銀幕大帝α

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アローン・イン・ザ・ダーク II

2009年01月19日 20時45分12秒 | 洋画ホラー
ALONE IN THE DARK II/08年/米/91分/オリジナルビデオ
監督:マイケル・ローシュ、ピーター・シェーラー
出演:リック・ユーン、ランス・ヘンリクセン、ダニー・トレホ、ジェイソン・コネリー

<ストーリー>
ニューヨークを舞台に、さらなる進化を遂げた古代モンスター軍団と特殊部隊の生き残り達の新たな戦いが始まる。
<感想>
そもそも元となるゲームをプレイした事もない。
更に前作の内容もスッパリ忘れてしまっている。

あれ?この映画ってこんなC級ホラーやったっけ?

相手も魔女(何故に魔女?この時点でインパクトが弱い)。
特に何か仕掛けてくる訳でもなく、襲われた方が一方的に銃を乱射しているだけ。

短剣とか、心臓の欠片とかアイテムも出てくるけど、これが重要なようで重要でないんだよね。
全く映画の中で機能していないんだよ。

確かに魔女が壁をすり抜けて移動するといったVFX技術は凄く良く出来ていると思う。
でも肝心の物語が全く面白くなく、魅力もない。

テンポも悪いし、怖くもないし、ヒロインは自分勝手に行動しているし。

蛇足に感じるラストにも唖然。

水桶に頭を突っ込んで窒息させたら死によった・・・。

どう考えてもいらんやん、この場面。

あ、制作にウーヴェ・ボルの名前が!
通りでツマラン訳や。
納得のクズ映画。

関連作:『アローン・イン・ザ・ダーク』(第1作)

評価:
09/01/19DVD鑑賞
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変態ピエロ

2009年01月19日 19時41分00秒 | 洋画サスペンス
HEROS/07年/仏/115分/劇場公開
監督:ブリュノ・メルル
出演:ミカエル・ユーン、パトリック・シェネ、ラファエル・ベナユーン、エロディ・ブシェーズ

<ストーリー>
TV番組の前説を仕事にするピエールを中心に国民的歌手、怪力男、硬直した死体などが交錯し、驚きのラストへと展開していく。
<感想>
EUROスリラー“変態”シリーズの第4弾です。
(第1弾は『変態村』、第2弾『変態男』、第3弾『変人村』
結構、期待しているんですよ、このシリーズ。
ハリウッドでは描けない独特な雰囲気があるので好きなんですよね。

で、今までの作品は本当に“変態”でしたけれど、この作品はちょっと違う印象を持ったかな。
ピエロが“変態”というよりは、ストーリーというか映像、演出的な所に“変態”さを感じました。

カンヌ上映時に観客を唖然させたってのも大いに納得です。
ホント支離滅裂ですもん、この映画。
でも、フランスらしいアート的な作りなんですよね。
実験映画にドラマ部分が付け足された様な、異様でいて美しく、そして意味不明。

でも何だろうこの味わった事のないような独特な構成は。

うん!好きだなぁ、僕は。

序盤での音楽に合わせて、ドン!ドン!とテロップが現れる所や、ピエールが裸で廊下を走り回り、銃を振り回しながら怯える場面。

音楽の使い様が凄く上手いんですよ。

それが大きく確認出来るのが、ピエールがピエロになる終盤。
レコードから静かな音楽流れ、それに被さるかのように、ピエールがノイズ音楽を聴く。
TVのスピーカーからは、何かゴチャゴチャにミックスされた音楽が流れる。
その中、画面ではピエールが壁に体当たりして悶絶している。

これには凄く「やられた~」って思ったよ。
意味なんて全く無いだろうし、監督が頭で思い描いたものをそのまま映像にしただけなんだろう。
それなのに、妙にググッと惹きつけられるんですよね。

これが芸術なんだ!“変態”アートなんだ!

ヤヴァイ、もう一回観たくなってきた。

実験的スリラーでありながら、愛と友情も描いており、物語の流れとしては意味不明ながらも、何故かラストのコンサートでは感動させられる。

全く、凄い映画を撮ったもんだよ!

評価:★★★☆
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