徒歩で出勤

 阪神大震災から12年の昨日、郷秋<Gauche>が住む横浜市では市の全職員(教員などを除く約27,000名)が、徒歩でそれぞれの職場に出勤したらしい。交通機関が使えない場合に備えて、出勤経路を確認するのが狙いと言うことで、通常の出勤時刻よりも早い7時30分に各職場に集合したとのこと。結構なことである。

 でもだ、もし横浜の山手の奥の奥に住んでいる郷秋<Gauche>が中区の市役所に勤務していたとしたら、午前零時に出発しないと7時半には着けないぞ。ホントに27,000人がそんなことしたのか?ちょっと怪しいぞ。

 怪しい根拠はまだある。「訓練に参加した男性職員(27)は、革靴をスニーカーに替え、最寄駅から市役所までの約5キロの距離を歩いた。」と、18日付けの神奈川新聞(20面)にはある。もし、ホントに全員が自宅からそれぞれの職場まで歩いて出勤したのならば、最も長い距離を歩いて出勤した人のことを紹介するのが「報道の務め」と言うものだろ。それに「最寄駅から」とはどういうことなんだ?自宅から最寄駅まではどうしたんだ?歩いて出勤したのならば「最寄駅から」ではなく「自宅から」ではないのだろうか。まぁ、愛すべき神奈川新聞だから、この程度のことは良いとするか。

 しかし、実際に大地震が起きた時には、たとえば夜中にあったのだとすれば、公務員の皆さんは確かにすぐさまそれぞれの職場に参集することが必要だろう。逆に、昼間の地震だったとするならば、会社・学校から自宅まで歩いて帰宅しなければならないということになるわけだ。会社や学校(特に遠方からも児童・生徒が通学している私立学校)は、社員や子供たちが自力で帰宅する訓練も必要なのではないだろうかと思う郷秋<Gauche>である。

 ちなみに、毎週末恩田の森を10km程歩いている郷秋<Gauche>にとっては、オフィスまで、あるいはオフィスからの片道5Kmは、文字通り朝飯前の距離である。

今日の1枚は、「脚」。
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