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銀幕大帝α

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パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女

2023年07月27日 13時18分51秒 | 韓国アクション

SPECIAL DELIVERY

2022年

韓国

109分

アクション/サスペンス/犯罪

劇場公開(2023/01/20)

監督:
パク・デミン
脚本:
パク・デミン

出演:
パク・ソダム・・・チャン・ウナ
ソン・セビョク・・・チョ・ギョンピル
キム・ウィソン・・・ペク・カンチョル
チョン・ヒョンジュン・・・キム・ソウォン
ヨン・ウジン・・・キム・ドゥシク
ヨム・ヘラン・・・ハン・ミヨン
ハン・ヒョンミン・・・アシフ

<ストーリー>

ワケあり荷物を届ける特殊配送会社・特送。ある日、天才的なドライビングテクニックを持つウナは、海外ヘの逃亡を図る賭博ブローカーとその息子を港まで運ぶ依頼を引き受けるが…。

私は絶対
失敗しない

今度のブツは泣き虫の男の子――。

―感想―

何処か『トランスポーター』を思い起こさせる作風。

カーチェイスを撮らせたら抜群の演出力を発揮する韓国映画、そのカーチェイスを前面に出して描いているのだから面白くない訳がない、カッコ良くない訳がない。

男のドライバーと違い女ドライバーなので、幾らドライビングテクニックが天才的でも格闘戦となると男より力は劣るから観てて危なっかしい場面もあったりして、色んな意味でハラハラさせられる作品になっていました。

依頼されたブツは小さな男の子。

この子と女ドライバーとの交流も一種の見所ではある。

初めは突き放していたけれど、長く一緒に行動していく上で情も生まれてくる。

そういう経緯があるから必然と終盤では身を挺して悪党に立ち向かっていくんですよね、盛り上がり方が凄まじい。

敵は隠し金庫の鍵を奪い返す事に躍起となっているヤクザ警官。

こいつが超が付く程の下劣な奴で、悪の主犯格として鑑賞者に強い嫌悪感を与えるには申し分なし。

どこからどう見ても、誰がどう見てもクソ野郎なもんだから、余計に反発する女ドライバーや彼女を雇う上司なんかに正義感を抱かされ、決して悪には屈しない姿勢には俺自身の感情も高ぶらせてくれる。

中盤までは華麗なドライビングテクニックに魅了され、中盤以降では生死を分けた肉弾戦が手に汗を握らせてくれます。

それにしても最後の最後まで執念深く往生際の悪いヤクザ警官だった、憎たらしいったらありゃしない。

主人公はそのまま帰らぬ人に・・・な終わり方でも良かった様な気もするが、男の子に満面の笑みが戻るのを観てしまうとまあこの終わり方でもいいか、と思いましたわ。

因みに女ドライバー役のパク・ソダムと男の子を演じたチョン・ヒョンジュンは『パラサイト 半地下の家族』で既に共演済みという経歴があります。

評価:★★★☆

23/07/27DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日: 2023-06-09

メーカー: カルチュア・パブリッシャーズ

オフィシャル・サイト

 

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ステラ SEOUL MISSION

2023年04月23日 17時13分49秒 | 韓国アクション
STELLAR/STELLAR: A MAGICAL RIDE
2022年
韓国
98分
アクション
劇場公開(2022/11/11)
監督:
クォン・スギョン
出演:
ソン・ホジュン・・・ヨンベ
イ・ギュヒョン・・・ドンシク
ホ・ソンテ・・・ゾ社長
コ・ギュピル・・・チョルグ
イ・ジュンオク・・・チョン室長
パク・セヨン・・・ソンヒ
キム・スルギ・・・ヨンミ
<ストーリー>
スーパーカーを奪ったと疑われた自動車金融業界のエース・ヨンベが、父の遺した廃車寸前のステラでスーパーカーを追撃する。
 
ヤバい
ミッション発動!
 
―感想―
カーアクション満載て程でもなく、どちらかと言えばコメディ映画。
おんぼろステラで、高級車を奪った男を追跡する様子をドタバタ劇として描いていた。
 
亡き父が残した遺産ステラ。
抜群のタイミングでラジオが流れ出したり、ハザードランプが点灯したりする所から見て、息子に不幸を押し付けたまま他界してしまった父が、少しでも罪滅ぼしをしようと手助けしてたのかね。
そうだとするとなんかスティーブンキング原作の映画みたいではある。
あっちは意思を持つカーホラーだけど、本作は意思を持つカードラマて感じでしょうか。
目には見えない父と子の交流(交信?)により、ラストは温かい雰囲気に包まれて終幕。
 
表向きでは憎んでいる風に見せていても、このステラを介して父との間には思い出が一杯詰まっている。
自分に素直になり、全てを許して過去を置き、新たな一歩を踏み出し、そして今度は主人公が父となる。
これまでの苦しかった経験が主人公にとっては糧となり教えとなって、これからは良き家庭を築くんだろうなあ、そんな未来を予感させてくれた。
 
評価:★★★
23/04/23DVD鑑賞(新作)
レンタル開始日: 2023-04-05
メーカー: ファインフィルムズ
 
 

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犯罪都市 THE ROUNDUP

2023年04月06日 16時26分54秒 | 韓国アクション

THE ROUNDUP

2022年

韓国

106分

アクション/サスペンス/犯罪

PG12

劇場公開(2022/11/03)

監督:
イ・サンヨン

出演:
マ・ドンソク・・・マ・ソクト
ソン・ソック・・・カン・ヘサン
チェ・グィファ・・・チョン・イルマン
パク・ジファン・・・チャン・イス
ホ・ドンウォン・・・オ・ドンギュン
ハジュン・・・カン・ホンソク
チョン・ジェグァン・・・キム・サンフン

<ストーリー>

型破りな刑事・ソクトは犯罪者の引き渡しのためにベトナム行きを命じられる。そこで凶悪犯罪者・ヘサンが起こした事件を知ったソクトは、現地警察を無視して捜査を開始する。

最強VS最狂

―感想―

前作(1作目)にも出ていたチャン・イス、相変わらずゲスな商売やっているようで。

つか、髪の毛ふさふさになっとるやんけ。

その前作でソクトから痛い目に遭わされているから、今回は扱き使われているのが笑える。

が、それ故に脇キャラとしては一番おいしいポジションに立たされており、終盤ではドンソク兄貴に次いで目立ちまくっていた。

はい、今作もドンソク兄貴が本気を出したらもう勝ちゲー。

敵がドンソク兄貴を相手にすると、ボコボコにされる姿しか目に見えてこないので、班長とか若手の刑事とかが代わりに重傷・負傷させられる要員として駆り出されるのね。

で、それを見た、知ったドンソク兄貴の怒りが蓄積されていき、「俺の大切な同僚に何やらかしとんじゃいっ!」と、繰り出されるパンチに力が増し、そうなってくると誰にも止められない、制御不能のゴリラ(笑)です。

人としての思い遣り、刑事としての正義感の強さは続編でも健在。

一度相手にしたら、向こうが半殺しになるまで容赦なく怪力でねじ伏せるのも前作同様、監督が交代してもソクトという男のイメージを壊さず発揮されていますから、格闘シーンに入るとウキウキしない方がおかしい。

絶対に負けないという安心感、一体どこら辺までボコるのかという高ぶる期待感、いや極度の楽しみ。

追われる側の畜生野郎がほんと、文字通りの人の皮を被った悪魔みたいな奴だから、憎しみしか抱けないクズに情けとかは必要ないんよね。

クライマックスとなるバス内でのほぼ一方的な対戦から、おもくそ外にぶん投げての、これまたおもくそに顔面殴打。

痛快、爽快、気分が良い!

追い詰めて普通に逮捕ではなく、追い詰めて相手に肉体的にも精神的にも強烈なダメージを与えて、はい検挙、てのがこのシリーズの醍醐味だよな。

あそこまでやられたら、そりゃ今後ソクトの顔みりゃビビっちまうのも当然だろうて、チャン・イスみたいに。

現実でも、こういう型破りな刑事が沢山出てくれると世の中平和になるのにね~。

体ボロッボロにされた男が上りのエスカレーターに倒れ込み「おい、どうした下りたいのか?」とソクトから嫌味言われるシーン等、殺伐とした中にもちょっとしたユーモアを入れているのも良き。

大金積んだ車で逃走しようとしたチャン・イスに後ろから猛スピードで悪党ヘサンが車で突っ込んでくる、あそこの店の防犯カメラも流れに組み込んだ演出(カメラワーク含む)、すっげえ好み。

前作に好印象持っている人ならば、この続編も期待通りに楽しめるでしょう。

ドンソク兄貴ファンならば、否応なしに「っぱおもしれえ!」てテンション勝手に上がっていると思うよ、んなもん必然に決まっとる。

評価:★★★★

23/04/06DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日: 2023-04-05

メーカー: HIAN

関連作:

『犯罪都市(2017)』(第1作)
『犯罪都市 THE ROUNDUP(2022)』(第2作)

オフィシャル・サイト

 

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鬼と獣

2023年01月23日 17時19分12秒 | 韓国アクション

THE GOBLIN

2022年

韓国

90分

アクション/犯罪

劇場未公開

監督:
キム・ヒソン

出演:
チョ・ドンヒョク
イ・ワン
イム・ジョンウン
ユン・チョルヒョン
カム・ソヒョン

 <ストーリー>

“鬼”と呼ばれる殺し屋・ドゥヒョンは、妻と娘を誰よりも愛していた。ある日、ドゥヒョンは弟分であるヨンミンが犯した殺人の罪を被って逮捕され…。

―感想―

子供の喧嘩に親が出る、つうのを韓国映画が映像化しちゃいました、みたいな(笑)。

けども、これがまあ面白れぇんだわ。

ある意味ヤクザ同士のケジメのつけ方だから血生臭いのなんのって。

そりゃもう愉しい位に血飛沫がシャーシャーと出ますんで。

親の育て方次第では子供がどう育つのかもリアルに描いてる。

服役逃れた方は子が心臓弱いてのもあって過保護に育てたのが丸分かりのクソガキになっているし、罪を被って服役した方は母親がしっかりと育んだのだろう正義感の強い良い子になっている。

しかも出所してから実際に会ってみたら、めっちゃ可愛くなってるのだから、そりゃ鬼と呼ばれた男ですらも目に入れても痛くない程にニヤニヤしちゃうでしょうよ。

今作の可愛い子役図鑑

けどよ、幾ら我が子とは言え、娘自身には母から「父は死んだ」と伝えられているのだから、娘からしたら実の父親も赤の他人。

そんな素性も知らない男が、腕時計プレゼントしてくれたり、抱き締めてもいいか?て聞いてきたら、普通

このおっさんロリコン!?

と気味悪がらないか?1歩処か10歩以上引くだろ、つか逃げるでしょて勘繰ってしまうのだが、まあそこは映画て事で何故か懐いちゃう所は直感で信用を得ての父子の愛と見て許しちゃいましょう。

「本当のトッケビを今から見せてやる」

暴力を止めたはずの男が、鬼となり、眠らせていたスキルを再び爆発させる終盤からクライマックスに掛けての死闘はマジで凄まじい。

お互いに娘を人質に取ってまでして、幸せを掴みに行く壮絶な戦い、その果てにあるのは・・・。

生きてるのか、死んでしまったのか、その辺を有耶無耶なままで劇終しちゃう辺りは韓国映画らしいもので許容範囲。

その後の光景をあれこれ想像しながらエンドロール眺めつつ、俺的には本心として皆が無事だというのを前提に家族の再建を願わずにはいられなかった。

それ位、どちらの父親も子を一番に大事に考え愛おしく想う、その関係性の良さには気持ちが温かくなったんだよなあ。

だから余計に、娘を悲しませたくないのなら、真っ当な人生を送れよ、て思う。

評価:★★★★

23/01/23DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日: 2022-12-02

メーカー: ニューセレクト

 

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モガディシュ 脱出までの14日間

2022年12月04日 17時56分55秒 | 韓国アクション

ESCAPE FROM MOGADISHU

2021年

韓国

121分

アクション/サスペンス

劇場公開(2022/07/01)

監督:
リュ・スンワン
脚本:
リュ・スンワン

出演
キム・ユンソク・・・ハン・シンソン
チョ・インソン・・・カン・テジン
ホ・ジュノ・・・リム・ヨンス
ク・ギョファン・・・テ・ジュンギ
キム・ソジン・・・キム・ミョンヒ
チョン・マンシク・・・コン・スチョル

<ストーリー>

1991年、ソマリアの首都モガディシュ。国連加盟を目指す韓国政府は、アフリカ諸国へのロビー活動に力を入れており、ソマリアでも韓国大使のハンは、現地政府への働きかけに奔走していた。しかし、ライバルの北朝鮮がアフリカでの外交活動では先んじていた上、同国のリム大使による度重なる妨害工作に苦戦を強いられていた。大使館同士の対立が激しさを増していく中、ソマリア国内では反乱軍による内戦が激化し、ついにモガディシュの街は戦場と化してしまう。やがて暴徒によって大使館を追われた北朝鮮のリム大使は、部下の反対を押し切り、韓国大使館への避難を決意するのだったが…。(allcinemaより抜粋)

国か、命か。

―感想―

韓国映画の十八番の一つでもある北と南が協力するってやつやね。

それと又別の十八番であるカーアクション。

これがクライマックスとしての見所になっているのだが、ソマリア国内の反乱軍兵がヒャッハーしている間を本!で車体を防御し銃弾の雨が降り掛かるのを承知で強行突破していくという、韓国映画でしか描けない様なアイデア勝利とも言える凄まじい場面となっている。

ここは滅茶苦茶ドキドキさせられたなあ。

只、このシーンだけなんよね固唾を吞んで見守ってしまったのは。

前半は何故か妙にコミカルな作りになっており、緊張感もへったくれもないんだけど、後半ではそれを挽回するが如くシリアス路線へと変更。

軽と重の差を前後半に大きく分けて持たせる辺りも韓国映画特有て感じではあるが、別にコミカルさは要らんかったかね。

ま、南北の対立と、ソマリア内戦という思いテーマを扱った作品なので、観客にはなるべく軽い描写を見せて物語に対し、すんなりと入り込め易い様にしたいといった製作サイドの思惑があったのかもしれない。

それと副題に「脱出までの14日間」とあるけれど、14日間も掛かった、といった日にち、時間の流れ的なものを余り体感させられずで、なんか二日くらいで脱出出来ました、としか思えなかったのは残念。

印象的だったのはラスト。

同じ朝鮮人として手を組みはしたが、国としてはあくまでも敵同士。

北南問わず、全員で抱き合ってハッピー、のまま終わらず、北の事情も考えての「北の奴ら?そんな人達知りませんよ」と表向き知らんぷりする形で飛行機降りてからは完全別行動を取るのを観て、人としては絆を深めたとしても「国」がそれを知れば絶対認めないんだろうなと、そこら辺りの両国が抱える複雑な心境を大々的に描写させたことで、皆さんは何を思いますか?と監督から訴えかけている風に俺は感じた。

色んな意味でメッセージ色の濃い作品、とも言えるかもね。

処でこの映画、相当な数のエキストラを雇ってる?

内戦中の暴動、虐殺行為等、起きるべくして起きた幾つもの悲劇的シーンに現地の人達が関わっていて、その多さにちょっと驚いちゃった。

評価:★★★

22/12/04DVD鑑賞(新作)

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レンタル開始日: 2022-12-02
メーカー: カルチュア・パブリッシャーズ

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