ナポリタンって

 スパゲッティ・ナポリタン、実は前から怪しいと思ってはいたんだ。ホントにナポリ名物料理なのか?ホントにナポリ料理ならナポレターノじゃないかって。やっぱそうだったか。そう言われてからネットで検索すると幾つかのサイトが引っかかってくるから結構有名な話だったらしいですね。ついでにわかったのは「えびドリア」と「プリンアラモード」もそうだって。

 ご存知ない方のためにちょっとだけ説明。つまりですね、スパゲッティ・ナポリタン、えびドリア(シュリンプドリア)とプリンアラモード、この三つは横浜の老舗ホテル、ホテルニューグランドのオリジナル料理、デザートだと言うのです。気になる方は「スパゲッティ△ナポリタン△ニューグランド」検索してみてください。


 今日の1枚は、春を待つ木。ところで、この写真だけで何の木かお判りの方がいらっしゃいましたら是非お教えください。樹高20mはあろうかという高木です。木が立っているのはすみよしの森、その向こうに見えているのがあかねの森です。
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フェラーリのサブリミナル効果

 16日に書いたフェラーリのバーコードは?の中で、郷秋<Gauche>は「そんなフェラーリも2007年にはタバコマネーのみならずボーダフォンも失っているのだから」と書いたが、これが誤りであることをビートニクさんが教えてくれた。私もうっかりしていたが、マールボロを販売するフィリップモリスはフェラーリとの独占契約を2011年まで延長していた。

 ことろが、このところ行われているシーズン前のテスト時では昨シーズンまでMarlboroのロゴがあった場所が白いバーコード状になっている(これは16日に書いた通り)。これについての、ビートニクさんとカンジさんのコメントを受け、さらに「F1ファンはフェラーリのパーコードを見るたびにマールボロを思い出して吸いたくなる?まるでパブロフの犬ですね」と書いた。どうやら、そういう作戦のようである(元ネタはこちらをクリック)。

 しかし、世界中の喫煙者はホントにフェラーリのマシンを見るとマールボロを連想するんだろうか。2007年こそはある程度の「サブリミナル効果」が期待できても、(特に日本人は)あっという間に忘れられてしまうんじゃないかな?

 フィリップモリスの親会社であるアルトリアグループは、タバコ以外にもマキシム(インスタントコーヒー)、オレオ(クッキー)、Tang(オレンジジュース)と言った強力なブランドを持っているらしい(以上、受け売り)んだからそちらのロゴを走らせてクリーンなイメージを早く定着させた方が得策なんじゃないかな。

今日の1枚は、鳩の生る木。
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Windows Vistaは売れるのか

 今晩、正確には明日早朝にマイクロソフト社の新OS(基本ソフト)である「ウィンドウズ・ビスタ」が発売になるようだ。OS単体のパッケージとVista導入済みのPCの両方が販売されるのだとは思うけれど、果たして売れるのかしらん。

 2006年のPCの国内出荷台数は、4年ぶりに前年を割り込み1233万台(前年比3%減)と不調だったことから、昨年の不調を取り戻すべく各社ともビスタ搭載モデルを30日に一斉に発売の構えであるが、果たして売れるのかしらん。

 少なくとも郷秋<Gauche>は買わないぞ。だって今のThinkPad X31で決定的に困ることがないものな。メモリが512MBで、ちょっと物足りないけれど一度にいろんなものを開かなければ何とか対応できるし、HDDは20GBから80GBに大増量、キーボードも1年半前に取り替えたもんね。

 Windows 95の時はバカ売れだった。当然だよね。Windows 3.1なんてDOSに毛が生えた程度だったから、3年遅れでようやくMacに追いついたって感じだった。その時のThinkPad 560がさすがにスペック的に不足してきたこと、ディスプレイの動作が不安定になったことから買い換えたThinkPad i1157(570は高くて買えなかった)がWin98だった。プラグイン機能の充実が印象的だったな。

 そのThinkPad i1157のディスプレイが召天したのを機に(ノートPCはまずディスプレイがイカれる)購入したThinkPad 31はMeを通り越してXPだった。上に書いたようにこれがいまだに快調、現役だ。

 郷秋<Gauche>は、Win98が出たから、XPが出たから買い換えたのではなく、PCそのものに故障等が出たために買い換えたら最新のOSになっていたということだ。少なくともVistaが出たからPCを買い換えるということはしない。PCそのものが趣味の対象ではないからだ。PCはあくまでも道具だからな。

 新型の冷蔵庫が発売になったからといって「普通の人」は冷蔵庫を買い換えたりはしないだろう。冷蔵庫を買い換えるのは、家族が増えて大きなものが欲しくなったとき、モーターがイカれてしまった時だろ。まだ使えるけど、新しい家に引っ越すからこの際冷蔵庫も新しく、ということはあるかも知れないけれど、新型が出たから買い換えるというのは、冷蔵庫そのものを趣味の対象としている極少数の人だけだろう(日本広しと言えども果たして何人くらいいるだろうか)。

 クルマは、新型が出るたびに買い換える人が結構いるな。それはクルマそのものが趣味の対象となりえるからだろう。郷秋<Gauche>だって、しまう場所に困るほどの現金を持っていたら新型が出なくたって買い換えどころか買い増ししたいものだ。

 でもだ、PCは違うぞ。(郷秋<Gauche>にとっては)PCはクルマよりもはるかに冷蔵庫に近いものだ。だから壊れるまで、あるいは壊れる気配が濃厚になるまで買い換えない。HDDは大容量のものに付け替えればいいし、メモリだって空きスロットあれば追加すればいいんだから。それでもどうしようもなくなったら仕方がないから買い換える。その時のOSはVistaかも知れないし、Vistaの後継かもしれないな。Vistaが出たからって、郷秋<Gauche>は買ったりはしない。だからVistaは、郷秋<Gauche>的には売れない。

 でも、PCがクルマに近いポジションだという方はVistaを、あるいはVista搭載のPCを購入するんだろうな。郷秋<Gauche>がD○○(○)や○○-○○mmのレンズを「確信犯的衝動買い」しちゃうように。Vistaに興味のある方は我慢しないで買っちゃいましょうね。ヤセ我慢するのは精神衛生上よくないし、日本経済の更なる活性化のためには、それはそれは良いことだと思いますから。

今日の1枚は、この季節の定番、梅。
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F1マシン カラーリング小考

 2005-2006年シーズンのチャンピョン、ルノーが2007年を戦うマシンを24日に発表した。マイルドセブンのライトブルーを捨てたためにカラーリングががらりと変わり、まったく別のマシンのようにも見える。25日にはホンダがRA107を発表したがこちらは相変わらず「カラス」のまま。グリーンベースとなる噂があるが、フルカラーのRA107登場までにはもう少し間があるのだろうか。26日登場のレッドブルRB3は基本色を昨年から引き継ぎながらノーズからコックピットまで赤と青のストライプを入れ新鮮味を出している。

 レースだから速くなければお話にならないけれど、F1はスポーツであると同時にエンターテイメントでもあるから見て楽しくなければならない。だからマシンのカラーリングは重要な要素の一つである。マシンの細部をじっくりと見ればそれぞれ微妙に違うし、それを見分けるのもF1の楽しみに一つだが、ぱっと見ではほとんど同じクルマに見えるF1ではそのカラーリングがチームを見分ける重要なポイントともなる。

 F1のマシンがナショナルカラーをまとって走っていたのは遠い昔のことだけれど、トヨタとSAF1の赤と白にはアイボリーに赤(日の丸)のナショナルカラーを見て取れるし、ルノーの前後ウイングにはフレンチブルーが復活している。マクラーレンはイギリスのチームだけれど、ドイツ製エンジンを得てからはジャーマンシルバーをまとっている。全身ナショナルカラーなのはフェラーリだけだけれど、それぞれスポンサーカラーをまといながらもどこかにその出自が見て取れる色を残しているのは面白いものである。

今日の1枚は、ミカンと冬枯れの雑木林。
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椿にメジロ

 恩田の森を歩くようになってから随分と草花や樹木の名前を覚えたけれど鳥の名前はさっぱり。でもメジロくらいは知っている。春の鳥だ。

 日本では古来から春の絵として「梅に鶯」が描かれてきたようだけれど、鶯の主食は虫や木の実で、梅の蜜を求めて飛んでくるのはメジロの方らしい。今日の一枚は「梅にメジロ」ならぬ「椿にメジロ」の図。


☆☆☆

 今日、恩田の森で撮影した写真をこちらに掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
恩田Now 
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読解力不足

 「ファッショナブルでかっこよくて機能満載、そして薄い―ソフトバンクモバイルの孫正義社長」(携帯電話関係情報サイトのニュースのタイトル)。
孫社長はファッショナブルでかっこいいのか。そして薄いって、写真によれば、確かに髪が薄いようだが、そんなこと、書くか? そして、1.2秒程後に「機能満載」の四文字を読み落としていたことに気がついた。なんだ、新しい携帯電話のことか。

 「いじめ:早期発見へ 県教委プロジェクトチームがアンケ試案 / 徳島」(Yahoo! Newのタイトル)
 「アンケ」ってなんだ?タイトルをクリックしてようやく分かったけれど、アンケートを「アンケ」なんて略しているのは初めて見たぞ。

今日の1枚は、冬の森。
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悪趣味

288万円のマウス
4,050万円の携帯電話

 どんなに高機能な携帯電話機であってもせいぜい50,000円、ワイヤレスの高機能マウスで10,000円というのがそれぞれの価格の上限だろう(携帯電話機の場合には電話機そのものは本来倍くらいの価格なのかもしれないが)。

 つまり、5万円、あるいは1万円出せば機械的機能としては現在の技術で最も優れたものを購入できるということだ。それじゃ288万円のマウスの287万円分、4,050万円の携帯電話の4,045万円分は何なのかと言えば、高価な宝石類が埋め込まれているというだけなのである。

 ダイヤモンドを埋め込むことで、マウスや携帯電話の性能がUpするのならば、ダイヤモンドを埋め込むことにも意味があるかも知れないが、そんなことはないだろ。郷秋<Gauche>的には、はっきり言って「悪趣味」以外の言葉が思いつかないな。でも、買う人がきっといるんだろうな。

 マウスで言えば、郷秋<Gauche>の右手の形・大きさを測定し、特に人差し指、中指の長さ、筋力を正確に測定し、郷秋<Gauche>の右手に人間工学的に完璧なものを作れるといいなと思う。手が触れる部分は測定結果を元に天然木を削りだす。クリックの重さも郷秋<Gauche>の指の筋力に最適化する。機能的には光学式のワイヤレスとし、軽量化のために内部はカーボンケブラーで構成する。電池も軽量なリチウムとするが、1本、1.5Vで作動する回路を新規に設計する。

 せっかく作るんだから、その日の気分で使い分けられるように、ナラ、マホガニー、チーク、ケヤキなど色合いの違う幾つかの素材で作ってもらう。杢の綺麗な花梨材のものなんかもいいかも知れないな。5つ作ってもらうとして、500万円くらいで出来るだろうか。

今日の1枚は、落ち葉と冬の森。

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RED BULL MINI

 自宅のトイレでR25を眺めていた。表紙の裏に何故かRED BULLの広告があるのを見つけた途端、忘却の彼方へと追いやられていた、とある記憶が鮮やかに蘇った。

 その記憶とは、年末に東京都下某所を歩いていた私の脇をRED BULLのカンを背負ったMINI(先代のニューMINIだ。って、ナントも妙な言い方だ)がゆっくりと通り過ぎて行ったというものである。オリジナルMINIにあったピックアップのように後ろ半分を改造した先代のニューMINIの偽荷台から運転席の屋根にかけて、ドデカイRED BULLのカンを斜めに載せてあるのだ。

 こんな恥ずかしいクルマを、一体全体どんなヤツが運転しているのかと思って運転席をチラリとのぞいてみたら、紺の三つボタンのスーツをきちんと着込んだ30代半ば程の男だった。いくら仕事とは言え、郷秋<Gauche>だったら、恥ずかしくてとてもとてもあんなクルマを白昼堂々と運転することは出来ないぞ。そうは言っても、実際に仕事だと言われれば乗っちゃうんだろうなぁ・・・。トホホ。ところで、RED BULLってホントに日本で売っているんですか?


 今日の1枚は、ポツポツと言わず咲き出した梅。これは日曜日に撮ったものですが、工夫をすればそれなりに絵になるほどの花が咲き出していました。今年は久しぶりに湯河原の幕山に梅見に行って来ようかと思っている郷秋<Gauche>です。もちろん仕事をサボって平日に。
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ひどい話だ

 Yahoo!New(時事通信1月23日6時3分配信)によりば、今年10月にペンタックス経営統合する予定のHOYAの鈴木洋代表執行役最高経営責任者が、都内で開催された決算説明会の席上、出席者の質問に答える中で「リターンが出ず、転売した方が価値が付くならば、転売する形もありうる」と、発言したというのだ。

 「利益が出ないなら売り飛ばすぞ」と言うことだ。両社の経営統合の合意がなされたのが昨年の12月21日。そのわずか1カ月後、実際の合併予定の8カ月も前にこの発言って、ひど過ぎないか?ペンタックスの役員・従業員の皆さんは、さぞかし腹立たしい思いでいることだろ。

 こんなことなら、大手デジタルカメラメーカーの一角でありながら、高価格であり高収益が期待できる一眼レフタイプの製品を持たないカシオとの経営統合を目指した方が良いのではないかと郷秋<Gauche>は思う。

 こんな筋書きはどうだろ。
 カシオはコンパクトタイプデジタルカメラではキヤノンに次ぐ第2位の座を確実なものにしているが、売れ筋モデルの価格は3万円半ばであることから、台数は出ても収益はそれ程大きなものとならない。しかも、せっかくカシオのデジタルカメラを購入してもらっても、更に高級機種つまり一眼レフタイプを購入したいと思ったユーザーは、ニコンやキヤノンにいてします。いつまでたってもカシオは入門と通過のブランドのままである。

 カシオとペンタックスが経営統合し、カシオはペンタックスが持つDSLR技術に得意のローコスト、大量生産技術を導入し、入門クラスのデジタル方式一眼レフ(DSLR)をラインナップする。カシオブランドだけれど、レンズマウントはもちろんペンタックスの現行マウント(ペンタックスバヨネットKAF2)。

 ペンタックスブランドは、カシオブランドDSLR卒業生のための高級路線にシフトし、ニコンD200クラス以上の中~上級クラスのDSLRに専念する。もちろんカシオお得意のローコスト、大量生産技術を導入し生産コストを下げることによって1台当たりの収益率は上昇する。レンズマウントが共通だからカシオDSLRユーザーはスムーズにペンタックスDSLRに移行できる。ペンタックスDSLRユーザーがサブカメラとしてカシオDSLRを購入することも、もちろんありだ。

 カメラ・写真入門者のためのカシオブランドコンパクト --> 本格的写真入門・初心者のためのカシオブランドDSLR --> プロ・ベテラン写真愛好家向けペンタックスブランドDLSR、という流れだな。経営統合したからと言って無理にブランドを統合する必要はない。カシオにはカシオのブランドイメージとファンがいて、ペンタックスにペンタックスのそれがある。それを生かしてモデル展開していけは、両ブランドを合わせより多くのファン・ユーザーを取り込めること、必至である。

 ペンタックスよ、今からでも遅くはない。HOYAとの経営統合を白紙に戻し、カシオとの経営統合を検討してはどうだ。もし、カシオとの経営統合推進担当役員として郷秋<Gauche>を迎えたいというのであれば、組織に縛られずに自由に仕事をするのが似合いの郷秋<Gauche>ではあるけれど、一肌脱ぐのもやぶさかではないぞ。


 今日の1枚は、桜の倒木に生えていたキノコ。一見グロテスクなようで、良く見ると実に素晴らしい紋様です。
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創作中

 メガネを創作中、ではなく捜索中です。確かに帰って来る時にはメガネをしていました。ちゃんとクルマを運転してきましたから。でも、ないんです。自分の部屋にもリビングにも。郷秋<Gauche>は近眼です。ですからメガネは当然近眼用です(ここ、強調)。デスクワークの時には必要ないのですが、クルマの運転には必要なんです。

 免許の条件等にも「眼鏡等」としっかり書かれています。書かれていたって、見えりゃいいんですが、裸眼だと0.3程ですので、夕方以降は特に怖くて乗れません。どこに行ったんだろう・・・。見つからなかったら明日仕事にいけません。困った。おっ、クルマの中に裸眼0.5当時に作ったメガネが入っていたような気が。最悪、この手だな。

[23日夕刻追記]
 今朝になって、メガネは無事に発見されました。「仕方がない、裸眼0.5当時のメガネで行くか」と306の運転席に座ったら、なんと助手席との間の小さなトレイの上に置いてあるではないですか!誰ですか、こんなところに私のメガネを置いたのは。悪戯にも程がある!!
 皆様には、大変お騒がせし、またご心配をお掛けいたしましたことを心よりお詫び申し上げますです、はい

この季節、常緑樹の青々とした姿を見つけると、やっぱりほっとしますね。
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ロン・デニス、禁酒令を発す

 マクラーレンのチーム代表であるロン・デニスが、「われわれチームのドライバーが口にするアルコールは、レースの後のシャンパンだけでいい」と、自チームのドライバーに「禁酒令」を出したらしい。

 「レースの後のシャンパン」と言うことは、毎レース表彰台にあがるつもりだぞ、今年のロンは。でも待てよ。マクラーレンには2006年からジョニー・ウォーカーがスポンサードしていたはず。シャンパンだけじゃまずいんじゃないのか?

今日の1枚は、冬の畑。左手低い裸木は桑のようですね。

☆☆☆

 今日、恩田の森で撮影した写真をこちらに掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
恩田Now 
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引き継がれる名前

 「月光」がインクジェットプリンタ用紙で復活する。三菱製紙がモノクロ専用のインクジェットプリンタ用紙「月光」を開発し、3月に第1弾を発売するようである。月光は三菱製紙が販売していたモノクロ印画紙のブランド。フィルム写真離れから惜しまれながら昨年3月に製造販売中止となっていたものであったが、その「月光」の名前がインクジェット用紙として復活する。

 郷秋<Gauche>はGEKKO(印画紙の箱には「月光」ではなくGEKKOと書かれていたように記憶している)も使ったけれど、フジブロの方が多かったかな。オリエンタルも少し使ったような記憶。でも、一番多かった組み合わせはPENTAXのSP/SL、TRY-X、D76、フジブロ、コレクトール。フィルムはイルフォードがポートレートに向いていると勧められて二缶(30ftの長尺)ほど使ったことがあったけれど、いつもはTRY-Xを使っていた。

 そう言えば、富士フイルムのカラーリバーサルフィルムの定番、Velvia(ベルビア)が、ビルの名前になるらしい。「ベルベットのような高い質感のスペース」という意味を込めてフィルムと同じ名前をつけたようである。

 富士フイルムの本社は現在西麻布にあるが、1949年から1969年までは銀座に本社を構えていたようで、その跡地に建設していたビルに「銀座Velvia(ベルビア)館」と名づけることを決定したとのこと。詳しくはこちらを参照頂きたい。

 ところでこのビルって、昨年6月末に撮影して、7月1のblogに掲載したこのビル(ただし建設中)のことじゃないかと思うんだけど、どうだろう。フィルムとビル、どちらが後まで残るのかは別にしても、いい名前を付けたものだ。



 3日間ご覧いただいてきたものの全体像がこれ。既にお気づきの方も多かったかと思いますが、ギリシャ・ヘレニズム期の傑作といわれる「サモトラケのニケ」。もちろんルーブルにある本物ではなく石膏生のレプリカです。
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頑張る同業

 皆さんご存知の通り、(新聞の)全国紙には本体よりも多いんじゃないかと言うほど折り込み広告が入ってきます。でも地元紙(もちろん神奈川新聞のこと)の方には多くても3、4枚です。で、今日も地元紙の折り込みもやっぱり3枚。ひとつはマンションの広告、もう一つがスポーツクラブ。定番です。で、で、もう一枚が今まで目にしたことがないちょっとビックリの広告なんです。

 なんと銀座コージーコーナーのものなんです。B4カラー両面刷。1/19~1/28まで「苺まつり」で10%OFFだそうで、対象となる76品の小さな写真と通常価格、「苺まつり」期間の特別価格が載っています。苺がたっぷりのっている「ナポレオンパイ」が通常税込価格609円が549円とか、定番の銀座シュー(バニラ)ジャンボシュークリームが通常税込価格105円が95円!てな具合です。時節柄、バレンタインデイ用のチョコレートの紹介もありますが、こちらは割引対象外です。「生チョコ“銀座のレンガ”は525円です。昨年いただきましたが、これはなかなかいけました(実は郷秋<Gauche>、チョコ好きなんです)。

 まっ、チラシの中身はどうでもいいんです。今日の本題は、今まで見たこともない銀座コージーコーナーのチラシがなぜ入ってきたのかと言うことなんです。そう、勘のいい“郷秋<Gauche>の独り言”ファンの諸兄諸姉はもうお気づきですね。不二家が洋菓子類の販売を中止しているからなのです(生菓子以外の商品も販売店の撤去拡大中)。他人の不幸につけ込んでとは思いたくないですね。

 洋生菓子の販売を中止する同業がいることで消費者が不便な思いをしないよう、肩代わりしてあげようと言うことなのでしょう。業界として、洋生菓子離れを防ぎたいと。全部で何店舗あるのかわかりませんが(ちなみに長津田とつきみ野にはありますが、郷秋<Gauche>最寄の青葉台にはない)、首都圏の電車路線の略図にコージーコーナーの店舗を加えた図がちゃんと掲載されていました。

今日の1枚は「首」、が無い。
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徒歩で出勤

 阪神大震災から12年の昨日、郷秋<Gauche>が住む横浜市では市の全職員(教員などを除く約27,000名)が、徒歩でそれぞれの職場に出勤したらしい。交通機関が使えない場合に備えて、出勤経路を確認するのが狙いと言うことで、通常の出勤時刻よりも早い7時30分に各職場に集合したとのこと。結構なことである。

 でもだ、もし横浜の山手の奥の奥に住んでいる郷秋<Gauche>が中区の市役所に勤務していたとしたら、午前零時に出発しないと7時半には着けないぞ。ホントに27,000人がそんなことしたのか?ちょっと怪しいぞ。

 怪しい根拠はまだある。「訓練に参加した男性職員(27)は、革靴をスニーカーに替え、最寄駅から市役所までの約5キロの距離を歩いた。」と、18日付けの神奈川新聞(20面)にはある。もし、ホントに全員が自宅からそれぞれの職場まで歩いて出勤したのならば、最も長い距離を歩いて出勤した人のことを紹介するのが「報道の務め」と言うものだろ。それに「最寄駅から」とはどういうことなんだ?自宅から最寄駅まではどうしたんだ?歩いて出勤したのならば「最寄駅から」ではなく「自宅から」ではないのだろうか。まぁ、愛すべき神奈川新聞だから、この程度のことは良いとするか。

 しかし、実際に大地震が起きた時には、たとえば夜中にあったのだとすれば、公務員の皆さんは確かにすぐさまそれぞれの職場に参集することが必要だろう。逆に、昼間の地震だったとするならば、会社・学校から自宅まで歩いて帰宅しなければならないということになるわけだ。会社や学校(特に遠方からも児童・生徒が通学している私立学校)は、社員や子供たちが自力で帰宅する訓練も必要なのではないだろうかと思う郷秋<Gauche>である。

 ちなみに、毎週末恩田の森を10km程歩いている郷秋<Gauche>にとっては、オフィスまで、あるいはオフィスからの片道5Kmは、文字通り朝飯前の距離である。

今日の1枚は、「脚」。
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大江戸えねるぎー事情

 1月4日に書いた記事に対するコメントでビートニクさんが書かれ、shinoさんが書名・出版社名を教えてくださった「大江戸えねるぎー事情」(石川英輔著、講談社文庫、税別533円)が届きましたのでさっそく読み始めました。

 なかなか面白いです。江戸は野菜の一大消費地であり、江戸近郊(渋谷や原宿あるいは練馬辺りのことだ)では野菜生産が盛んであったが、野菜作りに必要な肥料は、その野菜を食べた江戸市民が排出したし尿であり、天秤棒の両側に吊るした肥桶には化学肥料の硫安に換算すると3Kgにも相当する窒素分が含まれていたことなどが、実にわかりやすく解説してあります。

 お江戸の家々から何がしかの金(かね)を取って引き取ったし尿を江戸近郊の農家に肥料として販売していた肥やしの運び屋が大儲けしていた話は別の本で読んだことがありましたが、「大江戸えねるぎー事情」ではすべてが数値として示されていますので、当時の生活・産業のすべてがいかに省エネルギー、エコロジカルなものであったかが大変良くわかります。1993年7月15日1刷発行ながら2003年8月8日の13刷が今でも新書として入手できるロングセラーです。面白そうな記事の紹介が、しばらくの間このblogにも登場する可能性大であることを予めお知らせしておきます。

今日の1枚は、「翼」。
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