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銀幕大帝α

切り株推奨映画感想ブログにつきグロ画像注意。
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第31回「サイコ×パスト 猟奇殺人潜入捜査」

2024年04月15日 17時46分22秒 | 漫画読(まんがどく)おススメ漫画

著者 :本田真吾

出版社:秋田書店

ストーリー概要:

犯人への過剰暴力が原因で左遷させられた熱血刑事の五代。新たな上司は自称“超能力捜査官”の飛高警視正。赴任早々、五代はとある連続殺人事件へと潜入捜査を命じられるのだが…!?

えげつない描写が多いし、あり得ない設定ではあるが、かなり面白いです。

話としては、主人公である刑事の五代に、特殊な能力を持つ上司・飛高が、過去に起きた猟奇殺人の事件を引っ張り出してきて、本当の真相を突き止めてこい!と命令します。

すると五代は、能力を掛けられた途端、その事件が起きる数日前へとタイムスリップ。

しかも魂は、被害者となるはずの人物の中へと入り込んでいた!!

これも一種の異世界転生ものと言っても良いでしょう。

五代本人は誰の体に入るか分からず(飛高は知っている)、若き女性や子供のパターンばかり。

要するに、非力なんですね。

普段の五代は暴力的な性格なもので、まさかそんな自分が力を持たない人間の体になるなんて、と初めは憂鬱になりますが、グチグチ言っても仕方がないと、非力ながらも冴え渡る洞察力と、持ち前の行動力で、真犯人を見つけ出し、成敗を下していく。

只成敗下すだけじゃ何なので、本来なら殺されるはずの人物をも救い、事件の顛末を変える、そう未来をも変えていってしまうんです。

この一見弱さそうな女性(又は子供)が、大活躍し、事件の本当の真相を明るみにさせ、完璧な状態で解決させ、そして現世に戻るという流れがすこぶる爽快。

解決に至るまでは、流石に一筋縄ではいかず、時には危険な状況に陥ったりもしますが、そこは熱血刑事五代、知力、気力で乗り切っていくのが読んでて楽しく感じさせられます。

連載開始される際には、とりあえず第1話で、どれだけ読者のハートを掴めるか、でしょうけど、兎に角本作の最初の事件に潜り込む事となる話のインパクトはデカすぎた(笑)。

私はその話で一気に惹かれた所はありましたので、まだ未読で気にはなっている方は、試しに第1巻を読んでみて下さい。

凄いの描くなwと思った方は、続きも読みたくなるでしょう。

嫌悪感を示してしまった方は、縁が無かったということで。

最新巻では、五代が入ったのが小学校低学年の少女。

これまで以上に非力な人物に入ってしまった五代が、次はどうやって殺人事件の犯行を食い止め、被害者を出さずに犯人を見付けられるのか今後の展開が楽しみで仕方ないですな。

因みに五代の本来の目的は、自身の家族を妹以外皆殺しにした犯人を探し出す事、なので、これが解決すると漫画も完結すると思われます。

2024年4月時点で7巻まで発売中!

ストーリー・・・5

キャラクター・・・・5

お色気・・・1

残酷さ・・・5

絵の上手さ・・・4

総合・・・5

(5段階評価での独自採点)

サイコ×パスト 猟奇殺人潜入捜査 1 (1) (少年チャンピオンコミックス)

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第30回「GIGANTIS―ジャイガンティス―」

2024年04月14日 16時54分35秒 | 漫画読(まんがどく)おススメ漫画

著者 :小森陽一, 橘賢一, 山本隆之

出版社:集英社

ストーリー概要:

長崎県対馬――。母親と病弱な妹と共に暮らす高校生・玄は、いつもと変わらぬ朝を過ごしていた。しかし、突如現れた正体不明の生物によって、平穏な日々は一変する。島民を喰らい、同化していくその異形な生物は、瞬く間に島を支配していき…!?

確か、表紙の画力の高さ、上手さに惹かれて買ったような・・・?

所謂、変身ものですね。

長崎県の対馬が正体不明生物に襲われ、島民が根こそぎ"捕食”されていく中、兄・玄は深手を負いながらも特殊な機関に拾われ収容される。

意識を取り戻した玄は、島に残してきた妹の安否が気になり、どうにかして助け出そうと模索するが、同時に機関によって実験体にされていた彼の体は正体不明生物に対抗し得る破壊の神と化していた、といった話。

残酷描写は結構エグく、異形生物との戦いも迫力満点に描かれていて、私的にはかなり面白く読ませて貰っていたんですよね。

しかし、唐突に5巻にて単行本は完結してしまいます。

いやいやここからが本番でしょ、て所で。

あの終わり方から推測すると、打ち切りに近い形だったんじゃないかな。

ストーリー的には特にそんなに酷いものではなかっただけに、あのような中途半端で無理矢理完結させちゃった事が残念に感じました。

ごく普通の青年が、いきなり日本の未来を担う救世主へと作り上げられる、そういう一種のヒーロー的なSF風バトルが読みたい方にはおススメです。

2024年4月時点で全5巻発売中!

ストーリー・・・4

キャラクター・・・・4

お色気・・・0

残酷さ・・・5

絵の上手さ・・・5

総合・・・4

(5段階評価での独自採点)

GIGANTIS―ジャイガンティス― 1 (ヤングジャンプコミックス)

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第29回「石神戦記」

2024年04月12日 17時33分29秒 | 漫画読(まんがどく)おススメ漫画

著者 :古日向いろは

出版社:双葉社

ストーリー概要:

四方を海に囲まれた島国・日倭津国。先王の死後、この国は"王太子派"と"王弟派"の二つに割れようとしていた。その情勢下、北東にある瑞穂領は婚姻により"王弟派"につくことを選ぶ。領主の弟・宇迦乃イサザは、兄の婚礼の日に生じた混乱の中で、石を操る不思議な力を持つ「石の民」の女と出会い、婚姻を迫られることに……!?

「石神」となっているだけあって、石に関した要素が多く出てきます。

「石の民」の女性は石を自由自在に操れますし、片腕を失った主人公も「石の民」の女性と契りを交わした事で、その失った腕に強力な石の手が備わりますしね。

1巻では着物一枚羽織っただけのほぼ裸で活動する「石の民」の女性、目のやり場に困るっちゅうねんw

時代設定はかなり古いものになっている為、剣と石との戦いなんかがメイン。

戦国もの、時代劇ものが特に好きな方には時代設定も合って、楽しく読めるんじゃないかなとは思います。

画力は普通。

キャラクターはどちからといえば可愛い系。

私は「石の民」の女性のビジュアルは好みに近いかも。

結婚を条件に、主人公と女性は一緒に行動していますから、最終的には2人は結ばれるのか、それとも思わぬ別れが待っているのか、今後の展開が楽しみです。

2024年4月時点で2巻まで発売中!

ストーリー・・・4

キャラクター・・・・4

お色気・・・2

残酷さ・・・3

絵の上手さ・・・4

総合・・・4

(5段階評価での独自採点)

石神戦記(1) (アクションコミックス)

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第28回「変な家」

2024年04月10日 11時06分57秒 | 漫画読(まんがどく)おススメ漫画

著者 :雨穴(飛鳥新社刊), 綾野暁

出版社:一迅社

ストーリー概要:

オカルト専門ライターの「私」は知人から、とある家の間取り図を見せられた。そこには正体不明の「謎の空間」が存在するという。建築設計士・栗原に意見を求めると、彼はこの家のおかしなところを次々に指摘し始めた……!

現在、実写版が絶賛劇場公開中の雨穴氏によるデビュー作「変な家」。

元は小説である不動産ミステリーを漫画化させた作品です。

活字が苦手な自分にとっては小説の方はちょっと手が出せなかったのですが、最近漫画版が単行本となって発売されているのを知り、現状3巻まで出ているのを衝動買いし、一気に読みました。

とある売りに出されていた一軒家を購入しようとしていた男性が、その間取り図を見た時、一つの場所に謎の「空間」がある事を知り、それが何なのかをオカルト専門ライターの主人公「私」に調査依頼する所から話は始まります。

「私」は建築設計士である栗原さんに意見を聞いてみるのですが、彼から出た答えは意外なものだった!?

家から又別の家へ、そしてその次は持ち主であった家族の実家へと、それぞれが持つ謎の「空間」が1本の線を結び、多くの疑問と不可解な事件(バラバラ殺人)、そして幾多の憶測を呼び起こしていく。

下手なホラーよりも不気味なストーリーとなっていて、読んでいてゾクゾクしつつも急展開する所に面白さをかなり抱かされました。

まさか最初の売り物件から、ここまで話が膨らむとは思ってもいませんでしたね~。

調査するにつれ、家それぞれに関わった色々な人物の姿も浮き彫りにされていき、そのどれもが秘密を抱えているので、一体何をしていたのか、何を隠しているのかが気になり、展開から目が離せません。

実家も又、建物の構造が左右対称の異質さで、殆ど窓という窓が存在しないのも気味が悪過ぎるし、そこの一番廊下奥にある巨大な仏壇の前で人が死んだという明るみが更に謎を深めています。

3巻ではその実家にも秘密の部屋、通路等がある可能性が、という栗原さん自身のあくまでも憶測として口から出てきた所にて終わっているので(実際にそれが存在するのかは判明していない)、早く続きが読みたいです。

開かずの部屋の存在も気になりますしね。

漫画の構成としては、間取り図が大きな鍵となっている為、ページを使って主にそれを強調させ、読者にも見させて考えさせる作り。

そこから、こうじゃないか、ああじゃないかと、主人公達による考察が繰り広げられていくので、鋭い推測は果たして当たっているのか、固唾を呑んで見守る楽しさはかなりあります。

本当の真実にぶち当たった時には新たな恐怖が始まる予感もするので、そこからどういう話の転がり方をするのか、どういった幕閉じを披露してくれるのか、その辺も期待しております。

処で主人公の「私」て女性、男性どっち??(その性別不詳な部分もある意味不気味w)

第4巻は夏、発売予定。

2024年4月時点で3巻まで発売中!

ストーリー・・・5

キャラクター・・・・5

お色気・・・0

残酷さ・・・3

絵の上手さ・・・4

総合・・・5

(5段階評価での独自採点)

変な家(1) (comic HOWL)

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第27回「鬼滅の刃 外伝」

2024年04月09日 17時08分17秒 | 漫画読(まんがどく)おススメ漫画

著者 :平野稜二

出版社:集英社

ストーリー概要:

水柱・冨岡が出会ったマタギの娘・八重は父の仇を討つため山に入るが――!? そして、炎柱になる前の煉獄と鬼との戦いの行方は…。

こちらも第25回で紹介した漫画『鬼滅の刃』の公式スピンオフ作品。

本家の吾峠呼世晴先生が少し手直しされて完成させているようです。

『鬼滅の刃』の中でも特に人気が高いキャラクター、冨岡義勇と煉獄杏寿郎、この2人にスポットライトを当て、それぞれの外伝としてのエピソード、本家では語られなかった話が描かれているので、どちらか、それともどちらもファンという方にはおススメとなっております。

画そのものは上手く原作を模写させているので問題なく観れますが、部分的に描き込み過ぎて分かり辛い構図になっているものはあったかな。

巻末に数十ページの4コマ漫画を収録させているのだけど、全く面白くなかった(個人的にね)。

あくまでもファンアイテム。

2024年4月時点で全1巻発売中!

ストーリー・・・4

キャラクター・・・・4

お色気・・・1

残酷さ・・・2

絵の上手さ・・・4

総合・・・4

(5段階評価での独自採点)

鬼滅の刃 外伝 (ジャンプコミックス)

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