20年

 アイルトン・センナ・ダ・シルヴァ。そう、あのセナのことだ。早いものでそのセナが死して明日で20年。セナ以降、ミヒャエル・シューマッハ、セバスチャン・ベッテルといった素晴らしいドライバーが誕生してはいるけれど、セナほどまでに愛されたドライバーはいない。アイルトン・セナ。それは空前にして絶後、不世出のドライバーなのである。

 「恩田の森Now」
  27日に撮影した写真を4点掲載いたしております。春から初夏へと移りゆく森の様子をどうぞご覧ください。http://blog.goo.ne.jp/ondanomori/

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ロバート・キャパ展

 恵比寿の東京都写真美術館で行われている「101年目のロバート・キャパ」展を見て来ました。ここ1年の内にキャパに関する本を数点読んでいましたので、それらの中で扱われていたの作品が、この展示会でどのように扱われているのかが興味の中心でしたが、ひと言で云えば「淡々と」でした。それはそうですね。少なくとも都営の美術館で特定の意思(方向性)を持った展示は出来ないでしょうから。キャパ展については近いうちに少し書いてみたい気がしますが、そんな時間があるか知らん。


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野菜の花

 郷秋<Gauche>は野菜の花が好きだ。美しさだけで云えば、もともとの美しさに更に磨きをかけた花はいくらでもあるが、郷秋<Gauche>は素朴な野菜の花が好きだ。ジャガイモの花はまるで「星の王子さま」が立っている星のようにユニークだし、豌豆の花は鑑賞だけのための花にも劣らない程美しい。南瓜の花は丸々とした熊蜂を包み込む優しさ、茄子の花は高貴な紫。大根の花は肝心な部分が既に食べられない時期になって咲くからか、ちょっと切ない。美しいだけでなく、その多くは花の後にたわわに実った実で私たちを育んでくれる。私たちに食べられてしまうと云うのに美しく咲く花が健気で愛おしい。


 と云う訳で今日の一枚は、郷秋<Gauche>がもっと美しいと思う野菜の花、豌豆の花。

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  19日に撮影した写真掲載いたしております。春の色が濃くなる森の様子をどうぞご覧ください。27日に撮影した写真の掲載はいましばらくお待ちください。http://blog.goo.ne.jp/ondanomori/

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長実雛芥子

 ナガミヒナゲシ。ケシ目ケシ科ケシ属。地中海沿岸が原産。漢字で書くと長実雛芥子となります。名前の由来は花の後に出来る実が長細いことから。この長細い実の中に1000個近い種が入っています。1961年に東京・世田谷で自生しているのが確認されて以降すさまじい勢いでその生息域を広げ、今ではこの季節になると全国津々浦々(沖縄や北海道はどうでしょうか?)の道端やコンクリートの隙間、空き地、畑の隅で見かけるまでになっています。

 なかなか愛らしい姿で観賞価値があることから咲いている時に抜いてしまおうとする人は少ないと思うのですが、はびこる外来種であり在来種を駆逐しかねないと危惧されている厄介者でもあるのです。草丈は生えたその場所の条件により15センチから50センチとまちまちで、草丈に応じて花弁の大きさも変わります。その土地に自在に適応する能力を持っていることもこれほどまでに勢力を広げることが出来た要因でもあるようです。

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カモミール


2、3年前にいただいて来て玄関先に植えたのですが、種が零れているようで何もしないのに毎年同じ場所で咲いてくれます。山法師の下の二輪草はそろそろ花が終わりそうです。葉もなくなるとどこにあるのは判らなくなってしまうので、毎年今の時期に周りの土を起こして落ち葉を入れて戻しておきます。根が伸びやすいようにと考えての事ですが、それが良いのかどうか、年々生育域が広がって来ています。

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  19日に撮影した写真掲載いたしております。春の色が濃くなる森の様子をどうぞご覧ください。今週は明日の撮影を予定でおりますのでいましばらくお待ちください。
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ライカからノンレフレックス機が登場

ライカがノンレフレックス(所謂ミラーレス)機、ライカTを正式発表。イメージセンサーはAPS-Cサイズで1,630万画素のCMOS。マウントは新開発のライカTマウント。ボディと同時に標準ズームレンズと単焦点23mm F2、外付けEVFを発表。ボディに標準ズームとEVFを揃えると、締めて483,000円。「写真を撮る喜びを追求できる新しいカメラシステム」だそうです。写真を撮る喜びを感じたい方、どうぞご購入を!

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樹木の図鑑


 樹木をご専門とされているY先生から、先生が監修された図鑑「日吉の丘公園 植物図鑑 ―木本編―」を頂きました。樹木の図鑑は既に何種類か持っていますが、これは実にコンパクトで散歩の時にジーンズのお尻のポケットに入れて持って行く事が出来る程です。

 もう一つ大きな特色があります。それは、タイトルにもある通り、東横線日吉駅近くにある「日吉の丘公園」で見ることの出来る樹木だけが掲載されていることです。特定の地域、しかもごく狭い範囲に生えている樹木だけを対象にした図鑑は珍しいのではないでしょうか。漢字にはルビが振られ小学校4、5年生ならば十分理解することが出来る工夫がされているのも素晴らしい事です。

 同じ横浜の里山「恩田の森」を「自然スタジオ」と称して毎週歩いている郷秋<Gauche>としては実に親近感を覚える図鑑です(^^)。全部で70種程の樹木が掲載されていますが、公園として整備されて以降に植栽されたものも含まれているとは云え僅か2.7haに70種の樹木とは、里山の生態系の豊かさに驚かずにはいられません。

「日吉の丘公園 植物図鑑」 ―木本編―
2014年3月28日 初版第1刷発行
制作・編集、発行:特定非営利活動法人 自然への奉仕者・樹木医協力会
本体価格:1000円

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桜もお終い


 先週の土曜日に撮った、恩田駅前通りの街路樹になっている八重桜。桜は種類も多くその姿も開花時期もまちまち。染井吉野の開花だけが今か今かと注目を浴びるのは、郷秋<Gauche>としては大いに不満だ。染井吉野の良さを否定するつもりはないけれど、桜の花は種類ごとにそれぞれに美しいのであって、染井吉野だけが美しい訳ではないのだ。

 染井吉野は咲いている時の美しさは無論だが、むしろその散り際の思い切りの良さが日本人の心に訴えるのだろうと思う。辺り中の染井吉野が一本残らず一斉に咲いて一斉に散る、その有り様が、同質性を特に重要視する少なくとも今の日本人の気質にも良く合っていることからこれほどまでに受け入れられているのだろう。

 へそ曲がりな郷秋<Gauche>としては、桜より梅、染井吉野より枝垂れ桜であったり山桜であったり八重桜であったりする方が好みであったりするのだが、同質性を否定しがちなその指向は、染井吉野を愛で、良しとする大多数の日本人からは変人扱いされる要素の一つとなっているのだろうな。

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次期政府専用機はボーイング777に

 2019年(平成31年)に現在のボーイング747-400を退役させることが既に決まっていましたがその後を継ぐ機種が、どうやら同じボーイングの777型機になりそうだとの報道。

 現在の政府専用機であるボーイング747-400は1991年(平成3年)に導入されているから既に23年を経てはいるが、アメリカ大統領の専用機たるエアホースワン、747-200は更に古く、航空機関士を必要とする今どき珍しいとも云える機種である。アメリカ大統領の専用機よりも新しい日本の-400(だっしゅよんひゃく)を退役させるのは、ANAとJALが共に自社フリートから747を退役させ、今後長期にわたり747のメンテナンスを継続することが困難なためである。

 そこで政府は747-400を2019年に退役させて新しい専用機を導入することを決めていたのだが、機種の選定には時間がかかり、ここに来てようやくボーイング777にすることを発表したのである。選定途中では純国産とも云われるほど日本の製造担比率の高い787も検討されたものと思うが、機体がやや小さいことから脱落、777よりも新しいエアバス社のA330も検討されたものと思うが「日米同盟」と云う政治的配慮のもとに却下され777に落ち着いた模様。

 ひと口で777とは云ってもいろいろあるのだが、きっと300ERなんだろうな。しかしその777、初飛行が1994年だから現時点で既に20年を経過しており、実際に導入される2019年には初飛行から25年を経過したモデルとなるのだが、その辺りの問題はないのだろうかと、少々心配になる郷秋<Gauche>であるぞ。もっとも、米軍のB52に至っては初飛行から62年、実戦配備から数えても59年を経るのにいまだに現役である。初飛行から25年など「はな垂れ小僧」と云う事なのだろうか。

 ヨーロッパあるいは北米東海岸まで一気に飛ぶことの出来る政府専用機としてはボーイング777-300ERが相応しいと云えるとしても、日本国内あるいは3~4時間の飛行時間の東アジア各国に出かけるのに、いつもいつも777が必要なのかと云えば、否、である。用途と距離に応じて小型機を使うのが「お利口」と云うものだ。そう云った用途には純国産のMRJがピッタリ。ぜひとも近距離用政府専用機として10機くらいは「MRJ-BBJ」を導入てし運行、同時に日の丸ジェット旅客機のセールスプロモーションにも務めてもらいたいものである。

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レンズキャップって、そんなに大切ですか?

http://www.gizmodo.jp/2014/04/post_14417.html

 レンズキャップって、こんなことしてまで失くさないようにする程大切なものですか?そもそもそんなに頻繁に外したり着けたりするものですか?

 郷秋<Gauche>は、カメラバッグからカメラを取り出して撮影が終わってバッグにしまうまではずっと外したままです。そしてキャップはバッグの中。大体、カメラを肩に掛けあるいは首からぶら下げていても、キャップを着けていたのではせっかくのシャッターチャンスを逃してしまうではないですか。カメラをバッグから取り出している時、つまり臨戦態勢の間はずっとキャップは外しておくのが基本です。拳銃を手に持っている時にはすぐに撃てるように安全装置を外しておくのと同じです。って、拳銃なんて持ったことないけど(^^;

 郷秋<Gauche>は、レンズキャップは付けない代わりにレンズの保護フィルターは常用しています。値段はピンきりですが、悪影響を出来るだけ排除するために上等なコーティングが施された、割と高価なものを着けています。その上でフードも必ず装着します。これでうっかりレンズを指で触ってしまったり物が当たってしまったり(郷秋<Gauche>の場合、木の枝がぶつかったりします)、フィルター枠をぶつけて変形させてしまう事が無くなります。

 プロは、悪影響があるから保護フィルターは付けるなと云いますが、「この写真、レンズに保護フィルターを付けていたでしょう」とわかる人は、まずいません。上質なコーティングが施された保護フィルターであれば、まず心配ありません。それよりもレンズ前玉に傷や汚れを付けてしまうのを避けるべきです。プロは予備のレンズも持っていますし経費で修理もできますが、アマチュアはそうはいきません。清水の舞台から飛び降りる覚悟で買った70-200 F2.8ならなおさらです。

 と云う訳で、レンズキャップなんてどうでもいいから、保護フィルターとフードを着けましょうと云う郷秋<Gauche>からのお願い?でした。


 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、レンズ保護フィルター&フード付きで撮った花水木。1912年に当時の東京市長であった尾崎行雄がワシントンDCへ桜(染井吉野)を贈った返礼として、1915年に贈られて以降日本で広まったと云われ、いまでは街路樹や庭木としていたるところで目にすることが出来る。花弁のように見えるのは実は総苞。紅葉も美しい。上の写真は我が家の庭のもの。

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純国産次世代ジェット戦闘機「心神」が年内にテスト飛行

 ごく一部の国で実戦配備され始めたばかりのステルス戦闘機が第5世代と呼ばれるもので、心神はその次の世代の戦闘機であるが故に「第6世代」とも呼ばれている。その心神が今年中の試験飛行を目指しているとの報道。
http://toyokeizai.net/articles/-/35849

 心神は「先進技術実証機」であり、これがすぐに量産化されるわけではない。順調に開発が進んだとしても配備されるのは早くても10年後、あるいは15年後である。独自に開発した戦闘機の配備は認めない、つまり自国製の戦闘機を押し付けようとするアメリカの圧力もある事だろう。そもそも15年後に有人戦闘機が必要であるかどうかもわからない。

 しかしだ、考えてみれば造船、自動車、鉄道において高い技術を有する我が国において唯一遅れている高度技術産業が航空機の分野である。民間用旅客機としてはMRJの開発が進んでいるが、自国を守るために重要な戦闘機を完全国産出来てこそ一人前の独立国と云う見方もある。その意味で心神はMRJと共に実に重要な国家プロジェクトと云えるのである。

 戦争のための道具などなくて良い世界が実現されればそれに越したことはないのだが、残念ながらそれは無理。ならば自分の国は自分の手で守らなければならないのである。果たして郷秋<Gauche>は心神が大空を飛びまわる姿を見ることが出来るだろうか。


 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、今が盛りと咲き誇る八重桜。

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 19日に撮影した写真掲載いたしております。春の色が濃くなる森の様子をどうぞご覧ください
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ストラディヴァリウス

 ETVで放送していた「ストラディヴァリウス ~魔性の楽器 300年の物語~」を見ていたら日付が変わってしまいました。昨年秋に放送されたものの再編集版のようでしたが、YAMAHAが開発したと云う、楽器の材料となる木材の経年変化を促進する技術の部分は昨年の放送では無かったような気がします。五明さんが演奏していた最新の技術で製作されたストラドのコピーも素晴らし音色でしたね。と云うは、上質な新作も選択肢と云う事かな?


 今日の一枚は、我が家の花水木。門柱の両サイドに白とピンクを植えていますが、今日はピンクをバックにした白の写真です。

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 本日に撮影した写真は明日掲載の予定ですのでどうぞお楽しみに。http://blog.goo.ne.jp/ondanomori/

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なんだかなぁ・・・

 明日は散歩ができそうなまでに天気が回復しそうなのがせめてもの救い。

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 13日に撮影した写真を掲載いたしております。森で咲く花々をどうぞご覧ください。
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T1B練習機


 月曜日から続いているヒコーキ特集?は今日でおしまい。最後を飾るのは航空発祥記念館に展示されている初の純国産ジェット練習機、T1B。1960年の配備から2006年の全機引退まで実に46年もの長きに渡って中等練習機として活躍したと云うから驚きである。純国産ではあるが開発当時の主力戦闘機F86にどことなく似ているのはご愛嬌か。

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 日曜日に撮影した写真を、掲載いたしております。森で咲く花々をどうぞご覧ください。
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ニコン対シグマ

 数日前に「ニコン対タムロン、タムロンの勝ち!」と云う記事を書いたばかりだが、今日は「ニコン対シグマ」、AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G対50mm F1.4 DG HSMである

 ニコン(Nikon)は昨年10月にAF-S NIKKOR 58mm f/1.4G(実売価格16万5千円程度)を発売している。ニコンはF1.4の標準レンズとしては2008年2月にAF-S NIKKOR 50mm F1.4Gの販売を開始しているので、F1.2ではなく58mm f/1.4Gの登場はいささか驚いたのだが、自社の高い技術力を証明するために出さなければならないレンズであったのだろう。

 その58mm f/1.4G、郷秋<Gauche>などには縁の無い高価格レンズだが、各種のテストの結果を見る限りでは期待を裏切らない高い光学性能を有しているようである。ニコンにはかつてAI Noct Nikkor 58mm F1.2(今でも30万円を超える価格で取引されている)と云う名玉があったが、AF-S NIKKOR 58mm f/1.4Gはこの再来と見ることも出来る。

 さて、AF-S NIKKOR 58mm f/1.4G対50mm F1.4 DG HSMである。価格は16万5千円対10万円で絶対的には高価格だが、二者を比べればシグマが断然安い。安いけれど性能そこそこのサードパーティーから10万円の標準レンズ登場は驚きだが、高性能&高価格のマーケットに打って出たシグマの積極的な姿勢を郷秋<Gauche>は大いに評価したい。

 重さは385g対815gでニコンの勝ち。シグマのレンズは石でも入っているのではないかと云うくらいに重たいのが特徴の一つではあるのだが(ガラスは「石」だから「石でも入っているのではないか」と云う表現は本来オカシイ)、それにしても事実上同じ焦点距離、同じ明るさなのにニコンの倍以上の重さは尋常ではない。ニコンの勝ちと云うよりもシグマの負け。

 デザインは、いかにも高価格のニッコールらしい風格の58mm f/1.4Gではあるが新鮮味には欠ける。シグマは見るから新しいデザインが魅力。取り分けフードを装着した時の姿が美しく、フードを着け状態を前提にデザインしたことが窺われるが逆もまた真なりで、フードを外すと極フツーのレンズである。写真からでは鏡胴やピントリングのラバーの質感までは判らないが、デザイン面で50対50と云うのが郷秋<Gauche>の判定。

 光学性能についてはここでは論じない。写真用レンズとして一番肝心な部分について論じないのは怪しからんと云う方がおられるかも知れないが、そこを論じず、主としてその精神性とデザイン、時にマーケティング面からその優劣を鑑定するのが郷秋<Gauche>的カメラ&レンズ論の流儀なのである。

 さて総合判定はと云えば、これはもうシグマの「勝ち」である。天下のニコンが高価格かつ高性能の製品を開発・販売するのは当たりまえ。対するシグマは、ボディは買ったけれどレンズにまでは予算が回りかねると云う方を主たる顧客として安くて性能も「そこそこ」のレンズを提供してきたメーカーだが、そのシグマがこのところ矢継ぎ早に高性能・高価格なレンズを登場させている。その積極的な姿勢のポイントが高く、ここではシグマの勝ちと判定した。

 出来ることなら両社のレンズと手持ちにNikkor 50mm f/1.4の違いを愛機D800で存分にテストしてみたいものだが、自前で揃えるなど夢のまた夢(ちなみにシグマのニコンFマウントレンズ発売時期は現時点では未定。常にC社用のマウントの方が先に発売になるのは許せない)。僅かな光学性能の差よりも大きくものを云うのは「うで」だよと何の裏付けもないまま強がる郷秋<Gauche>である(^^;



 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は写真的には昨日の続きで、所沢航空発祥記念館で撮った一枚。かつて本田航空が所有していたセスナT310Q。いま見ても十分以上にスマートな機体なので一瞬ターボプロップかと思ったが、近づいてカウルの外されたエンジンを見てびっくり。何と水平対向6気筒のレシプロでした。ちなみにこのセスナT310Qの解説板付近にはしっかり「ホンダジェット」の解説ポスターが展示されておりました。

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