評価:★★★★★
20/10/25Blu-ray鑑賞
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レンタル開始日:2010-12-16
メーカー:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント

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