銀幕大帝α

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ブルータル・ジャスティス

2020年12月12日 20時37分22秒 | 洋画アクション
DRAGGED ACROSS CONCRETE
2018年
カナダ/イギリス/アメリカ
159分
アクション/犯罪/ドラマ
R15+
劇場公開(2020/08/28)



監督:
S・クレイグ・ザラー
『デンジャラス・プリズン -牢獄の処刑人-』
脚本:
S・クレイグ・ザラー
音楽:
S・クレイグ・ザラー
出演:
メル・ギブソンブレット・リッジマン
ヴィンス・ヴォーントニー・ルラセッティ
トリー・キトルズヘンリー・ジョーンズ



<ストーリー>
強引な逮捕が原因で停職処分になった刑事・ブレットと相棒のトニーは、一攫千金を狙い、ある犯行を計画するが…。

正義を棄てた日
男たちの運命が
交錯する――


―感想―

世の中、皆、金のために動いているんだろうな、てのが良く分る映画。
社畜と化している俺も、金を稼ぐ事を一番に考えて働いているからね。
金がねえと、なーんも出来んし、贅沢にも暮らせんよ。

これ観た人、気付いた?
全く走るシーンがないんだわ。
悪党を追い詰める時も、コンビニ強盗、銀行強盗をする時も、何をする時でも全員が冷静に堂々と歩いてる。
その堂々たる姿が個々が抱く「計画」の成功性を強めてきているから、一体誰が最後に笑うのか予測できない。
そりゃ当然、主役のメル・ギブソンだろ?て思うのは間違い、今の映画、主役でも呆気なく死ぬから油断は禁物だ。

台詞遊びの多い映画ではある。
一種のタランティーノ作品に通じるものもあり、画でも見せるし、台詞でも魅せるので、2時間半もの長作でありながら退屈はさせられなかった。
そして物凄く、丁寧に物語を組み立てている。
ここまで丁寧に描かれたらアホな俺でもしっかり把握出来たし、初めバラバラだった登場人物が全員集結する終盤シーンには違和感もなく自ずと納得も出来たし、改めてこの監督は引き込ませ方が上手いなと思った。

期待通りのグロシーンも自然な流れで登場。
これが結構色んな意味でショッキング。
特に産休明けで3ヶ月ぶりに出勤した女銀行員が余計な行動を取ったことで・・・の場面は可哀想というか何と例えたらいいのか良く分らん気分にさせられましたわ。
それだけ彼女含めたキャラクターそれぞれの予想外な顛末が用意されており、初めから最後まで目が離せない状態にさせられる話の濃さと重さは秀逸。
女性陣除いた主要キャラ全員が悪なので、誰に感情移入させるかというのは少々無理かもしれんけど、悪党としての魅力は高いのもあり、それがあっての金塊争奪戦へ向けての物語進行にはものの見事にハマった。

何事に対してもパーセンテージで答えるメル・ギブソンに対し相棒が使うのが「F」ワードを置き換えた一言。
マジかよ、て時に使うといい言葉こそが

アンチョビ!

評価:★★★★
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