世界一

 ヒコーキ関係の雑誌を見ていて驚いた。世界でもっとも乗客の多い航空路線は東京-札幌線なんだって。なんと911万人(2004年)も運んでいるらしい。ちょっとびっくり。東京-札幌線は郷秋<Gauche>もつい先日乗ったばかりだけれど、これまでを思い出してみても、確かに多いな。その次が東京-福岡か?

 で、一日に何便数くらい飛んでいるのかといえば、ANAが23便(ADOとの共同運航8便を含む)、JALが21便、そしてスカイマークが9便、合計53便も飛んでいるのだ。往復だと1日に106便!それもほとんどが500人クラスの747、777と言った大型機材を使って運んでいる。

 仮に1便当たりの搭乗者を300名とすると、一日に31,800人、年間だと11,607,000人となるから、年間911万人というのは確かな数字なんだろう。それにしてもこんなに大勢の人が何をしに札幌に出かけるんだ?って、東京から札幌に行くだけじゃなくて、札幌から東京にも来るわけだけど。

 日本国内で考えると、東京-札幌線の次はやはり東京-福岡だろう。こちらはANAが17便、JALが19便、スカイマークが11便の合計47便、往復94便だ。こちらの機材はANAが747と777をほぼ同数(と幾便かを767)としているのに対してJALは747を1往復、767を2往復に使う他は777(200型と300型)を投入しているのが面白い。

 さて、人がA地点からBに点に移動しなければならない時、比較的近ければ鉄道を、そして遠ければ飛行機を使うと言うのが一般的な選択肢だと思うけれど、東京-札幌が511マイルなのに対して東京-福岡は566マイルある。つまり、(東京を基点にすれば)福岡の方が遠いのだ。普通に考えれば東京-札幌よりも東京-福岡の方が航空機需要が多いはずだけれど、それが逆転する理由はやはり新幹線の存在だろうな。

今日の1枚は、まだまだ続く福島の田園風景。
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日産車販売不振

 業績不振からフランスのルノーの支援を受けV字復活したはずの日産だが、7月までの4か月連続で前年の販売実績を下回るなど再び販売不振で陥っているようである。この原因についてカルロス・ゴーン氏は、2006年度上半期に投入した新型車が1車種だけであり、下半期には8車種を投入するので年間販売台数は前年を上回ると話しているようだが、果たしてどうだろうか。

 自動車メーカーにもいわゆる「地元」は存在する。トヨタなら愛知、スバル(富士重工業)なら群馬、マツダなら広島と言った具合だが、同様に日産の地元は郷秋<Gauche>が住む神奈川である。だから、地元の「神奈川新聞」では頻繁にこの日産の販売不振が報じられる。体力のある日産本体はともかく、その下請け各社の経営が大きく圧迫されているからである。

 もともとメーカーと一体になったような形で成長してきた下請け各社であるが、コスト・カッターの異名を取るカルロス・ゴーン氏の日産再建計画により、納入金額の引き下げなどが有無を言わせない形で行われており、その時点で厳しい既に経営状態に陥っていた下請け各社だが、ここに来ての販売不振により人員整理にまで至るところまで出だしているのだという。

 生憎勿論詳しい数字も確たる情報も持ち合わせてはいないが、カルロス・ゴーン氏の日産再建は、有利負債を整理し下請け各社からの納入金額を不条理に引き下げたことにより成しえたものであり、決して魅力あるクルマをつくり、それが売れたことにより達成したのもではないことは間違いないだろう。

 たとえばだけれど、郷秋<Gauche>が欲しいと思うような日産車は、ない。強いて言えばフェアレディZ、スカイライン・クーペ、フーガ程度であろうか。が、いずれも高価であり一般的ではない上に、現実としては経営に貢献しているほど売れてはいない。

 今年度下半期に新型車を集中して投入するから業績は上向く、というゴーン氏に発言に対してもやはり疑問符が付く。新型車が出るのは事実であっても、それは売れると決まっているわけではないからである。果たして魅力ある新型車が登場し、それが売れるのか、日産の経営が再度上向くのか、今年度下半期に注目したい。


 今日の1枚は、凌霄花(ノウゼンカズラ)トロピカルな花姿は熱帯地方のような日本の夏によく似合いますね。
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初めてのおやすみ

 昨年の4月20日オープンして以来492日間1日も欠かさず更新してきたblogでしたが、はじめて4日間のおやみとなりました。北海道に行ってきました。でもずっと札幌で、最終日にちらりと洞爺湖と昭和新山を見ただけでした。夜のすすきのは随分と歩きました。ビールの消費量Upにも大いに貢献しました。白いカレーは札幌プリンスで食べられるようです。でも私は食べている時間がありませんでした。帰りは毎晩25時過ぎ(^^;。札幌は何度行ってもいい街です。住みたい街です。行きは777-300、帰りは767-200でした。札幌も日中は暑かったです。でも日陰はとても涼しく爽やかでした。カメラは持っていきましたがほとんど撮れませんでした。北海道マラソンを生で見ました。大倉山のジャンプ台にも登りました。札幌の街に向かって飛んでいくようで、壮大な眺めでした。昭和新山にはびっくりしました。魚が美味かったです。ジンギスカンも。勿論ビールも!

今日の1枚は、福島の田園風景の続き。
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夏休み

 明日25日から28日まで休載いたします。29日からの再開となりますので、またのお越しをお待ち申し上げております。
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東京ドーム129杯分

 郷秋<Gauche>が飲むのはせいぜい300Lくらいだと思うけど、世界中では東京ドーム129杯分、1億6022万キロリットル(2005年。正確には生産量)も飲まれているんだって。何の話し?って、ビールの話し。

ビール生産量(2005年)
1位:中国 3061万キロリットル
2位:アメリカ合衆国 2307万キロリットル
3位:ドイツ 1055万キロリットル
4位:ブラジル 932万キロリットル
5位:ロシア 892万キロリットル
6位:メキシコ 725万キロリットル
7位:日本 636万キロリットル
8位:イギリス 563万キロリットル

人口(2002年)
1位:中国 13億2000万人
2位 インド 11億人
3位 アメリカ 3億人
4位 インドネシア 2億2000万人
5位 ブラジル 1億9000万人
6位 パキスタン 1億6000万人
7位 ロシア 1億4000u人
8位 バングラデシュ 1億4000千万人
9位 ナイジェリア 1億3000万人
10位 日本 1億3000万人

 勿論輸出ということはあるけれど、ビールは価格の割にはかさばるものだから、そんなに輸出は多くないだろ(日本で売られている海外ブランドビールの多くは日本国内で生産されている。つまりライセンス生産だな)と考えれば、人口の多い国の消費量=生産量が多いだろうことは容易に想像できる。

 ただし、宗教上の理由で酒(アルコール類)が禁じられているとか、嗜好品としてアルコール類を大量に消費できるだけの経済力がないとか、その国独自の酒類の消費が多いなどによっては多少違ってくることはあるだろう。

 だから、日本の10倍以上の人口を有する中国の生産量が5倍でしかないのは経済力の違いと考えられるし、中国に次いで人口の多いインドでビールが飲まれないのは経済力と共に宗教・文化の影響だと考えられる。ドイツは人口が少ない(8200万人)にもかかわらす消費量が多いのはビール王国の面目を施したということだろう。

 日本の場合はといえば、食生活が洋風化され、旧来からある日本酒の消費量減少してきたことと関係があるのだとは思うけれど、人口は世界で10番目だけれどビールの消費量は7番目と、考えてみれば結構なビール消費国とも言えるな。

 いずれにしても、日本人1人当たりのビールの消費量は49L程になるはずだから郷秋<Gauche>は平均的日本人の6倍程(原則的には20歳未満の日本人はビールを飲めないはずだから実質は4~5倍程度か)のビールを飲んでいることになるのかな?つまりは平均的日本人の6倍もの税金を納めているということになる。もっとも所得税の納付額が少ないから同じか。


 今日の1枚は、正真正銘の黄色いコスモス。黄色の鮮やかなこれはイエローガーデンではなくイエローキャンパスか。
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2強体制崩壊か?!

 フェラーリとルノーの話ではなく、今日は、カメラ、しかもDSLR (Digital style Single Lens Reflex = デジタル方式一眼レフ)のお話です。つまり、ニコンとキヤノンが長らく独占してきたDSLR市場にソニーが参入したことで、その2強体制に変化が出てきたというお話です。こちらには、2強体制はすでに崩壊し、群雄割拠の時代に突入しそうだなどと書かれていますが、果たしてそうなのかを、考えてみたいと思います。

 先に紹介したBNCランキングのページをご覧頂くと、現況がよくお分かりいただけることと思います。個々のモデルのデータではなく、ページの下から1/4程のところにあるメーカー別のシェア推移のグラフに注目していただきたいと思います。

 ソニーはα100の販売が本格的になった7月には21.6%のシェアを獲得。オリンパスとペンタックスをあっさりと抜き去りニコンの27.4%に肉薄する第3位のシェアを獲得しています。2強の一角であるニコンが5%程シェアを落としてはいますが、目に付くのは20%と大きく下落したキャノンのシェアです。先のページの上から1/3程のところにある機種別のシェア推移を見れば、その原因がEOS KissデジタルNがα100に「食われた」ためであることが一目ですね。

 面白いのが、7/17にα100のシェアが35%を超えて初期のピークに達した後は急降下し、それに伴いKissデジタルNがシェアを回復してきていることです。車の新車効果は少なくとも数ヶ月は続くものですが、DSLRの新機種効果はわずか数週間しか持続しないようです。今年末まで様子をじっくり見てみたいものです。

 さて、元来SLR (Single Lens Reflex = 一眼レフ。デジタル方式、フィルム方式を問わないこととして話を進めます)は、カメラボディ本体だけではなく、魚眼レンズ、超広角レンズから超望遠レンズといった30~40本ものレンズ、モータードライブ(かつてのプロ用フィルム方式一眼レフの必須アイテム)、ストロボ、接写用装置など、膨大な周辺機器をそろえたシステムをの一部であって、そのシステムを構築してこそはじめてボディ本体としてのSLRが機能するものなのです。

 ですから既存のSLRメーカーは長い年月をかけてそのシステムを構築し、もっとも大きく信頼性の高いシステムを完成させた2社、つまりニコンとキャノンとがSLRの2強として君臨し、多くのプロの写真家、カメラマンに愛用されることとなったわけです。その点ソニーの場合には、新規参入とは言いながらもコニカミノルタのシステムをそのまま引き継いでいますから、SLR事業スタート時点からすでにシステムが完成しているという、これまでには例のない形での参入となっているわけです。

 それがどんなジャンルのものであっても、新規に参入したメーカーの製品といえば、性能・価格・デザインはよいけれど、果たしてその信頼性(故障しないか)はどうなのか、アフターサービスの体制(機械は必ず故障します。故障とまでは行かなくてもカメラは車と同様メインテナンスが必要です)は万全なのかと心配になるところですが、アフターサービスについて言えば、今回のソニーに関してはまずは心配はないと言っても良さそうです。サービス部門までコニカミノルタから引き継いでいますので。

 問題はアフターサービスが必要になる頻度に大きく影響する「信頼性」です。これについてはデータを持っていませんので確たることは申し上げることはできませんが、戦場や宇宙、局地や高山といった過酷な環境、1秒を争い確実な記録を確保しなければならない報道の第一線で半世紀もの間使われ鍛え上げられてきたカメラ(SLRシステム)と、家族旅行のお供と記念写真のためのカメラとの違いがあるのではないでしょうかと言っては失礼に過ぎるでしょうか。

 α100はその性能から言えばなかなかお買い得ですので、いま話題のDSLRを購入したいと思っている方で、SONYブランドに惹かれる方は購入しても後悔することはないと思います。もっとも、その主たる用途が家族旅行のお供と記念写真のためならば、ということですが。「話題の商品だから買う」のではなく、もし、本格的に写真を撮ってみたい、趣味として写真を始めてみたいという方の場合には、さらに先をお読みいただきたいと思います。

 ソニーもこれからα100の上位機種を発売するものと思われますが、2強と呼ばれるニコン、キヤノンのSLRシステム全体とソニーのそれを比較してみて欲しいのです。超広角から超望遠まで、高価だけれど明るいレンズからちょっと暗いけれどお手頃価格のものまで、両社ともにソニーの倍程のレンズをラインナップしています。お望みならば、同じレンズが使えるフィルム方式のSLRもあります(中古も高級機種から普及モデルまで山ほど市場に出ています)。

 最後に、α100をお買いになりたいという方にアドバイス。カメラ、特にSLRはレンズが命です。ですからレンズは最初からよいものを購入することをお勧めします。つま「りレンズキット」と呼ばれるカメラ本体とレンズがセットになったものではなく、カメラ本体とレンズを別々に購入するのです。お勧めのレンズはなんと言ってもCarl Zeiss Vario-Sonnar T* DT 16-80mm F3.5-4.5 ZAです。少々高価ですが、このレンズを使うためにα100を買う、というのもありなくらいのレンズです。DT 18-200mm F3.5-6.3はちょっと暗いですがまずまず。α100に装着すると広角側が多少物足りない感じではありますが24-105mm F3.5-4.5も選択肢に入れてよいと思います。

 こうしてみると最初の1本を選ぼうとすると、ソニーのラインナップがコニカミノルタの資産を引き継いだとは言え、ニコンやキヤノンと比べると見劣りするのがよくわかります。これがプロユースのカメラを長年作り続けて来たメーカーとコンシューマユース中心のメーカーの違いということなのでしょうね。

今日の記事の中で登場したメーカーのWebsiteをご紹介しておきます。既に申し上げましたが、カメラ単体ではなくDSLRとしてもシステム全体をじっくりと比較していただきたいと思います。

ニコン
キヤノン
ソニー

今日の1枚は、福島の田園風景。
Nikon D200 AF-S DX VR Zoom Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G
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VHSの末路

 家庭用ビデオデッキの代名詞でもあったVHSの2005年の世界販売台数が1990年台代初頭の約6分の1の1000万台まで落ち込んでいるという。急速に普及するDVD、HDDレコーダーへと需要が移っているだめだが、中国をはじめとしたアジアのメーカーではいまだにVHSの需要があるようで、DVDとの複合機用に引き合いがあるのらしい。ただし、新規の開発は行わず、既存のユニットを組み込む形での利用らしい。

 この30年間の間に録画、販売された膨大な数のVHSテープ再生のために用いられるようである。VHSからDVDに焼き直すということなのだろうか。それにしてもこれだけ急速にテープからディスクに移行するとなると、今はまだあるVHSの需要もいつまで続くのか、いささか怪しげである。

 ソニーが主導するベータマックスとVHSの熾烈な規格争いをご存知の方は、今ではある年齢以上となってしまったことと思うが、ベータ方式末期にベータからVHSへとせっせとダビングをした経験をお持ちの方は少なくないかも知れにない。技術(画質)的にはS-VHSよりもEDベータの方が優れていたらしいが、ついには本流とはなれないまま姿を消すことになった。S-VHSへの転向を拒み最後のモデルとなったEDベータのデッキを複数台購入した人を知っているけれど、いまはどうしているのかしらん。

 12cmのディスクを使う録画方式もこれからどうなるのか。「このディスクにはこの映画が入っている」というのは実にわかりやすいが、iPOD世代には大容量のHDDに何百本もの映画が入っていても特に不都合は感じないのかも知れないし、それよりも見たい映画はオンディマンドで見られるようになり、個人がライブラリーを持つ必要もなくなってしますのかも知れないな。


 今日の1枚は、黄花コスモス(きばなこすもす)。ちょうど今が見頃のようです。黄色いコスモスという名前が付けられていますが、実際はオレンジ色ですね。本当に黄色いコスモスは別にあります。
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ジャック・ビルヌーヴ

 BMWをクビになった腹いせなのだろうか、ジャック・ビルヌーヴが相手かまわず激しい攻(口)撃を展開している。
ミヒャエルに対して:彼は何度も汚くトリックを使っている。嘘つき。人間としても出来ていない。
BMWに対して:彼らは勝つ気がないようだ。勝ちたいなら僕が必要なはずだ。
クビサ(クビカ)に対して:数レースだけでドライバーの本当の実力がわかるわけではない。だから彼には疑問符が付く。

 ジャック、どうしてそんなことを言う必要があるんだい。君は1997年のワールドチャンピョンじゃないか。みんな君の事を偉大なドライバーだと思っている。君は疲れているんだ。もうそれ以上言うべきじゃない。国に帰ってしばらくゆっくりしたらどうだい。あとのことはそれから考えても遅くはないんじゃないかな。いずれにしても、君はもう何も言わないほうがいい。君はワールドチャンピョンなんだから。

今日の1枚は、福島の田園風景。
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さすがに暑い!

 先週欠場、そして来週も欠場となりますので意を決っして、猛暑の中出かけてきました。さすがに暑かったです。撮影中に水を1Lとビールを0.5L、そして家に帰ってきてからさらに水を0.5L程補給しました。昼食時には梅干を3個食べました。子供の頃の、梅干を食べると日射病にならないと聞かされましたが、要するに塩分の補給なのでしょうね。


 今日の1枚は、角虎の尾(カクトラノオ、別名花虎の尾)。「角」の名は茎が四角いところからでしょう。
 昨日は帰省した折に撮影した田園風景をご覧いただきましたが、今日は恩田の森の花。しばらく交互に掲載していきたいと思います。

 今日、恩田の森で撮影した写真をこちらに掲載しておりますのでぜひご覧ください。
恩田Now 
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教えてください

 実は、数日前から気になりだして、思い出すと気になって仕事も手につかないし夜も眠れないんです。笑われそうなので今まで黙っていたのですが、このままでは睡眠不足で倒れそうなので、恥を忍んで、お聞きしたいと思います。ご存知の方がいましたら、ぜひぜひ教えてください。

 実は、最近いくつかのメーカーが採用している、DSLR (Digital style Single Lens Reflex = デジタル方式一眼レフ)のダスト・リダクションシステムのことなんです。

 撮像体であるフィルムが常に動いて、(通常は)どんなに多くても36コマを撮り終えると新しいフィルト交換されてしまうフィルム方式の一眼レフと違い、DSLRは撮像体(素子)が固定されておりますので、レンズ交換の際にカメラ内部(主としてミラーボックス)に入り込んだゴミや、カメラ内部で発生したゴミ(注1)が撮像素子(実際にはその表面にあるローパスフィルター)に付着すると、いつまでも取れない状態となってしまいます。つまり、写真上(どんな絵柄の写真でも画面あるいはプリント上)の同じ位置にゴミが写ってしますことになります。

 これがDSLRでは結構大きな問題となります、私も時折ミラーをアップしてブロアーでゴミを吹き飛ばしたり、それでも取れないときにはサービスセンターにカメラを持っていって清掃してもらったりしているのです。プロ(注2)や、アマチュアでもヘビーユーザーになるとこれか結構面倒なものですので、気の利いたメーカーは撮像素子を超音波で振動させて付着したゴミを振るい落とす機構を開発し、搭載しているのです。これがDSLRのダスト・リダクションシステムです。

 問題は、振るい落したゴミがいったいどこに行ってしまうのか、ということなんです。いったんは振るい落としたゴミも、カメラ内部のとどまっている限りは、再びローパスフィルターに付着する可能性があります。一体全体、振るい落したゴミはどこに行くのでしょうか。カメラの外部に排出するためのファンがついていたり、電気掃除機のようなゴミパックが装着されていたりするのでしょうか。ファンの場合には逆にそこから内部にゴミが入るのではないかとか、ゴミパックの場合にはゴミがいっぱいになったときには逆流するんじゃないかと思うと心配で夜も眠れないのです。って、私のカメラにはそんなたいそうな装置がついているわけではないのですが・・・。

注1:レンズ交換をしなくてもカメラ内部でゴミが発生します。コンパクトタイプのカメラと違いSLRはシャッター幕やミラーといった可動部分があり、これが動くことにより微小な金属片や塗料のカケラが発生します。一部のメーカーがレンズ固定式のDSLRのメリットとしてローパスフィルターへのゴミ付着がないことをPRしていますが、どんなものでしょうか。
注2:プロが使うカメラと言えば、N社やC社のものというのが世界的な常識ですが、両社ともにダスト・リダクションシステムは採用せず(2006年8月19日現在)、一般ユーザー(標準ズームを付けたきりでレンズ交換の仕方を知らない方も少なくない?)が大多数と思われるO社やP社がこのシステムを導入しているのは興味深い。


 今日の1枚は、田んぼ。先日帰省した折に撮影したものです。実りの時を迎えた田んぼには稲穂が熟すいい匂いが満ちていました。手前の黄色の花は菊芋(キクイモ)。
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電動カート!?

 おいおい、電動カートってなんだ?スーパーマーケットのショッピング・カートの電動版か? はたまたモーターとバッテリーで走るレーシングカートか? ショッピング・カートなら「cart」だし、レーシングカートなら「kart」だ。cartなのかkartなのか、はっきり欲しいものだとこちらを見たら、4-Wheel Scootersなんて書いてある。更にこっちには「電動車いす」なんて書いてあるし。なんのこっちゃい!って、感じだな。

 この手の乗り物では世界シェアの40%を持っている(勿論トップ)スズキでは「セニアカー」と呼んでいる。この名前を聞くと、ははーん、あんな乗り物だなと思い浮かべることが出来るくらいだから、世界トップシェアと言うのは、確かにすごい。ちなみにスズキはセニアカーの他にもモーターチェアカインドチェア(インホイールモーターだ!)と言ったものもだしている。ますます大したものだ。

 で、ホンダの電動カートだか電動車いすだか電動四輪スクーターだか知らないけれど、「モンパルML200」と名付けられた乗り物だが、これが実にカッコいい!何がいいって、やっぱ、前輪の「サイクルフェンダー」でしょう。ステアするとタイヤと一緒にサイクルフェンダーも向きを変える(当たり前か)。これってスーパーセヴンと同じじゃないか。もし、郷秋<Gauche>が自分の足で歩けなくなったら、これだな。決まり!「スーパーヘヴン」ってステッカー張ったりして。

今日の1枚は、鹿の子百合(かのこゆり)。
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蒸し風呂の日々

 ここ数日の首都圏は、気温はそれ程でもないのですが、湿度が異常に高くてまるで蒸し風呂に入っているようです。って、蒸し風呂に入ったことが無いので本当のところはよくわかりませんが。辞書を引くとサウナも蒸し風呂の一種と書いてあるけれど、あれは温度は高いけれど湿度が低いから、湯気で蒸す蒸し風呂とはちょっと違うんじゃないかな?

 どのくらい湿気が高いかと言えば、朝、職場に着いてクルマを降りると一気にメガネが雲ってしまうくらいですから、相当です。同じ暑いのでも、蒸し暑いより気温は高くてもカラリとしているほうが汗もかかないし、多少は快適です。でも明日の天気予報を見ると朝のうちは雨で湿度90%。明日も蒸し暑い一日になりそうです。まっ、一日の仕事とのシャワーとあとのビールがますます美味くなると思えば、ジメジメ、ムシムシも歓迎か?

今日の1枚は、夏の花、木槿(むくげ)。
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前フリなし

 親しい方とのE-Mail、あるいはblogへのコメント書き込みなどの際には、「こんにちは」とか「おはようございます」あるいは「暑い日が続いていますね」とか「お変わりありませんか」といった季節の挨拶やらの「前フリ」なしにいきなり本題に入ることが多いのですが(私の場合、と言うことですが)、そのせいなのかどうかどうか、この頃、電話で話をする時にも「前フリ」なしでいきなり本題に入ってしまうことが多いことに気が付きました。

 ネット上では当たり前になっていても、電話の場合には相手も不快感を持つ場合があるのかな?と、気になって、先ほど友人に電話をかけた時には、言いかけた用件を一旦引っ込めて「元気」とか「仕事、忙しいの」なんてちょっと話をしてから再度本題に入りました。もともと、そんな傾向のあった郷秋<Gauche>ではあるのですが、ネット上のやり取りが多くなるに従って日常の(と言うのか、旧来型のと言うのか)コミュニケーションでもそんな傾向が強くなってきてしまっていたようです。

 コミュニケーションの基本はまず挨拶からなんて言われますが、確かにそうなんでしょうね。決して愉快な話ではなかったとしても、何気ない季節の挨拶や互いの近況を報告しあった後であれば、なんとなく互いの気持ちや思惑を察しあって、話が丸く収まるなんてことも多いような気がします。face to faceであっても電話であってもネット上の会話であっても、基本は同じなのでしょうね。気をつけねば。


 今日の1枚は、初雪草(はつゆきそう)。真夏に「初雪」とは妙ですが、葉の白い縁取りを雪に見立てての命名のようです。暑さの中に涼を求める気持ちからなのでしょうか。目を引くのは「葉」で、その中心にある小さなものが花です。
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飛行機写真

 今回初めて挑戦した飛行機の写真ですが、連載は今日が最終日となります。空港ビルの展望デッキからの撮影ではどうしても撮影パターンは限られてしまいます。出来ればもう少し展望デッキからの撮影を続けながら、他の場所での撮影の研究をしたいなと思ってはいるのですが、うぅ~ん、時間がないかなぁ・・・。


 今日の1枚は、ANA B767-300 (JA8357) ユニバーサルスタジオジャパン特別塗装機、 通称「ウッディージェット」と昨日も登場のANAのボーイング777-281(JA711A)「スターアライアンス」。
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Uターンラッシュ

 帰省Uターンラッシュの中にはまりながら、東北道200Kmを4時間かけて走り、その後の首都高速と東名約80Kmを1時間で通過し先程「現着」しました。やれやれ。ただいまはカベルネ100%、防腐剤なし、ついでにラベルもなしの怪しいワインを飲んで渋滞疲れを癒しているところです。それにしてもこのワイン、ホントに美味いっす。出所はナイショです。

 さて、今日、ビックリしたこと。東北道本線浦和料金所の渋滞が無かったこと。いや、ホントに驚きました。ETC導入以前であれば10Km&30分の渋滞は確実なクルマの量でしたが、料金所通過にかかった渋滞時間は500m&5分程度でしたから、まさにETC効果恐るべし、と言ったところですね。私は勿論、まだまだ付けるつもりはありませんが。

お詫び:帰省中に頂きましたコメント・TBへのRe:は明日以降になりますことをお許しください。そんなこんなで「恩田Now」もお休みさせていただきましたことを、合わせてお知らせいたします。


 今日の1枚は、ANAのボーイング777-281(JA711A)「スターアライアンス」特別塗装機。私はシンプルなこのデザインが好きです。
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