銀幕大帝α

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モガディシュ 脱出までの14日間

2022年12月04日 17時56分55秒 | 韓国アクション

ESCAPE FROM MOGADISHU

2021年

韓国

121分

アクション/サスペンス

劇場公開(2022/07/01)

監督:
リュ・スンワン
脚本:
リュ・スンワン

出演
キム・ユンソク・・・ハン・シンソン
チョ・インソン・・・カン・テジン
ホ・ジュノ・・・リム・ヨンス
ク・ギョファン・・・テ・ジュンギ
キム・ソジン・・・キム・ミョンヒ
チョン・マンシク・・・コン・スチョル

<ストーリー>

1991年、ソマリアの首都モガディシュ。国連加盟を目指す韓国政府は、アフリカ諸国へのロビー活動に力を入れており、ソマリアでも韓国大使のハンは、現地政府への働きかけに奔走していた。しかし、ライバルの北朝鮮がアフリカでの外交活動では先んじていた上、同国のリム大使による度重なる妨害工作に苦戦を強いられていた。大使館同士の対立が激しさを増していく中、ソマリア国内では反乱軍による内戦が激化し、ついにモガディシュの街は戦場と化してしまう。やがて暴徒によって大使館を追われた北朝鮮のリム大使は、部下の反対を押し切り、韓国大使館への避難を決意するのだったが…。(allcinemaより抜粋)

国か、命か。

―感想―

韓国映画の十八番の一つでもある北と南が協力するってやつやね。

それと又別の十八番であるカーアクション。

これがクライマックスとしての見所になっているのだが、ソマリア国内の反乱軍兵がヒャッハーしている間を本!で車体を防御し銃弾の雨が降り掛かるのを承知で強行突破していくという、韓国映画でしか描けない様なアイデア勝利とも言える凄まじい場面となっている。

ここは滅茶苦茶ドキドキさせられたなあ。

只、このシーンだけなんよね固唾を吞んで見守ってしまったのは。

前半は何故か妙にコミカルな作りになっており、緊張感もへったくれもないんだけど、後半ではそれを挽回するが如くシリアス路線へと変更。

軽と重の差を前後半に大きく分けて持たせる辺りも韓国映画特有て感じではあるが、別にコミカルさは要らんかったかね。

ま、南北の対立と、ソマリア内戦という思いテーマを扱った作品なので、観客にはなるべく軽い描写を見せて物語に対し、すんなりと入り込め易い様にしたいといった製作サイドの思惑があったのかもしれない。

それと副題に「脱出までの14日間」とあるけれど、14日間も掛かった、といった日にち、時間の流れ的なものを余り体感させられずで、なんか二日くらいで脱出出来ました、としか思えなかったのは残念。

印象的だったのはラスト。

同じ朝鮮人として手を組みはしたが、国としてはあくまでも敵同士。

北南問わず、全員で抱き合ってハッピー、のまま終わらず、北の事情も考えての「北の奴ら?そんな人達知りませんよ」と表向き知らんぷりする形で飛行機降りてからは完全別行動を取るのを観て、人としては絆を深めたとしても「国」がそれを知れば絶対認めないんだろうなと、そこら辺りの両国が抱える複雑な心境を大々的に描写させたことで、皆さんは何を思いますか?と監督から訴えかけている風に俺は感じた。

色んな意味でメッセージ色の濃い作品、とも言えるかもね。

処でこの映画、相当な数のエキストラを雇ってる?

内戦中の暴動、虐殺行為等、起きるべくして起きた幾つもの悲劇的シーンに現地の人達が関わっていて、その多さにちょっと驚いちゃった。

評価:★★★

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